雨の日に犬の散歩はすべき?嫌がる場合やおすすめレイングッズも紹介

雨の日に犬の散歩はすべき?嫌がる場合やおすすめレイングッズも紹介

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犬にとって散歩は、とても楽しみな時間です。しかし、雨の日に散歩へ行くと「風邪をひかせるのではないか」「濡れた体を洗うのが大変」と、億劫になる方もいるのではないでしょうか。愛犬が嫌がる場合、無理に行くことはありませんが、運動不足やストレス解消としても散歩は大切なため、レイングッズを活用したり室内ドッグランを利用するなどして雨の日でも楽しく過ごしましょう。

雨の日、犬の散歩に行くべき?

雨の日に犬の散歩に行く人と行かない人の割合

アイペット損害保険が2017年に犬の飼い主さん1077人を対象として「雨の日のお散歩に関する調査」を実施したところ、雨の日でも犬の散歩に行く飼い主さんは、全体の6割を占めました。

この調査における「散歩に行く」には「雨の日が続いた場合は行く」や「雨の程度によっては行く」という条件付きの散歩も含まれています。

愛犬の大きさや飼育環境によって、雨の日に散歩に行く理由に違いがみられることが明らかとなりました。

中・大型犬と小型犬では散歩の優先度が異なる

犬の大きさごとの雨の日に散歩に行く割合

12kg以上を中・大型犬、12kg以下を小型犬で区別し「雨の日に散歩に行くか」という質問をしたところ、中・大型犬の飼い主さんの場合は「天気に関わらず必ず行く」という回答が最も多くなりました。

一方で、小型犬の飼い主は「雨の日は散歩に行かない」という回答が最多となりました。次点で「雨の程度によっては行く」が多いことから、小型犬であっても、少量の雨であれば連れていく飼い主さんが多いことが分かります。

雨の日でも散歩に行く理由

雨の日に散歩に行く理由として、犬の大きさに関わらず一番多かったのは「愛犬のストレス解消のため」というもの。中・大型犬で二番目に多い理由は「愛犬の運動不足解消のため」。

一方、小型犬で二番目に多かったのは「トイレを外でさせる必要があるため」という理由でした。ここでも中・大型犬と小型犬で優先させることの違いが見られます。

雨の日に散歩に行かない理由

雨の日の犬の散歩に行かない理由

雨の日に散歩に行かない理由で最も多かったのは「散歩後のケアが大変だから」というものでした。

そのほか、愛犬のためを思った「愛犬が嫌がるから」「愛犬が風邪を引くといけないから」という理由も一定の割合を占めていることがわかり、愛犬のケアを意識する方が増えているのではないかという見方もできます。

雨の日の愛犬散歩の工夫

雨の日の犬の散歩の工夫

「散歩後のケアが大変だから」と雨の日には散歩に行かない飼い主さんがいるのも頷ける事実ですが、雨の日でも快適に散歩ができるよう、工夫している飼い主さんも多いようです。

雨の日に散歩に行くと回答した飼い主の中で一番多かったのは「ペットに雨よけの洋服を着せる」という方法です。今は犬用のレイングッズも多く売っているため、すぐ実践できそうですね。

そのほか「散歩の時間を短縮する」「ペットの散歩コースを工夫する」という回答もありました。

雨の日の散歩を嫌がる犬もいるため、散歩に出かけることが一概に良いとは断言できません。しかし、工夫ひとつで雨の日の散歩を楽しむこともできそうです。

雨の日に役立つおすすめ犬の散歩グッズ

レインコート

雨で体が濡れると、乾かすのが大変ですよね。また体温を下げないためにも、着ることに慣れてしまえば、レインコートはとっても便利です。

犬用レインスーツ
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レインブーツ

雨の日、困るのが足の汚れ。足を汚れさせないために活躍するのがレインブーツです。砂利道などでは、雨で流れてくる石で怪我を負うことも考えられるので、防具としてもおすすめです。


犬用シューズ4個セット
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レインカバー

急なお出かけは、バギーがおすすめです。Air buggyのバギーは、レインカバーが別売りされているので、雨の日に役立つこと間違いなしです。


AirBuggy for Pet ドームM専用レインカバー
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雨の日の愛犬散歩にまつわるよくある質問

レインコートを着た犬

Q. 犬が雨の日の散歩を嫌がります

雨音や雷の音が苦手な犬もいます。大雨や雷の音がすごい場合は外に出ず、小雨になってから、ゆっくり音に慣れさせてあげることからスタートしましょう。

難しい場合、無理に外へ連れ出す必要はありません。自宅で鼻と頭を使う「ノーズワーク」と呼ばれるエクササイズなどを行うことで、運動不足解消につなげましょう。


Q. トイレはいつも外でしかしません

大雨や雷の時は犬が怖がることがあるので、小雨になってから出かけてあげるようにしましょう。しかし、基本的にはどこでもコマンド一つでトイレができるようにしてあげることをオススメします。

例えば、犬がおしっこやウンチをしている時に「チッチッチ」など統一したコマンドを言ってあげるようにすると「コマンドを言った=トイレ」と犬が覚え、トイレさせたい時にトイレができるようになります。


Q. 雨の日に散歩に行って、犬は風邪を引かない?

犬は雨の日に散歩をして濡れても、風邪を引くことはあまりありません

体の体温が下がり、感染しやすい状況になることは考えられますが、犬の風邪は乾燥した冬場になりやすいものです。しかし、環境の変化により下痢などの体調不良を引き起こすことは考えられるため、雨の日に散歩する場合は、レイングッズを身につけて散歩することをおすすめします。

Q. 老犬でも雨の日に散歩させたほうが良い?

老犬の場合、成犬に比べて体の免疫機能が低く、かつ必要な運動量も少ないため、室内で過ごさせたほうが無難でしょう。

とはいえ、雨が連日続く場合や、老犬とはいえど元気な場合は、本人が運動不足ではないか、散歩に行きたがっているかどうかを見極め、散歩に連れていくかどうか判断してください。

まとめ

レインコートを着た犬

お散歩は運動不足・ストレス解消のためにも必要です
雨の日は「時間短縮」や「コース変更」など工夫しましょう
レインコートやシューズなどのレイングッズを活用しましょう
嫌がる場合は無理に行かず、室内でコミュニケーションをとりましょう

雨の日は散歩にこだわらず、室内ドッグラン施設を利用し、運動不足解消・ストレス発散させたり、室内で一緒に遊ぶ時間を増やしたり、過ごし方は飼い主さんによってさまざまです。

自分たちに合った過ごし方で、愛犬との絆を深めていきましょう。