犬の暑さ対策はエアコンなしでは困難?屋内(留守番)・屋外(散歩)の暑さ対策を紹介

犬の暑さ対策はエアコンなしでは困難?屋内(留守番)・屋外(散歩)の暑さ対策を紹介

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犬と暮らす上で、夏の暑さ対策は必須です。犬は暑さが苦手な動物のため、エアコンなしには快適に過ごすことは困難です。留守番時はエアコンはもちろん、エアコン以外にも暑さ対策を取りましょう。今回は屋内・屋外の暑さ対策やおすすめグッズなどを紹介します。

犬に暑さ対策が必要な理由

暑そうな犬

犬は平熱が高く、基本的に暑さが苦手な動物です。

人間は汗をかいて体温調整をすることができますが、犬の汗腺は肉球にしかないため「パンティング(口でハッハッと呼吸をすること)」で舌から熱を逃がし、体温調整をします。

夏は人と同じように考えず、愛犬のための暑さ対策をしましょう。暑さ対策は、飼い主さんの理解と万全の対策がとても重要です。


屋内の犬の暑さ対策4選

寝転ぶチワポメ

  1. 飲み水を多めに用意する
  2. 室温管理をする
  3. 日陰をつくる
  4. 冷却グッズを活用する

1. 飲み水を多めに用意する

飲み水は多めに用意し、いろいろな場所に置いておきましょう。

特にお留守番の時などは自動給水器などを使い、常に新鮮な水がたくさん飲める環境にしてあげるのもよいでしょう。


2. 室温管理をする

高温多湿な環境は犬の熱中症を引き起こすため、室温・湿度はしっかり管理しましょう。

床からの高さによっても温度や湿度が変わってくるため、犬の目線の高さに合わせて調整するようにしてください。

その日の気温に合わせ、クーラーを25℃〜27℃に設定し、冷却グッズなどで犬自身が体温調整ができる環境を整えてあげましょう。


3. 日陰をつくる

夏の日差しは強いため、休憩やお留守番のスペースは日陰につくりましょう。

一緒に冷却グッズなどを置いてあげると、犬は必要な時に自分で体温管理ができるようになります。時間帯によって陽のあたる場所は変わるので、常に日陰のエリアを確保しておきましょう。

4. 冷却グッズを活用する

市販のグッズを利用したり、家にあるもので簡単に作ることができます。

<手作り冷却グッズ>

ペットボトルを凍らせ、タオルで巻いて簡易的な保冷剤代わりの冷却グッズをつくることができます。

また、水に濡らしたタオルを扇風機の前に干して、冷たい風を循環させる方法もあります。

<冷却マット>

冷たさを保ってくれるので、留守番をしてもらう際には特に適しています。犬が自分で体温を調整できるようになるので、一枚は置いておくと良いでしょう。

Mandarine Brothers クールマット
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自動給水器

常に新鮮さを保ちつことができると同時に「お水が足りない」という状況を回避してくれます。

\ペトコトバイヤー愛用/

フィルター式給水器
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夏用ベッド

ふかふかなクッションが好きでも、普通のベッドは夏には暑すぎるかもしれません。そんな愛犬にはパイルや冷感素材のベッドを用意してあげると良いでしょう。

犬の夏用ベッド
STYRIA サマーツイード パイル ペットベッド
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屋外の犬の暑さ対策3選

散歩中のコーギー

  1. お散歩を涼しい時間帯に
  2. こまめに水分補給をする
  3. 背中を濡らして体温を下げる

1. お散歩を涼しい時間帯に

アスファルトの温度は炎天下では50〜60℃にもなります。

炎天下のアスファルトでは犬は肉球にやけどを負ってしまいます。お散歩をする時は、まず最初にアスファルトを触って、歩かせても問題ない温度か確認してあげましょう。

2. こまめに水分補給をする

こまめに水を飲ませてあげられるよう、散歩やお出かけの際には必ず飲み水を携帯しましょう。

コンパクトに折りたためる器や飲み口の付いたボトルなどがあると便利です。

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3. 背中を濡らして体温を下げる

水で体(特に背中)を濡らしてあげると冷却効果があります

濡らすといっても体をびしょびしょにするのではなく、人の手を濡らし、それを犬の体に撫でるように濡らしてあげると良いでしょう。

もしくは、メッシュ素材などの通気性の良い洋服を濡らして着せてあげることもおすすめです。

犬の暑さ対策ができる屋外おすすめグッズ

市販で販売されている冷却グッズはそのほとんどが室内用で、アルミ製のマットやジェルマットは屋外で使用すると逆に熱を吸収してしまいます。

きちんと屋外で使用する用のものを選びましょう

クールベスト

日中お出かけをする際の熱中症予防として最適です。紫外線から守るだけではなく、体温の上昇を抑え、体を冷やしてくれます。

Mandarine Brothers クールタンク
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熱中症チェッカー

犬は自分の体調を訴えることができません。熱中症チェッカーがあると、気が付きにくい体調の変化に先手を打つことができるかもしれません。

ペット用 熱中症チェッカー
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犬は暑さ対策をしないと熱中症になる


犬は暑さに弱く、熱中症になりやすい動物です。

お散歩の時間は要注意

アスファルトなどの地面に近づくほど温度は高くなるため、犬は私たちが体で感じている温度の5〜17℃も高い温度の中で歩いています。

散歩する際は「陽が出ていない時間帯に散歩をする」「なるべく日陰を歩かせてあげる」「こまめに水分補給をさせる」などといった対策をしましょう。

熱中症の症状

軽度〜中程度の症状

  • 呼吸が荒くなる
  • 流涎(よだれを流す)
  • 立ちすくみ、ボーッとしている
  • ふらつく
  • ぐったりして元気がない

重度の症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • チアノーゼ(歯茎が白くなり、舌や粘膜が青紫になる)
  • 痙攣
  • 失神・昏睡状態

重度の症状を呈すると、死亡に至る可能性があります。体温が40〜43℃になると非常に危険な状態です。

犬が熱中症になったときの応急処置

意識がある場合

体温が39℃になるまで流水をかけてください。氷水をあげる飼い主の方がいますが、氷水は逆効果になるため、気をつけましょう。

意識がない場合

すぐに動物病院に連れて行きましょう。その際に、可能であれば気道をふさがないように舌は外に出した状態で運んであげてください。

同時に「首」「脇の下」「股」など、太い血管がある部位にタオルなどで包んだ保冷剤をあて、冷やすようにしてください。このとき、体温が38℃以下になるほど冷やすと逆効果になるため、冷やし過ぎないように注意しましょう。

動物病院に連れていく前に、動物病院へ連絡を入れると救命率がさらに上がります。


犬の暑さ対策でよくある質問

サマーカットのチワワ

留守番時、エアコンはつけっぱなしにすべき?

飼い主さんが管理できない環境下では、エアコンはつけっぱなしにした上で、冷却グッズなどで犬自身が体温調整ができる環境を整えてあげましょう。

サマーカットは必要?

サマーカットには「お手入れが簡単になる」「清潔を保ちやすい」「皮膚病予防になる」というメリットがあり、一方「紫外線の影響を受けやすくなる」「皮膚が傷つきやすくなる」「虫に刺されやすくなる」といったデメリットがあります。

また、サマーカットが向かない犬種もいるため、メリット・デメリットを理解した上で、トリマーさんとよく相談してから行うか判断しましょう。


犬の暑さ対策に保冷剤を使っても大丈夫?

保冷剤は使い勝手がよくとても便利なものですが、犬が誤飲した場合、保冷剤に含まれているエチレングリコールで中毒を起こしてしまいます。

発見が遅れた場合は、数日で死亡してしまうこともあるので要注意です。

エチレングリコールが入っていないものでも、丸ごと飲み込んだ場合、防カビ作用によって体調不良になりやすいため、使用する際は絶対に愛犬から目を離さないようにしましょう。

夏を楽しむために愛犬の暑さ対策を!

海で遊ぶ犬と人

犬は基本的に暑さが苦手な動物です
サマーカットにはメリット・デメリットがあります
犬が自分自身で体温管理ができる部屋作りをしましょう
夏季の散歩は日が落ちた比較的涼しい時間帯に行いましょう
夏の暑さから愛犬を守ることができるのは飼い主さんだけです。

愛犬が快適に元気いっぱい夏が楽しめるよう、本格的に夏が来る前から準備しておきましょう。