
柿は秋の果物として身近な果物。犬も食べることができますが、種やアレルギー、腎臓病の犬など与え方に注意点もあります。今回は、犬に柿を食べさせるメリット・デメリットについて解説します。
この記事のまとめ
- 柿は犬に与えても大丈夫
- 種やヘタは誤飲による腸閉塞のリスクがあるため必ず除去する
- 胃腸の負担を軽減したり喉のつまりを防いだりするために、子犬や小型犬には小さく切るかすりおろして与えるのがおすすめ
犬は柿を食べても大丈夫
柿は犬が食べても大丈夫な食材です。抗酸化作用のあるビタミンCやβカロテン(ビタミンA)、利尿作用のあるカリウム、下痢の改善に役立つとされるタンニンを多く含みます。健康に良いため、昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われてきました。
ビタミンC
犬は人と違って体内でビタミンCを合成することができますが、大型犬やシニア犬では不足しがちです。ビタミンCは皮膚の状態を整え、アンチエイジングへの働きも期待されています。
柿はフルーツの中でもトップクラスにビタミンCが多く、みかんが100gあたり32mg、レモン果汁が50mgなのに対して、柿には70mgのビタミンCが含まれます(※)。
βカロテン
βカロテンは、体内でビタミンAとして働きます。抗酸化作用にすぐれ、がん予防や免疫力の強化、アンチエイジングへの働きが期待されています。
カリウム
カリウムには、余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出す働きがあり、血圧の維持に関わります。また、利尿作用によって体内の水分量の調整にも関わっています。
タンニン
渋柿は、水溶性のタンニンが口の中で溶け出るため渋みを感じます。甘柿もタンニンを含みますが、成熟すると不溶性に変化するため渋みを感じなくなります。タンニンには収れん作用があり、腸の運動が過剰になった際に起こる下痢の改善に役立つとされています。
犬に柿を与える際の注意点
犬に柿を与える際は、以下の点に注意してください。
- 一口の大きさ
- 柿の種
- アレルギー
- 腎臓病の犬
1. 一口の大きさに注意
完熟していない青い柿は固く、丸飲みして喉に詰まったり、消化に悪く胃腸の負担になったりする可能性があります。特に子犬や小型犬の場合は、小さく切ったりすりおろしたりしてから与えると良いでしょう。
2. 柿の種に注意
柿の種は大きく固いため、犬が種を誤飲してしまうと消化できず、腸閉塞になる恐れがあります。小型犬の飼い主さんは特に注意が必要です。柿の種はすべて取り除いて与えるようにしましょう。ヘタや葉も同様です。
3. アレルギーに注意
柿はアレルギーの報告が多い食べ物ではないものの、可能性はゼロではありません。以下のような症状が現れることがあります。
- 下痢や嘔吐
- 皮膚をかゆがる
- 元気がなくなる
- 目の充血
柿に限らず、犬にとって初めての食べ物は、与えてからしばらく様子を見られるときにしましょう。食べさせた後に一緒にいられない場合は、その後の様子を観察することができないので、試す機会をずらした方が安心です。
食物アレルギーの検査については、こちらの動画で獣医師が解説しています。
4. 腎臓病の犬は控える
腎不全など腎臓に問題がある場合、柿のカリウムを正常に排出できず、高カリウム血症になってしまうことがあります。不整脈など重篤な心臓病につながる可能性もあるので注意が必要です。
犬への柿の与え方
皮は消化に悪いので、皮をむき、種は取り除いて食べやすい大きさに切って与えましょう。ただし、健康に良い柿でも与えすぎれば肥満の原因となります。おやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
犬と柿に関するよくある質問
さいごに

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