
猫と暮らす人なら脱走に注意する必要があります。窓や玄関など、猫が脱走しやすい場所には「脱走防止対策」をしましょう。家庭ごとに窓や玄関のタイプが異なるため、DIYをすればちょうどいいタイプの脱走防止アイテムが作れるかもしれません。本稿では、猫の脱走防止対策になるDIYを紹介します。
この記事のまとめ
- 猫が脱走しやすいのは玄関・窓・小窓・ベランダの4か所
- 玄関は扉を二重にすると、出入りのときも脱走を防ぎやすい
- ベランダには出さないのが基本。転落で大けがをすることもある
- 100均グッズやすのこ、ラブリコ、ラティス、プラダンなどでも脱走防止柵はDIYできる
猫の脱走を防ぐには

高い跳躍力と体の柔らかさを持つ猫は、脱走しやすい動物です。
ちょっとしたドアの隙間や高い位置にある窓からでも抜け出してしまうおそれがあるため、事前に脱走防止対策をしておくことをおすすめします。
脱走しやすい場所によって対策は異なりますが、よく取り入れられているのが扉を二重にすることです。
手前にもう一つ扉があれば、その扉を開けたときに猫が入ってきてしまっても、猫を部屋に戻してから外につながる扉を開けられるので、脱走の心配をせずに出入りできます。
\おすすめグッズはこちら/
廊下や玄関の手前に突っ張りポールで固定する、扉付きの猫用フェンスです。高さは最大約190cmあり、猫がよじ登りにくいハイタイプ。壁に穴を開けずに設置できるので、賃貸でも取り入れやすいのが魅力です。
家の中で猫の脱走が考えられる場所

家の中で猫が脱走しやすい場所として、一般的に玄関・窓・小窓・ベランダの4か所が挙げられます。
これらの場所に猫が通れない仕組みを用意して、脱走を未然に防ぎましょう。
玄関
玄関は、家の中で猫が最も脱走しやすい場所です。
ドアを大きく開け閉めする機会が多く、宅配の受け取りや来客のときにドアを開けたままにすることもあるため、何も対策をしていないと簡単に外へ出られてしまいます。
窓
窓も開け閉めすることが多く、開いたときに猫が通れる幅も広いため、脱走の可能性が高い場所です。
網戸を付けている家庭が多いと思いますが、少しでも隙間があると、猫は顔や前足を差し込んで開けてしまいます。網戸を破ることもあるので、網戸にしているときも油断は禁物です。
小窓
トイレや浴室などにある小さな窓からも、猫が脱走することがあります。猫は体が柔らかいので、小さな隙間でも器用にすり抜けてしまうのです。
「小窓を開けっぱなしにしない」「小窓の近くに足場になるものを置かない」ようにすると、脱走しにくくなるでしょう。
ベランダ
「ベランダなら地面まで高さがあるから大丈夫」と何も対策をせずに猫を出していると、いつの間にかいなくなっていることがあるかもしれません。
猫は高いところから落ちても平気だと思われがちですが、ベランダや窓からの転落で骨折などの大けがをすることもあります。また、2階以上のベランダでも、周りに建物や木があれば飛び移って脱走してしまうおそれがあります。
「猫をベランダに出さない」「ベランダにネットを張る」といった対策を徹底しましょう。
猫の脱走防止DIYアイデア
既製品の脱走防止グッズが「部屋の雰囲気に合わない」「サイズが合わない」「気に入るものがない」という場合は、自分で作ってみてはいかがでしょうか?
100均で手に入るワイヤーネットやすのこ、ホームセンターの木材やラティスなどを使えば、DIY初心者でも取り組みやすいですよ。ここでは、実際に作っている人の動画を紹介します。
100均グッズで簡単にできる脱走防止柵
100均グッズを使って、猫の脱走防止柵を作っている動画です。
用意する材料は「つっぱり棒」「ワイヤーネット」「結束バンド」の3点のみ。材料をそろえやすく、組み立ても簡単なので、DIY初心者にもぴったりです。
賃貸でも設置できるラブリコで窓・玄関の対策をDIY
賃貸の一戸建てで、DIYパーツの「ラブリコ」を使って、ベランダに面した窓や玄関の二重扉を作っている動画です。すのこを使った方法や、脱衣所・浴室の対策もあわせて紹介されています。
\おすすめグッズはこちら/
市販の2×4(ツーバイフォー)材の上に取り付けて、床と天井の間に突っ張るためのパーツです。柱のように木材を立てられるので、そこに板やすのこを取り付ければ脱走防止柵のベースになります。壁や天井に穴を開けずに済むため、賃貸でもよく使われています。
壁や天井を傷つけない木製の脱走防止ドアをDIY
玄関につながる廊下に、木製の脱走防止ドアを取り付けている動画です。壁や天井を傷つけずに設置しています。
DIY初心者の投稿者が予算1万円で挑戦し、週末を使って完成させた過程が紹介されているので、初めての人も参考にしやすいでしょう。
伸縮ラティスで玄関に脱走防止ゲートをDIY
2×4材とニトリの伸縮ラティスを組み合わせて、玄関に脱走防止ゲートを取り付けている動画です。
ラティスは格子状のフェンスで、伸縮タイプなら使わないときにたたんでおけます。玄関をふさぎっぱなしにしたくない家庭に向いている方法です。
プラダンで引き戸タイプのガードをDIY
プラダン(プラスチック段ボール)と木材の枠、スライドレール、強力マグネットを使って、釘を使わない引き戸タイプのキッチンガードを作っている動画です。
動画ではキッチンに入らないように取り付けていますが、応用すれば玄関や窓の脱走防止にも使えるでしょう。
自由蝶番で両開きタイプのドアをDIY
玄関に、両開きできる脱走防止ドアを取り付けている動画です。
自由蝶番を使うと、玄関側からも部屋側からも押して開けられるので、荷物を持っているときも便利です。猫が自分で開けてしまわないよう、ラッチ(留め具)などで閉じておける工夫もしておきましょう。
吹き抜けや広い場所に使える格子戸をDIY
吹き抜けからの落下を防ぐために、格子戸を作っている動画です。
格子なので圧迫感が少なく、応用すれば広い玄関や廊下の脱走防止柵にもなるでしょう。
猫が脱走してしまったら

性格や飼い方にもよりますが、室内飼いの猫が自分で帰ってくる確率は高くありません。
万が一脱走してしまい、近所を探しても見つからない場合は、次のような連絡先・手段を組み合わせて探しましょう。
| 連絡先・手段 | ポイント |
|---|---|
| 警察署 | 遺失物届を出す。猫を保護した人が警察に届けることもある |
| 保健所・動物愛護センター | 保護・収容されていないか問い合わせる。管轄が違うこともあるので、近隣の自治体にも連絡を |
| 動物病院 | けがをした猫が運び込まれることもある。近くの動物病院に連絡し、迷子のお知らせを貼らせてもらえないか相談する |
| 動物保護団体・地域猫活動をしている人 | 地域の猫の事情に詳しいので、見かけた情報がないか相談する |
| SNS・迷子猫の掲示板 | 写真と特徴、いなくなった日時・場所を載せて情報を募る |
| チラシ | 近所の掲示板やお店に、許可を得て貼らせてもらう |
| ペット探偵 | 捜索を専門の業者に依頼する。費用や内容は事前によく確認を |
マイクロチップを装着して登録しておけば、保護されたときに飼い主のもとへ連絡が届く可能性が高まります。迷子札とあわせて、日頃から備えておきましょう。
さいごに

DIY初心者がすべてを自作するのは難しいという場合は、既製品を活用しながら作ってみると難易度が下がります。
カインズのような大型ホームセンターや、ニトリのようなインテリア用品店にもちょうどよいグッズがあるので、DIYの材料をそろえつつ、脱走防止に使えそうなグッズを探してみるのも楽しいかもしれません。
飼い主の“もしも”に備えて。ペットの未来を考える選択肢
飼い主に万が一のことがあったとき、大切な家族である愛犬・愛猫の暮らしはどうなるのか——。
「みらいの約束」は、そうした不安に向き合いたい方に向けたサービスのひとつです。
「自分に何かあったとき、この子はどうなるのか」。そんな想いを持つ飼い主にとって、ペットのこれからを考えるきっかけのひとつになるはず。サービスの内容や詳細は、以下の公式サイトをご確認ください。

