トイプードルに上手に留守番してもらうには?留守番時間やしつけ、注意点を紹介
賢くて人懐っこいトイプードルは、毎年人気の犬種です。ずっと一緒にいたいものの、家族が共働きの環境など、どうしても留守番をさせなくてはいけないときもあるかと思います。トイプードルに留守番させるとき、何時間くらいまでが可能なのでしょうか?留守番時はフリーにすべきか、ケージに入れておくべきなのかなど、今回はトイプードルの留守番にまつわることを解説します。
トイプードルに留守番をさせても大丈夫?
留守番には向いていない
トイプードルは、実は留守番にはあまり向いていません。12時間以上の長時間の外出や旅行時には、ペットホテルに預けたり、信頼できる人やシッターを頼んだりすることをおすすめします。
留守番の時間については、年齢にもよりますが目安としては長くても8時間程度が限界です。
トイプードルはしつけをしやすい賢い犬種ではありますが、愛情深く寂しがりやな面もあるので、留守番によってストレスを感じてしまうことがあるのです。
分離不安症になる恐れ
留守番でのストレスが溜まることで、分離不安症になる恐れがあります。分離不安症になると、留守番中に吠えてしまったり、いたずらをしてしまったり、粗相をしてしまったりと、不安な気持ちが行動に出ます。
そのため、トイプードルにはあまり留守番をさせないようにしたほうが良いでしょう。
どうしても留守番が必要なときは「長時間にならないように気をつける」「留守番をするためにきちんとしつける」ことが大切です。
トイプードルが上手に留守番をするために
留守番のしつけを始める時期
トイプードルに留守番を慣れさせるためには、できるだけ早めにしつけを始めることが大切です。時期としては、月齢2〜3カ月くらいを目安に始めると良いでしょう。それ以前の年齢の時は、できるだけ一人きりにしないようにしましょう。
短い時間から慣れさせる
短い時間から徐々に時間を増やしていき、慣れさせていくことが大切です。まずは「数十分」「1時間」「2時間」と段階を分けていくことで、トイプードルは「飼い主さんは必ず帰ってくる」ということを学び、安心していきます。
まずはその意識を安定させることで、留守番に対する不安や恐怖心は軽減されていくでしょう。
静かに外出する
外出するときに、飼い主さんが過度に心配するような態度を見せたり、寂しがったり謝ったりすると、トイプードルは不安になってしまいます。出かける時は、できるだけ静かにいつも通りを心がけましょう。
帰宅時も冷静に
帰宅した時も外出時同様、冷静にいつも通りの感覚を持ちましょう。飼い主さんが、外出・帰宅時にオーバーな態度で接すると、トイプードルも留守番を特別なものと捉えて、身構えることも。
できるだけいつも通りに振る舞うことが大切です。
普段の距離感を安定させる
愛犬を「可愛がりたい」「一緒にいたい」という気持ちは、どんな飼い主さんにもあるかと思いますが、長時間一緒にいることで、犬が飼い主さんに依存し、離れた時に気持ちが不安定になりやすくなります。その結果、留守番によって過度にストレスを感じてしまうことがあるので気をつけましょう。
一緒に遊ぶ時間、個々に休む時間のすみ分けを上手に行い、普段からメリハリのある関係を築くことが大切です。
トイプードルの留守番時の注意点
留守番中はケージに入れる
トイプードルが安全に留守番をするためには、誤飲や怪我を避けるために部屋を整理しておく、危険なものを出しておかないということが基本ですが、できればケージに入れることをおすすめします。飼い主さんの目が届かない時間なため、不測の事態も起こる可能性もあります。安全な空間を用意してあげることでトラブルを回避しましょう。
ケージがどうしても嫌で、暴れたり、吠え続けてしまったりする場合は、部屋や場所を区切るなどして、できるだけ危険の少ない場所を作ってあげましょう。
ストレス解消
留守番中は一人ぼっちなので、ストレスを解消するためのおもちゃや、おやつを用意してあげると良いでしょう。眠っている時間も長くなるので、静かな場所で落ち着いて過ごせるようにしてあげることも大切です。
遠くからでも安全管理
留守番中の様子が心配なときは、遠くからでも愛犬の様子を見守ることができるペットカメラの設置をおすすめします。おやつをあげたり、遠隔操作で呼びかけたりできるものもあるので、愛犬にとっても安心につながるかもしれません。
寒さ・暑さ対策
留守番時の寒さ対策・暑さ対策も必須です。温度調節ができない環境で長時間留守番をさせることは、犬の体に負担をかけます。
特に夏場は熱中症にならないように気をつけましょう。冬に関しては、寒さ対策に加えて火事にならないように注意する必要もあります。
安全・上手にトイプードルの留守番を
トイプードルは留守番に向かない犬種です
しつけ次第で上手に留守番は可能です
普段からメリハリのある関係を築くことが大切です
留守番をさせる際は安全な環境を整えましょう