犬がごま油を舐めてしまっても大丈夫? えごま油との違いや成分を解説

犬がごま油を舐めてしまっても大丈夫? えごま油との違いや成分を解説

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料理の香ばしさを演出し、味の決め手として大活躍してくれるごま油。ごま油には抗酸化作用が期待できる成分や食物繊維が含まれています。犬が食べても大丈夫ですが、脂質も多いため与える量には注意が必要です。この記事では、ごま油の成分やえごま油との違いについて解説します。

ごま油は犬が食べても大丈夫

ごま油

ごま油は、ごまの種子を炒った後に油を採油したものです。含有している成分には特別害になるものは含まれていませんので、こぼれてしまったごま油を愛犬がなめてしまったからといって過度に心配する必要はありません。<アレルギーの有無が不確かな場合は様子を見ておき、症状がでるなど心配であれば動物病院に相談をしましょう。


「ごま油」と「えごま油」の違いとは?


名前が似ているためごま油とよく比較されるのがえごま油です。

名前は似ていますが、えごま油はシソ科の植物から採油された油です。

えごま油の成分

皮膚の健康を保つことに有効なα-リノレン酸が豊富に含まれているため、愛犬がアトピーに悩んでいるご家庭では手作りご飯に加えることもあるようです。

えごま油は皮膚炎に良い?

皮膚の健康を保つための必要な成分が含まれていますが、アトピーの改善に役立つかどうかの臨床報告は現在では見当たりません(※)。犬の体質によっては効果もあるかもしれませんが、アレルギーの可能性も考えてかかりつけの獣医師に相談してから与えるようにしましょう。

※2018年2月時点

食物アレルギーに注意

犬によってはアレルギー反応を起こしてしまう子がいます。

初期症状として皮膚の疾患が現れる可能性が高いので、フケが出たりずっと肌をかゆがっていたりしていたら、早めに病院に相談しましょう。

アレルギーは摂取後すぐに症状が現れるわけではなく、1カ月後という場合もあります。そのため何の食材が原因か分かりづらいことが多いので、次のようなアレルギー症状が疑われたら動物病院で検査をすることをおすすめします。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がない
  • 目の充血


まとめ

ごはんを食べるチワワ

あやまって舐めた程度なら過度に心配する必要はない
ごま油は脂質が多いので注意
ごま油とえごま油は別物
人間の体には良い食べ物でも、犬にとっても同じとは限りません。最近は愛犬の健康のために手作りご飯を作る飼い主さんも増えています。手作りご飯を作る場合でも、犬によって食べ物の相性は異なることを意識しましょう。

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