室内犬にも散歩は必要?適切な頻度や散歩しないリスクを解説【ドッグトレーナー監修】

Share!

室内で小型犬と暮らす場合「散歩は不要」という意見を聞いたことがあるかもしれませんが、そんなことはありません。基本的に犬に散歩は必要です。今回は、犬の散歩の必要性や散歩しない場合のリスクなどを、ドッグトレーナー監修のもと、解説します。

室内犬に散歩が必要な理由

海辺を散歩する2匹の犬

運動不足を解消できる

外で走ったり、アップダウンのある道を歩いたりすることは、犬にとって良い運動になります。

特に、肥満気味の犬にとって、運動不足解消は健康維持のために欠かせません。室内での運動だけでは、摂取するカロリーや環境によっては運動不足になることがあるため、散歩での適度な運動は犬にとって必要です。

ストレス解消できる

家の中とは違い、外の風を感じながら歩く時間は、犬にとって良い気分転換になります。外にはたくさんの刺激・情報があるため、好奇心を満たすことができ、さらにリフレッシュにつながります。

また、他の動物の気配を感じて追いかけてみたり、飼い主さんと一緒に走ってみたりすることで、肉体的な狩猟本能も刺激されます。本能や好奇心を満たすことは犬のストレス解消になります。

社会性が身につく

散歩に出かけると、他の犬に出会ったり、接したりする機会も増えます。そこで犬同士のコミュニケーションを学ぶことができるのです。

同様に飼い主さん以外の人と接することで、社会性を身につけることができます。反対に、あまり外に出る機会がなかった犬は、他の犬や人とトラブルを起こす恐れもあります。

トレーナーコメント

散歩には運動や排泄をすることも含まれますが、外の刺激に触れることで五感を刺激し本能的欲求を満たすことができます。すると、問題行動は起きにくくなります。

問題行動のきっかけは、なんらかのストレス(欲求不満)が原因のことがほとんどです。その他にも、飼い主さんや他の犬とのコミュニケーションを取ることで、社会性を身につけていきます。


室内犬の適切な散歩の頻度・運動量

散歩する犬

体格や犬種によって体力が異なるため、必要な運動量や散歩時間も変わります。また、高齢の犬や関節の弱い犬、体力の低下した犬にとって、長時間の散歩は体に負荷をかけることになるので気をつけましょう。

犬にとってメリットの多い散歩ですが、犬種や体格、健康状態に応じて、適正な時間を考えてあげる必要があります。

トレーナーコメント

散歩は時間よりも質が大切です。本来「小型犬だから何時間」「大型犬だからどのくらいの距離を散歩しなければいけない」といった基準はありません。

体が小さくても体力のある犬もいますし、体が大きくても老犬であれば長い時間歩くことはできません。

そのため、時間や回数はあくまで目安とし、散歩の質を意識した散歩を心がけてください。小型犬の散歩は、1回30分程度を1日2回行いましょう。抱っこではなく、きちんと地面を歩かせてください。


室内犬が散歩をする際の注意点

散歩する犬

マナー・しつけ

室内犬が安全に散歩を楽しむためには、飼い主さんもしっかりとマナーやしつけを意識する必要があります。他の犬や人に接する時は特に気をつけましょう。

室内ではおとなしい犬も、外に出ることでいつもとは違う本能、野生の行動を見せる場合があります。事故やトラブルがないように細心の注意を払いましょう。

ダニやノミ対策

自然豊かな場所に行くと、愛犬にダニやノミが付着する可能性があります。ダニ・ノミが付着した場合、主な症状は「かゆみ」ですが、ときに重篤な病気を引き起こす原因になります。

対策として「予防薬の徹底」「洋服の着用」「ブラッシング」が必要です。

参考:「狩猟期における犬のマダニ寄生状況」(猪熊壽 大西堂文)

気温の変化

室内犬は一定の温度が保たれている環境にいることが多いため、外出時の気温の差、変化に気を付ける必要があります。

特に真夏の暑さは「熱中症」や「脱水症状」などを引き起こす危険があり、肉球のやけどにも注意が必要です。


室内犬の散歩後のケア

シャワーを浴びる犬

散歩から戻ったら、室内を汚さぬことがないよう、また、愛犬の清潔さを保つようケアをしてあげましょう。

濡れタオルで拭く

帰宅後は、濡れタオルもしくはアルコールフリーのウェットティッシュで、汚れた部位を拭いてあげましょう。

雨上がりや、雪道などを歩いて汚れがひどい場合は、シャワーで汚れを落としてあげましょう。


ブラッシングをする

外で付着した汚れは、ブラッシングで落とすことができます。特に長毛種は毛に汚れが絡まりやすいため、念入りにブラッシングしてあげましょう。

まとめ

楽しそうに散歩する犬

散歩は運動不足・ストレス解消のためにも必要です
小型犬の散歩は、1回30分程度を1日2回行いましょう
散歩時、マナーはもちろん、虫や気温の変化に注意しましょう
帰宅時は愛犬のケアを忘れずに

散歩は、犬だけでなく人にも運動不足やストレス解消というメリットがあります。

散歩で愛犬との絆を深めながら、素敵なペットライフをお送りください。