犬は玄米を食べても大丈夫! 消化しやすいようにひと手間加えて

犬は玄米を食べても大丈夫! 消化しやすいようにひと手間加えて

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玄米は栄養豊富でヘルシーなことから、女性を中心に人気を集めています。そんな玄米は、犬が食べても大丈夫な食材です。ただし、消化不良やアレルギーなど、気をつけなければいけないこともいくつかあります。今回は、犬に玄米を与える際の注意点や玄米の栄養素について解説します。

玄米を与える際の注意点

玄米のお粥

消化不良に注意

普通に炊いただけの玄米は硬く歯ごたえがあること、また玄米は食物繊維が豊富なことから、犬にとっては消化しにくい食べ物です。そのため、犬に玄米を与える際は、柔らかめに炊いたり、柔らかく煮てお粥にしたり、すり潰したりしたものを食べさせてあげてください。

また、過剰摂取にならないよう、与える際は少量にしましょう。総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。

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アレルギーに注意

アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることにより発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。

玄米を初めて与える際は、少量からスタートしましょう。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性があります。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がない
  • 目の充血

玄米を食べた際に上記のような症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。


玄米茶は与えない

玄米茶は、玄米と茶葉を混ぜたものです。玄米自体に問題がなくても、茶葉には犬にとって有害なカフェインが含まれています。犬はカフェインを摂取するとカフェイン中毒を起こす危険性があるため、犬に玄米茶は与えないようにしてください。


玄米に含まれる栄養素

玄米おにぎり

玄米とは、もみ殻を除いただけの、精白前のお米のことです。胚芽、ぬか、胚乳などの栄養成分が残っているため、白米だけでは補えない栄養素を多く含んでいます。

玄米の成分(水稲穀粒、100gあたり)
エネルギー(kcal) 353
水分(g) 14.9
たんぱく質(g) 6.8
脂質(g) 2.7
炭水化物(g) 74.3
カリウム(mg) 230
マグネシウム(mg) 110
リン(mg) 290
ナイアシン(mg) 6.3
ビタミンB6(mg) 0.45

カリウム

カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要なナトリウムを輩出してくれます。疲労回復にも良い効果を与えてくれ、欠乏すると「低カリウム血症」を発症することも。

とても大事な成分であることに間違いはないのですが、過剰に摂取すること「高カリウム血症」の原因にもなるので、注意が必要です。

マグネシウム

マグネシウムは、体内に300以上ある酵素の働きを助けるミネラルです。マグネシウムが不足すると、食欲が落ちたり、下痢をしてしまったりすることもあります。

リン

リンは、歯や骨を丈夫に保ったり、神経や筋肉を正常に保ったりする効果があります。一方で、過剰に接種すると結石ができやすくなったり腎疾患のもとになったりします。

ビタミンB6

タンパク質の代謝に重要な役割を果たします。免疫力アップにも効果的なビタミンです。

ナイアシン

ビタミンB群の仲間で、全身の酵素の働きを助ける効果があります。皮膚や粘膜の炎症、神経症状を防ぐ効果があるともいわれています。

食物繊維

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維ががあります。水溶性食物繊維は、血中のコレステロールを下げたり免疫力を上げてくれたりする効果があります。不溶性食物繊維は腸の中で膨らむため、便秘改善や大腸がんの予防に効果的です。ただし、過剰摂取すると下痢を引き起こす恐れがあります。

玄米には特に不溶性食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整えてくれます。

フィチン酸

フィチン酸はデトックス作用が強い栄養素で、玄米に豊富に含まれています。しかし過剰に摂取してしまうと、5大栄養素の一つであるミネラルの排出をも促してしまいます。

まとめ

犬

与える際は、柔らかく炊いたりお粥にしてあげたりすること
消化不良やアレルギーに注意
玄米茶は与えない

栄養価の高い玄米ですが、犬にとっては消化が苦手な食べ物です。そのため、与える際は消化しやすいように柔らかくしてあげてくださいね。


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