柴犬の留守番はいつからできる?留守番時間や注意点などを紹介
柴犬と暮らしている飼い主さんは「できればずっと一緒に過ごしたい」と思うこともあるでしょう。しかし、共働きの家庭も多く、日頃から留守番をさせなければいけないこともあります。柴犬の留守番はフリーにすべきか、ケージに入れておくべきなのかなど、今回は柴犬の留守番にまつわることを解説します。
柴犬は留守番が得意?
猟犬や番犬として古くから日本で愛されてきた柴犬は、忠誠心があり飼い主さんに対して従順な性格の犬種です。一方で、独立心があり頭も良く、警戒心が強い犬種でもあります。
ベタベタした関係よりも、自分の時間がしっかりあることを好むようです。そのため、しっかりと慣らせば、留守番をさせることに問題はありません。
柴犬が留守番できるのはいつから?
迎えたばっかりの子犬であれば「一匹で留守番させるのはかわいそう」と、一日中付きっきりでお世話をしたくなる気持ちもあるかと思いますが、ずっと付きっきりになると、留守番のしつけが難しくなります。
授乳期が過ぎた生後3カ月程度の柴犬であれば、徐々に留守番のトレーニングをスタートしても大丈夫です。
まずは短い時間から、留守番に慣れさせるようにしましょう。
柴犬の留守番は何時間まで大丈夫?
最近は共働きの家庭も増え、犬の留守番が長時間になるケースも増えています。仕事が忙しく残業になってしまえば、12時間近く犬一匹で過ごしているなんてことも。
留守番に慣れないうちからいきなり長時間の留守番をさせると、犬はストレスを感じる恐れがあります。
一人の時間が好きな柴犬とはいえ、しっかりコミュニケーションをとることが大事。まずは短い時間から徐々に留守番に慣れさせていき、留守番の前後に一緒に過ごす時間をしっかりとってあげましょう。
柴犬を留守番させるときの環境や注意点
ケージやサークルに入れるのか、それとも部屋の中で自由(フリー)にしておくのか、留守番の方法はさまざまです。ご自宅の環境や愛犬の性格に合わせて選びましょう。
寒さ・暑さ対策
留守番時の寒さ対策・暑さ対策も必須です。温度調節ができない環境で長時間留守番をさせることは、犬の体に負担をかけます。
特に夏場は熱中症にならないように気をつけましょう。冬に関しては、寒さ対策に加えて火事にならないように注意する必要もあります。
ケージやサークルでの留守番
「ベッド」と「トイレ」「水飲み」がまとまったケージやサークルで留守番をさせるという飼い主さんが多いのではないでしょうか。犬がくつろげる空間があり、いたずらされる可能性も少ないため、犬だけでなく、飼い主さんにとっても安心できる留守番方法です。
サークルを選ぶときは、柴犬が飛び出さないように屋根があるものを選び、周辺には引っ張りこめてしまうようなものを置かないようにします。
さらに夏や冬は、サークルの中でも自分で温度調整ができるように日陰ができる場所を選んだり、毛布を用意してあげたりと、工夫をするようにしましょう。
クレートでの留守番
サークルより狭くて暗いクレートのほうが安心できる柴犬もいます。とはいえ、トイレの心配もあるため、クレートでの留守番は短い時間だけにしましょう。また、温度調整が難しいため、夏場は日陰に置き外付けの水飲みを用意するなどしておきます。
フリーでの留守番
小型犬というには少し大きな柴犬にとって、サークルやクレートでは窮屈なので、フリーで留守番させているという人も多くいます。フリーの留守番のメリットは、自身で体温調整がしやすい点です。熱ければ日差しを避けて、寒ければ暖かい日向で過ごすことができます。
一方、机やゴミ箱などにあったものを誤飲してしまったり、犬にとって危険の恐れがある場所へ入ってしまったりすることも。
柴犬が届くところに誤飲の可能性があるものは置かないようにし、台所やお風呂場など危険な場所には入らないよう柵を設けるなど、対策をしておきましょう。
留守番後はしっかり運動
運動不足を補うため、留守番以外の時間にはたっぷりお散歩したり、一緒に遊んであげたりしてください。毎日の散歩はもちろん、休日はドッグランなどで思いっきり走らせてあげるとよいでしょう。
まとめ
柴犬は慣れ次第で留守番することは可能です
生後3カ月ほどから留守番トレーニングを開始しましょう
留守番トレーニングは徐々に時間を伸ばすことが大切です
留守番をさせる際は安全な環境を整えましょう
柴犬は、きちんとしつけをすればしっかり留守番をしてくれます。とはいえ、あまりに長時間の留守番が続けば寂しくなりストレスを感じますし、一日以上家を空けたりするのは絶対にNGです。
そんなときはペットホテルやペットシッター、犬の保育園などを利用してみるのも手です。
留守番後には一緒に過ごす時間を作り、たっぷりコミュニケーションをとりましょう。