犬にタピオカはあげないで! 中毒成分はなくても、肥満や窒息のリスクあり

犬にタピオカはあげないで! 中毒成分はなくても、肥満や窒息のリスクあり

大ブームのタピオカドリンク。行列に並んで口にしたという人も多いのではないでしょうか。甘いミルクティーにもちもち食感のタピオカは、癖になる組み合わせですよね。そんな美味しいタピオカをせっかくなら愛犬と一緒に楽しみたいと考える人もいると思います。タピオカそのものに中毒成分はありませんが、犬に与えるのはNGです。その理由を解説します。

タピオカとは

キャッサバ

タピオカは、キャッサバという芋から作られています。キャッサバの実には、「シアン化合物」という有毒成分が含まれているため、生で食べることはできません。

私たちが食べられるようにキャッサバからでんぷんを抽出し、丸い粒になるよう加工したものが「タピオカパール」として販売されています。それを湯で戻すと、よく見る「タピオカ」となるのです。

犬にタピオカを与えるべきでない理由

椅子に伏せる犬

炭水化物・糖分が肥満の原因に

タピオカの原料は芋なので、最も多く含まれるのは炭水化物です。炭水化物は犬にとって大切なエネルギー源ですが、摂り過ぎれば肥満の原因になります。甘いタピオカドリンクごと与えれば糖分の過剰摂取につながりますし、タピオカそのものをシロップで甘く煮ている場合もあります。

いずれにしても、人用に加工されたものは犬の健康にとって害になる可能性があります。犬には与えないようにしましょう。


もちもち食感が窒息・腸閉塞の原因に

タピオカといえば、もちもちした食感が魅力ですが、あの弾力が犬にとっては危険な場合もあります。

私たち人間は食事をするときに咀嚼して食べ物を小さくしてから飲み混込みますが、犬の場合、噛まずに飲み込んでしまうことは珍しくありません。それでなくてもタピオカはあの食感ゆえに噛みづらいため、飲み込んだときに喉につまり、窒息してしまう危険性があります。

また、うまく飲み込めたとしても、体内でつまってしまう可能性も考えられます。タピオカを食べ過ぎた人が病院に運ばれたというニュースを見たことがあるかもしれませんが、人でも腸閉塞になることがあります。犬は人よりも体のサイズが小さいので、そのリスクはさらに高いでしょう。小型犬であればなおさらです。


犬によってアレルギーの可能性

タピオカでアレルギー反応を示す場合があります。タピオカそのものはもちろん、着色に使用されるカラメル色素や着色料代わりのイカスミなども原因となります。

万が一、タピオカを食べてしまって下痢や嘔吐、目の充血といったアレルギー症状が出た場合は、速やかに獣医師に相談してください。


アレルギー用ドッグフードに使われることも

前述の通り、基本的にタピオカは犬に与えないほうが良いとされています。ただし、加工される前のタピオカ粉(キャッサバ由来のでんぷん)はドッグフードに使われることもあります。

これらは、アレルギーがある犬のために作られた特別なフードです。アレルギーが原因で愛犬の食事に悩んでいる方は、獣医師に相談しながら取り入れてみてはいかがでしょうか。

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タピオカのドリンクもNG

タピオカ

タピオカだけでなく、甘いドリンクもNGです。ミルクティーなどのドリンクのほとんどは、糖分がたっぷり含まれているため、犬にとってはカロリーが高過ぎます。さまざまな生活習慣病の原因である肥満につながりかねません。

また、ミルクティーなどに使われる茶葉には、カフェインが含まれる場合もあります。犬がカフェインを過剰摂取すると、最悪の場合、死に至ることもあります。美味しいタピオカドリンクは、飼い主さんだけで味わってください。


まとめ

犬
肥満や窒息・腸閉塞のリスクがあるため犬に与えるのはNG
タピオカ粉はアレルギー用ドッグフードに使われることがある
犬にタピオカを与えるのは、さまざまなリスクがあります。飼い主さんが好きなものを分けてあげたい気持ちはわかりますが、愛犬が健康に長生きできるよう、リスクのあるものはあげないようにしましょう。

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