豆柴はどんな性格?毛色・寿命・カット・しつけ・かかりやすい病気などをトレーナーが解説
豆柴とは文字通り、柴犬の中でも小型なサイズに改良された犬のことを指します。ほとんどの血統書発行団体から犬種として認められていませんが、一部で犬種として認める動きもあります。今回は、その飼いやすさからも人気が高まる豆柴の性格や黒や白など毛色の種類、成犬時の体重やかかりやすい病気、しつけ方、里親などの迎え方、値段などについて紹介します。
目次 [開く]
豆柴の基礎知識
豆柴は柴犬の中でも小型なサイズに改良された犬で、体高はオスが30~34cmmメスが28~32cmとされています。体重は4~6kgほどで、寿命は10~12年ほどと言われています。成犬時でも6kgほどのため、日本の環境で育てやすいと人気の種類です。豆柴の歴史
.jpg)
Photo by ma_metakunさん Thanks!
豆柴は「柴犬が飼いたいけど少し大きくて飼えない」「柴犬の子犬がかわいい!」といったことから小型の柴犬を交配させる形で繁殖され始めました。「小さめの柴犬」が豆柴であるため、一般財団法人「ジャパンケンネルクラブ(JKC)」や公益社団法人「日本犬保存会」は血統書を発行していません。しかし、豆柴として販売された個体が大きく育ちトラブルになるケースが出てきたため、NPO法人「日本社会福祉愛犬協会(KCジャパン)」は2008年から限定的に「豆柴」の血統書を発行しています。
豆柴の特徴
豆柴も柴犬ですので性格や毛色に大きな違いはありません。柴犬は忠誠心のある犬種で飼い主に対して従順です。頭がよく警戒心が強いため飼い主以外の人に対しては懐きにくい犬種です。豆柴の毛色
柴犬は主に3種類の毛色があります。赤毛
赤毛はいわゆる茶色のことで、柴犬の中で最も多い毛色です。
Photo by ma_metakunさん Thanks!
黒毛
黒毛は、目の上部に白っぽい二つの斑点があります。胸元や腹、足の裏側部分と足先、尾の裏側などは、裏白という白毛で、毛色のコントラストは深味があります。
Photo by sorasta_gramさん Thanks!
胡麻
胡麻は、赤毛に黒毛が混ざったもので、黒毛犬と同様の白毛の部分があり、渋みのある黒毛が混ざったもので、黒毛犬と同様に白毛の部分があり、渋みのある毛色です。白毛
白毛は、基本的に全身の毛が白く耳や背中などに茶色の毛が見られます。
Photo by j.boy_masaさん Thanks!
参照:公益財団法人日本犬保存会
豆柴より小さい柴犬?

現在豆柴よりも小さい柴犬が存在します。「極小豆柴」(ごくしょうまめしば)や「小豆柴」(あずきしば)と呼ばれる柴犬がいるそうです。一部のブリーダーによって繁殖され販売されているようですが、血統書の発行を行っている団体はありません。
以下のInstagram投稿に3匹の柴犬が写っていますが、左が豆柴で右2匹が小豆柴です。

Photo by mameshiba.natsuinu56さん Thanks!
豆柴の育て方
豆柴も柴犬なのでしつけの仕方に大きな違いはありません。豆柴のしつけ方
柴犬は吠えにくい犬種ですがしつけは必要です。頭がいいため、一度覚えたことはなかなか忘れません。飼い主さんにとってして欲しくない行動は子犬のうちから止めさせるようにしましょう。豆柴のしつけ方について、ドッグトレーナーの西岡先生に解説していただきましたので、関連記事もぜひ参考にしてみてください。
豆柴のお手入れケア
柴犬の毛質は、太くて固い毛「オーバーコート」と、細くて柔らかい「アンダーコート」からなるダブルコートです。トリミングが必要な犬種ではありませんが、毛艶を保つため、皮膚のケアのため、日頃からシャンプーやブラッシングなどグルーミングをしてあげることが大切です。関連記事
豆柴がかかりやすい病気
柴犬と豆柴でかかりやすい病気に違いはないそうです。目黒洗足動物病院の副院長である井上貴文獣医師に解説していただきました。
井上貴文獣医師の解説
一般的に飼い主に対して忠実ですが、飼い主以外には警戒心が強く感覚は鋭敏です。近年では、室内飼育に伴いハウスダストなどの影響による犬アトピー性皮膚炎の罹患が増えてきています。多くは3歳頃までに皮膚症状を発症します。主な症状は痒みであり、眼や口の周囲、耳、頸部腹側、肘の内側、腋窩部、腹部、内股部、肢端部に皮膚炎がみられることが多いです。発症初期には明らかな皮膚病変を伴わないこともありますが、慢性的な炎症が続くと苔癬化や色素沈着が認められるようになります。
豆柴犬を迎えるには?
犬を迎える方法は主に三つあり値段もどこから迎えるかによって変わってきます。価格や値段
豆柴の価格は平均して20~40万円ほどで、人気の毛色や両親のサイズによっては100万円前後になる場合もあります。保護犬から迎える
保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。ペトことの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)も、ぜひ覗いてみてください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す