犬はパイナップルを食べても大丈夫!与える際の注意点や与え方を栄養管理士が解説

犬はパイナップルを食べても大丈夫!与える際の注意点や与え方を栄養管理士が解説

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犬にとってパイナップルは、栄養価も高くヘルシーで、食べても大丈夫なフルーツです。しかし、与える際にはいくつか注意すべきこともあります。今回は、パイナップルの栄養素や犬への与え方などについてペット栄養管理士が解説します。

犬はパイナップルを食べても大丈夫

コーギーとパイナップル
sky_sun1028さん Thanks!

飼い主さんのコメント

パイナップルを頂いて初めて切り分けに挑戦したのですが美味しくて体に良くて疲れが取れるように感じ、今年の夏は家族でパイナップルを食べる機会がけっこうありました。うちのワンコも少量ですが喜んで食べていました。たまにお腹の調子を崩す事がありますが、その後の便通の様子も良かったと思います。(sky_sun1028

パイナップルはビタミンCやビタミンB1、マンガン、食物繊維を多く含み、犬が食べても大丈夫な食材です。

エネルギー 54kcal
カリウム 150mg
ビタミンC 35mg
ビタミンB1 0.09mg
マンガン 1.33mg
食物繊維 1.2g
※100g当たり、参照:「食品成分データベース」(文部科学省)

栄養素
特徴
カリウム 過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。
ビタミンC 強い抗酸化作用を持ち、がん予防やアンチエイジングの効果が期待されます。生体内の異物を解毒する作用や、免疫機能を向上させる作用もあります。犬は体内で合成することが可能です。
ビタミンB1 ビタミンB1はチアミンとも呼ばれ、補酵素として糖質のエネルギー変換をサポートします。不足すると神経や心臓に障害が起こります。
マンガン 補酵素としてさまざまな酵素の活性に関わります。不足すると骨の成長不良につながります。
食物繊維 腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善したり、食後の血糖上昇をゆるやかにして糖尿病を予防したりします。水溶性は満腹感の持続や下痢の改善、不溶性は便秘の改善などの効果が期待できます。

ブロメライン

パイナップルにはタンパク質を分解する酵素「ブロメライン」も含まれ、食物繊維とともに胃や腸の調子を整えてくれるため消化不良や便秘の子にオススメです。抗炎症作用として変形性関節症やがん、消化器疾患などへの効果も期待されています。

※参照:「ブロメライン」(厚生労働省)

パイナップルの与え方

パイナップル断面

食べやすい大きさにカットする

パイナップルは水分量が多いため、暑い季節の水分補給や熱中症予防にオススメです。与える際は葉の部分、底、芯、皮の順に切り落とし、ワンちゃんの体の大きさに合わせて食べやすいサイズにカットしてあげましょう。生のまま与えて問題ありません。


ジュースにする

パイナップルをミキサーにかけて果汁100%のパイナップルジュースにすれば、栄養の吸収率が上がり、シニア犬(老犬)も飲みやすくなります。ただし、市販のパイナップルジュース(人間用)は犬にとって過剰な糖分が含まれる可能性がありますので、与えないようにしてください。


凍らせる

食べやすい大きさにカットしたパイナップルを凍らせれば、ワンちゃんも食べられるパイナップルアイスになります。その際、丸飲みして詰まらせないよう小さめにカットし、シャリシャリ感が残る程度の半解凍で与えると安全に食べられます。お腹を冷やして下痢になってしまうこともありますので、与える量には注意してください。


犬にパイナップルを与える際の注意点

パイナップル

1. 与える量に注意

パイナップルは糖分も多く含むため、食べ過ぎると肥満の原因になってしまいます。おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしましょう。1日の最適カロリー量は、「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。

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2. アレルギーに注意

パイナップルを初めて食べてから数回までは、アレルギー症状が出ないか様子を見るようにしてください。特にパイナップルに含まれる酵素「ブロメライン」と小麦の交差反応性が指摘されており、小麦アレルギーの子は注意が必要です。

なお、アレルギー検査で陽性が出た食材は食べられないと考える飼い主さんが少なくありませんが、体を痒がったり、嘔吐・下痢といった症状が出ていなければ与えても問題ありません。誤解から愛犬の食の選択肢を狭めてしまわないように、以下の関連記事も参考にしてください。



3. 葉や芯、皮は与えない

パイナップルの葉や芯は非常に硬く、皮にはトゲがあるため与えないようにしてください。間違って飲み込んでしまうと詰まらせてしまったり、消化不良で体調を崩してしまったりします。スナックパインであれば芯が柔らかく丸ごと食べられますが、小さくカットするのは忘れないようにしましょう。

4. 缶詰のパイナップルは与えない

パイナップルの缶詰はシロップ漬けにされていることが多く、大量の砂糖を含んでいます。砂糖は犬の健康によくないため、缶詰のパイナップルは与えないでください。


犬の食糞にはパイナップルが効果的って本当?

パイナップル

Webサイトなどで、「犬が食糞する場合はパイナップルを与えてあげると改善効果があります」と書かれていることがあります。しかし、エビデンスとなる信頼あるデータは少なく、根本的な解決にはつながらない「Behaviour Problems in Small Animals: Practical Advice for the Veterinary Team」の書籍で獣医師が説明しています。

食糞は、酵素が欠乏することにより食べたものが未消化のまま糞として排出されてしまい、「ご飯の匂いがするから」と食べてしまうケースもあります。そのため、消化酵素が豊富なパイナップルを食べることで、普段のご飯がしっかり消化され、「糞=食べ物」と認識しなくなる可能性もあります。

しかし、全ての犬に効果があるわけではなく、食糞にはさまざまな原因が考えられますので、食糞でお困りの方はドッグトレーナーや獣医師に相談することをおすすめします。


まとめ

走る犬たち

与える際は生のまま、小さくカットしてあげる
与え過ぎには注意
芯や皮は与えない
市販の缶詰やパイナップルジュースは与えない
水分補給にもぴったりなパイナップルですが、過剰摂取はお腹を壊してしまう原因になりますので気をつけましょう。


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