【獣医師執筆】愛犬のドッグフードの正しい切り替え方|失敗した場合の下痢のリスクなどを解説

【獣医師執筆】愛犬のドッグフードの正しい切り替え方|失敗した場合の下痢のリスクなどを解説

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今回は最新の栄養学をもとに、ドッグフードを変えるときの与え方や注意点についてお話したいと思います。

愛犬のドッグフードの切り替え方が大切な理由

PETOKOTO FOODSと豆柴

ドッグフードを変えると嘔吐や下痢をしてしまったことはありませんか?そして、その原因は新しいドッグフードなのではと心配になったことはありませんか?

よくある間違いなのですが、それは切り替え方を適切にしていないことが原因です。愛犬が長い間、同じフードを食べていると腸内環境がそのフードに適応しています。しかし、新しいフードに一気に切り替えると、腸内が混乱してしまい、適応できず、切り替えに失敗して嘔吐や下痢につながってしまうのです。フードを頻度高くころころ変えることは、腸内環境の混乱につながるため、一定期間は同じフードを与えるようにしましょう。

そのため、ドッグフードを切り替える場合は、注意が必要です。

年齢や犬種ごとに切り替える必要はない

ドライフードを見ると、年齢別・犬種別のフードが並んでいますが、実際は中身に関してほとんど差がありません。基本的には総合栄養食のフードを与えていれば、子犬から成犬、シニア犬(老犬)まで全て同じフードで問題ありません。

毎日ドッグフードを変えるデメリット

毎日ドッグフードを変えると、逆に食べ飽きを起こしやすくなります。そのため、理想は同じブランドの商品で、メニューごとに一定期間与え、AのメニューがなくなったらBのメニューを与え続けてあげると、食べ飽きが少なくなります。

愛犬のドッグフードの正しい切り替え方


新しいドッグフードに切り替える際は、注意が必要です。急に今までのフードから全て切り替えるのではなく、少しずつ新しいフードの量を増やしながら新しいフードに慣れさせることが大切です。初めの6日間は今までのフードを中心に、新しいフードの量を少しずつ増やしながら徐々に慣れさせていきます。



1〜2日目 新規フード25% 既存フード75%
3〜4日目 新規フード50% 既存フード50%
5〜6日目 新規フード75% 既存フード25%
7日目以降 新規フード100% 既存フード0%

ドッグフードを切り替えた後の注意点

1. うんちの変化を見る

ずっと同じだったフードが急に変わるとワンちゃんのお腹がびっくりし、胃腸が過剰に働いて便がゆるく(軟便)なり下痢気味のうんちが出ることがあります。うんちが緩くなったとしても、そのフードが合っていないということでは必ずしもありません。

もちろんフードに含まれる食材がアレルギーを起こし、フードが合わない可能性もありますが、短期的にゆるくなる場合は、フードが「変わったこと」が原因である可能性が高いです。もし3日以上たっても下痢が止まらない場合は、何かしら問題が起きている可能性があるため、かかりつけの獣医師の先生に相談してください。



2. 体重の変化を見る

ドッグフードを切り替えてからもう一つのよくある間違いに、体重の変化があります。フードを切り替えて太った・痩せたので、フードが悪いという声もありますが、フードごとにグラムあたりのカロリーが違うため、必ずパッケージ裏面の目安の与える量を見ましょう。

そして、私たちと同じく、犬にも太りやすい・痩せやすい体質があるため、あくまで裏面の与える量は目安量です。毎月体重を測り、増減に応じて、与える量を調整するようにしましょう。

ドッグフードを切り替える際におすすめのご飯

ペトコトフーズの犬のプレゼントにおすすめのフレッシュドッグフード

犬の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、犬も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。

1. 総合栄養食を適量与える

犬が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。

総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ

犬のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから犬のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。新鮮な野菜を犬や猫に与え続けることで、様々ながんに罹るリスクを軽減することが研究で判明していたり、市販のドライフードを製造する工程の1つである高温加熱処理が、タンパク質の品質劣化を招き、熱に弱いビタミンを破壊し、さらには発がん性物質を生成してしまうことが、研究により判明しています。

そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子犬からシニア犬(老犬)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としても、トッピングとしてもご利用いただけます。

ペトコトフーズの犬のプレゼントにおすすめのフレッシュドッグフード

実際に従来のドライタイプのドッグフードよりも、水分がより多く含まれた手作り品質のごはんを食べている犬の方が寿命が3年も長くなることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。

フレッシュフードと寿命の関係性

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