
犬とトレッキングを楽しもう! ハーネスや服など注意点や楽しみ方を紹介
夏前や秋口になると犬と一緒にトレッキングする人もいると思います。一緒に山歩きをすることで、犬に向き合う時間がぐっと増えますし、お互い良いリフレッシュになります。飼い主さんの中には、「ハイキングや登山とは何が違うの?」と思う人もいると思います。今回は犬と楽しむトレッキングの魅力と持ち物など注意点について紹介します。
愛犬とトレッキングを楽しむ

トレッキングはアウトドアイベントとしても人気で、登山よりも気楽に始めることができると最近ではツアーで楽しむ人も多いようです。山の中を歩くトレッキングは犬連れの方にはもってこいのアクティビティーで、一緒に自然を楽しむことができます。
また、キャンプと組み合わせた楽しみ方もできるので、愛犬との旅行として長距離トレッキングにチャレンジしてみるのもいいですね!
トレッキングとハイキングと登山の違い
トレッキングとは
簡単にいうとハイキングと登山の中間です。登山まではいかないが、山道を歩くことをいいます。ハイキングとは

自然豊かな野原、山であっても比較的傾斜の少ない平地を歩くことをいいます。登山と違い比較的軽装で行くことができ、自然を楽しむことが目的です。
登山とは

山頂を目指し山を登ることをいいます。服装や持ち物など十分な下調べと事前準備が必要です。
トレッキングの魅力
ハイキングや登山との違いがわかったところで、犬とのトレッキングの魅力についてご紹介します。人も犬も良いリフレッシュに
普段自然の少ない環境で生活している人は特に、山という大自然の中に行くだけでも大きな癒やしを得ることができます。犬も同様で、「土のにおい」「草のにおい」「木のにおい」「水のにおい」と山の中にはいつもと違うにおいで溢れていますので、よい刺激になるでしょう。運動不足・ストレス解消
犬の運動は散歩だけでは十分な運動とはいえません。舗装された道を1時間歩くよりも、小石や枝など凸凹した土の上を30分歩く方がより良い運動効果が得られます。人でも慣れない山道では、足元に注意して歩くため疲れますよね。本来使うべき運動機能が使えないと、それだけで少しずつストレスが溜まってしまいます。毎日は難しくてもたまの休日にトレッキングに行くといいでしょう。
信頼関係向上
トレッキングの最大の魅力は、犬に向き合う時間が増えることだと思います。始めのうちは新鮮な環境にぐいぐい引っ張ることもあるかもしれませんが、歩いているうちに犬も飼い主さんもお互いを意識して歩きやすい歩調に。トレッキングに似ているハイキングでは、飼い主さんが景色を楽しんだり、写真を撮ったりと愛犬以外に意識がいきりがちです。トレッキングは雑音の少ない山歩きだからこそ、愛犬の様子を感じ取りやすく犬もまた飼い主さんを意識するようになります。
犬とのトレッキングの様子を動画で紹介!
実際に、犬とトレッキングを行う「ワントレ」の代表として、犬と自然の中を歩く楽しさを広めている峯岸さん。普段どのような格好で愛犬小町ちゃんとのトレッキングを楽しんでいるか動画で紹介します。関連記事
犬とのトレッキングの注意点

トレッキングを楽しむ人は犬連れだけではありません。中には犬が苦手な人もいるでしょう。他の利用者が嫌な気持ちにならないように、マナーを守ってトレッキングを楽しみましょう。特に、トレッキングでは両手が開くようにハンドフリーリードを利用する方が多いと思いますが、他の利用者が来たらリードを短く持つなどの配慮が大切です。
- 犬の排せつの始末
- 無駄吠えしない
- ノーリードにはしない
- 狭い道や人の多い場所ではリードは短く持つ(伸びるリードは使わない)
- 衣服や犬の被毛についた種子や草はその場で落とし、持ち帰らない
他の観光客の人に迷惑をかけないことだけでなく、その場に生息する生態系を壊さないようにする、種子や生物を別の場所へ持って行かないということも自然を楽しむ全ての人が守らなければならないマナーです。
トレッキングに必要な持ち物を紹介
登山と比べると行動に移しやすいトレッキングですが、軽装で楽しめるものではありません。しっかりと、服装から持ち物など事前の準備が大切です。犬用グッズも、普段使っているものよりもアウトドアに適した、リードやハーネスを利用することで、負担が少なくて済みます。人用の持ち物
山は慣れない足場などで、ケガをしやすかったり虫に刺されたりするもします。また、思いがけず涼しい場所もありますので、肌を露出しない長ズボン長袖がベストです。プラスで上は着脱しやすいパーカーなどがあると体温調節がしやすくていいでしょう。- 帽子
- トレッキング用の靴
- 虫除けスプレー
- タオル
- 救急セット
- 水筒
- 携帯食
- 地図
- 時計
トレッキングの時間や場所にもよりますが、山の天気はくずれやすく軽装では危険です。だからといって、なんでもバッグに詰め込むと重さで体力を奪われてしまう原因にもなります。愛犬の荷物も持たなければ行けないので、初めは短い距離からデビューし必要最低限の持ち物で済むようするといいでしょう。
犬用の持ち物
普段使っているお散歩グッズよりも、アウトドアに適したグッズを揃えるのがおすすめです。初めてのワンちゃんや引っ張りの強いワンちゃんは首輪よりハーネスの方が安全です。- ハーネス
- ハンドフリーリード
- 普通のリード
- おやつ(フード)
- 水
- 水飲みボール
- うんち袋
プラスアルファで迷子札を付けておくといいです。リードはトレッキング最中はハンドフリーがおすすめですが、人の多いい場所ではコントロールしやすいように普通のリードを持っておくと良いです。
しつけと準備
「ノーリードにはしない」というマナーがありますが、もしものときのために、呼び戻しや迷子札などしつけや準備は必要です。犬とのトレッキングにオススメの場所
愛犬とトレッキングに行ってみたいという人にオススメの場所を紹介します。関連記事に体験レポートを掲載していますので、ぜひそちらもご覧ください。入笠山(長野県)
入笠山はケージなしで犬もゴンドラに乗れたり、ペット用のゴミ箱があったりとペットフレンドリーな山。トレッキング初心者にもオススメです。
