.jpg)
【獣医師執筆】犬はローズマリーを食べて大丈夫?虫よけや口臭予防のほかにアロマ効果も
ローズマリーは、西洋料理で魚や肉の臭い消しに使われるハーブです。家庭料理に登場する機会も多く、育てやすい品種なのでプランターなどで育てている方も少なくないと思います。そのため、庭で育てているローズマリーを犬が食べてしまった!ということがあるかもしれません。でも安心してください。ローズマリーは犬が食べても大丈夫な植物です。今回はローズマリーに含まれる成分や、犬に与える影響を紹介します。
犬が食べても大丈夫なローズマリーの栄養成分

ロスマリン酸
ローズマリーには、ロスマリン酸という抗酸化作用のある成分が含まれています。これは、ポリフェノールの一種で、アレルギー症状を抑える作用があるといわれています。またロスマリン酸をはじめローズマリーに含まれる数種類のポリフェノール成分は、抗酸化力が非常に強いため、天然の酸化防止剤としてドッグフードに使用されることもあります。ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。細胞膜トラブルの原因となる活性酸素、過酸化物に対抗し守ってくれます。細胞膜が壊れてしまうと皮膚病やガン、消化器疾患などさまざまな病気になってしまう可能性があります。犬へのローズマリーの与え方

ローズマリーを犬に与えるときは、少量をいつものごはんにトッピングしてあげましょう。生のものを消化しやすいように細かく刻んであげるのもいいですが、ドライタイプのものをふりかけてあげるのが簡単です。また体に良い成分があるといっても、基本的には総合栄養食のドッグフードのみで大丈夫です。与え過ぎないように注意しましょう。
ローズマリーは犬の虫よけや口臭予防にも効果的
.jpg)

デンタリン リフレッシュウォーター 250ml
Amazonで見る
Amazonで見る
犬にはローズマリーの精油に注意
すっきりとしたローズマリーの香りは、集中力や記憶力アップにも効果があるといわれていて、その効果を期待し生活に取り入れている人もいます。しかし、気を付けたいのは精油(エッセンシャルオイル)の取り扱いです。エッセンシャルオイルを薄めずそのままの状態で犬の肌に触れてしまったり、舐めてしまったりするのはとても危険なので、愛犬が触れてしまわないよう、保管には充分注意しましょう。
まとめ

ローズマリーには抗酸化作用がある
犬にあげる際には、少量をいつものごはんにトッピングして
エッセンシャルオイルは愛犬の手の届かない場所に保管する
参考文献
獣医師相談のインスタライブ開催中!

ペトコトフーズのInstagramアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛犬のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
アカウントをフォローする