犬にキャットフードを与えるのはNG! その理由や必要な栄養の違いなどを紹介

犬にキャットフードを与えるのはNG! その理由や必要な栄養の違いなどを紹介

犬と猫と暮らしているお家では「犬がキャットフードを食べてしまった!」なんて経験があるかもしれません。犬がキャットフード・猫缶を食べても、すぐに健康に悪影響が出ることはありません。しかし犬と猫では体質も必要な栄養素も異なりますので、日常的に食べることはおすすめできません。今回は犬と猫に必要な栄養素の比較、犬がキャットフードを食べてしまったときの注意点などを解説します。

犬と猫の食べ物の違い

食器

食性の違い

動物には食べる食べ物によって食性が「草食」「肉食」「雑食」の3つに分けられます。

犬はもともと肉食動物でしたが、人と共に生活するようになり、肉以外のご飯を食べる機会も増えたことから、次第に雑食動物へと変化しました。

それに対して、猫は昔も今も変わらず完全肉食動物です。肉食動物は「動物性食物の栄養素が必要な動物」という意味で、植物性食物を食べてはいけないというわけではありません。

雑食動物と肉食動物、つまり犬と猫の食性の違いは、必要とする栄養素にも大きく関わります。

必要な栄養素の違い

犬と猫にとって必要な栄養素の比較をしていきましょう。

<タンパク質>

猫は肉食動物のため、犬に比べてタンパク質の必要量が高いです。

発育期の子猫のタンパク質の必要量は子犬の1.5倍。成猫になると成犬の2倍の維持量が必要になります(※1)。そのため、犬がキャットフードを食べ続けると、タンパク質の摂取量が高くなってしまいます

タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけることがありますので、注意が必要です(※2)

<ナトリウム>

犬の必要最低ナトリウム量は約4mg/kg。対して猫は約9.2mg/kgといわれています。

そのため、キャットフードにはドッグフードよりも多く塩分が含まれている場合があり、長期的にキャットフードを食べることは犬にとって塩分過剰摂取になる可能性があります。

塩分の取りすぎは心臓や腎臓に負担をかけるので気をつけましょう(※1、※3)

※1:「イヌ・ネコのライフステージと栄養2」(坂根弘)
※2:「犬と猫の栄養成分辞典」(ロイヤルカナン)
※3:「イヌ・ネコのライフステージと栄養1」(坂根弘)

犬にキャットフードを与えることのリスク

キャットフード

偏食に注意

犬にとってキャットフードは味付けが濃く、魅力的に感じる場合があります。そのため、一度キャットフードの味を覚えてしまうとドッグフードを食べなくなり、偏食につながってしまう可能性がありますので、試しに与えてみるといったことはやめましょう。

腎臓への負担

高タンパク・高塩分のキャットフードを長期的に摂取することは犬の腎臓に負担をかけてしまう場合があります。

腎臓に負担がかかることで、慢性腎臓病・腎不全になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

栄養バランス

犬は猫よりも犬種や成長によって、体格にばらつきがあります。犬種・体格よって必要な栄養素やカロリーは異なるので、キャットフードを与え続ければ、栄養バランスが崩れてしまう恐れがあります。

できるだけ、その犬種・体格にあったフードを与えることが望ましいでしょう。

まとめ

犬

犬と猫では必要な栄養が異なります
犬にとってキャットフードは高タンパク質・高塩分
腎臓や心臓に負担をかける可能性があります

犬に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのドッグフードです。必ず愛犬に最適なフードを与えるようにしてください。

参考文献


Share!