ジャーマンシェパードの飼い方!性格や寿命、しつけなどをトレーナーが解説

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ジャーマンシェパードは賢くて勇敢でかっこよく、警察犬として有名な犬種です。実際に目の前にしてみるとその迫力に圧倒される人も少なくないでしょう。今回はジャーマンシェパードの性格やしつけ方などをドッグトレーナーの長根が紹介します。

ジャーマンシェパードの基礎知識

英語表記 German shepherd dog
原産国 ドイツ
サイズ 大型犬
体高 70〜81cm
体重 45~54kg
寿命 13歳前後

正式名称は「ジャーマン・シェパード・ドッグ」といいます。ジャーマンシェパードの名前は「ドイツの牧羊犬」という意味です。


ジャーマンシェパードの大きさや寿命

体重は45~54kgほどで、体高は70~81cmほどです。寿命は13年前後といわれています。


ジャーマンシェパードの歴史

ジャーマンシェパードは古くから農場で働いてきた犬が起源だと考えられています。

現在シェパードは、警察犬というイメージが強い犬種ですが、もともとは牧羊犬として活躍してきた犬種です。

羊の群れを守るために必要な忠誠心と敵に立ち向かう勇気、体力と優れた理解力が求められました。

何世紀にもわたって人と一緒に暮らしてきた中で、より優れた能力を求められ、他の犬種と比べ、特に力を入れて交配・繁殖せられてきました。

第一次世界大戦が始まる頃には、ドイツ全域で人気の犬種となりました。

多くの人に求められるようになった結果、乱雑な繁殖が行われ、さまざまな病気や、神経質で臆病になり攻撃性が高くなるなどの性格・性質上の問題などが生じるようになり、個体ごとに性格・性質が変わってきました。

現在は繁殖の見直しが行われ、注意事項を守って繁殖することで温和で忠誠心のある優れた犬種となりました。

1899年に、ジャーマンシェパードドッグ協会の最初の総会でスタンダードが決められました。

その後も、実用性ある犬種を生み出すことを目的として「牧畜犬(ハーディング・ドッグ)」を基本に発展させていきました。

1915年までは「スムースコート」だけでなく「ロングコート」や「ワイアーコート」が存在しましたが、現在では「スムースコート」が一般的で、ドッグショーにおいて「ロングコート」は、ほとんどの国で参加が認められていません。

ジャーマンシェパードの毛色

主な毛色は「ブラック&タン」「ウルフ」「ブラック」です。

ブラックタン


ウルフ

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ジャーマンシェパードの性格や特徴

基本的には穏やかで優しい性格をしています。

警戒心が強く勇気があり、自信に満ちているため、場合によっては攻撃的な行動をとることもあります。体は筋肉質でがっしりとしていて力強いです。

最初の盲導犬はシェパードだった?

盲導犬は、1916年に世界で初めてドイツで誕生しました。

1920年代になるとドイツからアメリカやイギリス、ロシアなどに盲導犬が輸出されるようになり、徐々に盲導犬が増えていきました。

日本では、1939年にドイツからきた4匹のシェパードが初めての盲導犬でした。

しかし、大型犬に馴染みのなかった日本人にとって、シェパードの大きさと外見から、怖いと感じてしまう人が多く、現在では威圧感のない「ラブラドールレトリバー」や「ゴールデンレトリバー」が一般的となりました。


ジャーマンシェパードの育て方

警察犬のイメージが強く、賢い犬種だからと安易な気持ちで迎えるのは止めましょう。他の犬種よりもしっかりとしつけをする必要があります。

実際にジャーマンシェパードによる事故も起きていて、地域によっては、特定犬種として飼育に定められたルールがあるため、きちんと確認しましょう。

特定犬とは

地域によっては「特定犬」として指定されている犬を飼うときのルールがあります。

例えば茨城県では、動物の愛護及び管理に関する条例として、定められた犬はオリの中で飼うこと、特定犬を飼育していることがわかる標識(ラベル)を掲示することとされています。

また、茨城県が定める特定犬種が8犬種なのに対して、佐賀県では10犬種が特定犬種として定められています。

  • 人に危害を加えるおそれのあるものとして定める8犬種
  • 体高60cmかつ体調70cm以上の犬(雑種含む)
  • 県知事が指定した犬

<茨城県で定められている8犬種>
  • 秋田犬
  • 紀州犬
  • 土佐犬
  • ジャーマン・シェパード
  • ドーベルマン
  • グレート・デーン
  • セントバーナード
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピッド・ブル・テリア)


ジャーマンシェパードのしつけ方

人に対しての「飛びつき」や「リードの引っ張り」「咬みつき」「過度な吠え」は、他人に恐怖を感じさせたり、場合によってはケガをさせたりします。

基本的な「待て」や「おいで」などの呼び戻しに加え、危険な行動を覚えさせえないように、またはしないようにしつける必要があります。



ジャーマンシェパードを迎えるのであれば、ある程度のトレーニングの知識が必要です。

まずは、人の歩調に合わせて横を歩く「リーダーウォーク」から練習しましょう。リードでコントロールするのではなく、犬自身が飼い主の動きを意識する関係作りが大切です。


ジャーマンシェパードのお手入れケア

トリミングの必要はありませんが、ダブルコートの被毛のため、定期的なブラッシングが必要です。


ジャーマンシェパードがかかりやすい病気

シェパードの遺伝性疾患として「膵外分泌不全」があります。膵臓から消化酵素が分泌されず、十二指腸で正常な消化ができなくなる病気です。

そのほか、大型犬に多い「股関節形成不全」や「胃捻転」にも注意が必要です。

肛門の周辺に穴が開く「肛門周囲瘻(ろう)」や「皮膚炎」も起こりやすく、愛犬が必要以上に体を掻いていたり、舐めていたりしないか注意し、発疹や脱毛などがないか確認してあげましょう。


ジャーマンシェパードの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

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保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

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ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

初心者が迎えるには難しく、子犬であっても大きいためペットショップにいることはほとんどありません。

ペットショップから迎えたいと考えている場合は、事前に確認することをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は15~35万円ほどです。

ジャーマンシェパードと楽しい暮らしを!

しつけの延長線上には訓練競技というものがあります。「オビディエンス(服従訓練)」の一つで「臭気選別」や「持来」などの項目があります。

においを嗅ぐ癖がある犬や、持ってこい遊びが好きな犬など競技会を目指してみるのもいいですね。また、警察犬には「嘱託警察犬」といって、一般の人が飼っている犬でも訓練し、試験に受かることで警察犬になることができます。

目標を持って楽しみながら絆を深めていけるといいですね。


参考文献