
人間用に作られたハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉。これらには、塩分や調味料が多く含まれているため、犬の健康にはよくありません。加工肉は私たちの食卓に並ぶことも多いですが、愛犬が欲しがっても与えないようにしてください。今回は、加工肉を犬に与えるリスクについて解説します。
目次
この記事のまとめ
- 犬にハムなどの加工肉は健康リスクが高いため与えないことが推奨される
- 加工肉に含まれる高い塩分量が犬の内臓に負担をかけ心疾患リスクを高める
- 加工肉の脂質過多は肥満や膵炎の原因になり得る
- 亜硝酸ナトリウムなどの添加物は発がん性リスクを伴う可能性がある
- 犬用に作られた安全な加工肉製品を選ぶことが望ましい
犬にハムなどの加工肉を与えるリスク

犬がハムを食べてしまってもすぐに慌てる必要はありませんが、食べさせる必要はない食材です。もし体調に変化がある場合は、動物病院に相談しましょう。
塩分過多
犬は塩分を尿と一緒に排出することができますが、過度の摂取はほかの内臓にも負担がかかり、心疾患や心不全などを引き起こす可能性があります。成犬の1日の塩分摂取推奨量は、体重1kgあたり0.127g程度といわれています。ロースハムやベーコン1枚につき、約1.0gの塩分が含まれているため、これらを与えてしまうと1日の塩分摂取推奨量を遥かに上回ってしまうことになります。
アレルギーの可能性
アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることにより発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。ハムやベーコンは豚肉で作られていることが多いため、豚肉アレルギーを引き起こす可能性があります。アレルギー症状を発症すると、以下のような症状が見られます。- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
肥満
加工肉は、塩分や調味料だけでなく脂質も非常に多く含んでいます。これらは肥満につながるだけでなく、膵炎の原因になる可能性もあります。添加物の摂取
加工肉には、保存料や着色料などの添加物も多く含まれています。たとえば、ハムに含まれる亜硝酸ナトリウムは、鮮やかなピンク色を出すために使われることが多い添加物です。これは体内に入ると発がん性物質に変化します。ハムやベーコンなどの加工肉を食べ過ぎると、人間であっても将来的にがんになるリスクが高まるという研究結果が出ているので、犬の健康を損なう可能性はとても高いのです。
犬とハムに関するよくある質問
Q.
犬にハムを与えても大丈夫ですか?
A.
犬にハムは基本的に与えないでください。塩分や脂肪分、添加物が多く、健康に悪影響を与える可能性があります。
Q.
犬にハムを与えるとどんな健康リスクがありますか?
A.
ハムは塩分や脂質が多く含まれており、過剰摂取で心疾患や肥満、膵炎のリスクが高まります。また亜硝酸ナトリウムなどの添加物により発がん性の可能性も指摘されています。
Q.
犬に与えても良い加工肉はありますか?
A.
犬用に作られた安全が確認されたハムやソーセージなら与えても大丈夫です。人間用の加工肉は避けましょう。
Q.
犬の1日の塩分摂取量の目安はどれくらいですか?
A.
成犬では体重1kgあたり約0.127gが推奨量とされており、ハム1枚の塩分がそれを大きく超えるため注意が必要です。
Q.
ハムを犬が誤って食べてしまった場合、どうすればいいですか?
A.
すぐに慌てる必要はありませんが、体調に異変があれば動物病院に相談してください。
さいごに

ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉は、犬には与えない
加工肉を与えると、塩分や脂質の過剰摂取に繋がる
加工肉に含まれる添加物によって、健康が損なわれる可能性がある
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