猫のタウリン不足に要注意 欠乏症の症状や食ベ物・サプリで補う方法を解説

猫にとって必須アミノ酸の一つとして重要な栄養素である「タウリン」は、魚介、特に貝類に多く含まれている成分です。人間用栄養ドリンクなどにも配合されている成分で、てんかん治療などにも使われることがあります。今回は、食べ物で補う方法や、不足すると現れるタウリン欠乏症の症状、逆に摂り過ぎるとどうなるのかなど、猫とタウリンに関する情報を紹介します。

猫の必須アミノ酸「タウリン」

タウリンは、猫にとって必須アミノ酸の一つです。タウリンは肝臓や心筋の保護、心臓や筋肉、肝臓、腎臓、脳などの意思伝達・調整に関わります。そのため、脳の障がいが原因とされるてんかん治療などにタウリンが使われることもあります(※1)

また抗酸化作用、動脈硬化や貧血、視力の低下などを予防、成長や生殖機能を正常に促す効果が期待できるなど、猫にとって必要不可欠な成分なのです(※2)


タウリン不足で欠乏症の危険

猫にとって欠かせないタウリンですが、猫は体内で必要量のタウリンを作ることができません。そのため、タウリンを普段の食事などで補う必要があります。犬にとっては非必須アミノ酸ですので、ドッグフードには猫が必要なタウリンが含まれていません。キャットフードではなくドッグフードを与えていたり、手作りごはんの栄養バランスが崩れていたりした場合、不足してしまうことがあるのです。

タウリンが不足すると、タウリン欠乏症という危険な病気に掛かることがあるので注意が必要です(※2)


目や心臓に現れるタウリン欠乏症の症状

タウリン欠乏症の代表的な症状は、目や心臓に現れます。目であれば網膜萎縮と呼ばれる症状で、失明する危険があります。また心臓では、心機能が低下し、拡張型心筋症の恐れがあります。

拡張型心筋症では、心筋が薄く伸びることで、血液の循環不全を起こしてしまいさまざまな臓器に影響を与えることとなります。特に心臓に関係する症状は、最悪命を落とす可能性もあり、大変危険です(※3)


猫がタウリンを摂取できる食べ物・食品は?

マグロ

猫がタウリン不足に陥らないためには、普段の食生活に注意する必要があります。総合栄養食としてのキャットフードには猫に必要なタウリンが配合されていますので、適量を食べている限りタウリン不足になることはありません。

ただし、猫によって必要量は個体差がありますので、タウリンが不足気味の場合には、獣医師の指示のもとでパウダーのトッピングなどで補ってあげると良いでしょう。

タウリンを多く含む食材として、マグロサンマなどの青魚やホタテ、アサリなどがあります。

貝類は生で食べてはいけませんので、調理の仕方に注意が必要です。必ず食材ごとに猫が食べても大丈夫なものかを確認してください。


猫用サプリもおすすめ

タウリンが含まれる食材は傷みやすい生ものが多く、また猫に与えるためにはひと手間加える必要があります。毎日のこととなると大変ですよね。そこでおすすめなのが、猫用サプリです。粒状だけでなく、パウダー状に加工されているものもあります。さっといつものご飯にふりかけるだけなので簡単で、猫も違和感なく食べてくれるのではないでしょうか。

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タウリンの取り過ぎ・過剰摂取による副作用は?

タウリン不足が猫にとって危険とは分かりましたが、日々食事やサプリでタウリンを与えていると過剰摂取になるのではと心配する人もいるのではないでしょうか。実は摂取後、不要なタウリンは尿として体外に排出されます。そのため猫にタウリンが不足すると危険な症状があらわれますが、過剰摂取で重篤な症状が現れることはないので、心配しなくても大丈夫です。

とはいえ、タウリンを多く含む食品や初めて食べるサプリにアレルギー反応などを起こす猫もいるので、与え始めてしばらくは様子を気にしてあげてください。気になる症状が現れた場合は、すぐに動物病院に相談するようにしてください。

猫にタウリンが不足しないよう注意しよう

猫にとっては欠かせない成分であるタウリンは、健康のためにはとても大切であるにもかかわらず、体内で十分に生み出すことができない栄養素です。こんなときこそ、頼りになるのが飼い主さん。これを機に、猫の食事を見直してみてはいかがでしょう。「もしかして我が家の猫はタウリン不足かも」と思った場合は、一度獣医師に相談してみてください。

参照


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