バセンジーの飼い方|性格・大きさ・寿命・しつけ・かかりやすい病気などを解説

吠えない犬として有名なバセンジー。あまりメジャーな犬種ではないことと、それぞれの部位が日本で人気の犬種に少しずつ似ていることから、雑種と間違われることも多いようです。柴犬よりも古い犬種ともいわれていますが、その歴史はどのようなものなのでしょうか? 今回はそんなバセンジーについて、性格や飼い方も含めて解説します。

バセンジーの歴史と基礎知識

バセンジーのレッドとブラックタン

バセンジーは、中央アフリカ原産の古代犬種です。バセンジーの名前は、アフリカを生活拠点にするピグミー族の言語で「茂みの野生小動物」を意味する言葉が由来とされています。

紀元前から存在するバセンジーは、現存する犬のなかでも最も古い犬種の一つです。古代エジプトにはすでに存在していたとされ、ファラオに献上されたという記録や、遺跡に描かれたバセンジーだと思われる美術品などがその事実を裏付けています。

長い歴史を持つバセンジーですが、世界に知られるようになったのは19世紀に入ってからです。1895年にイギリスの探検家によりコンゴで発見されたことを機に認知度が高まりましたが、それまでは原産国以外では知られていない犬種でした。

バセンジーの大きさと寿命

体高は約38〜45cm、体重は約9〜12kgです。一般的には中型犬と表記されることが多いですが、小型犬に属する場合もあるようです。寿命は12〜16歳ほどで、中型犬としては平均的な数字です。

バセンジーはイビザン・ハウンドに似ている?

スペインのバレアレス諸島原産のイビザン・ハウンドは、大きな立ち耳と被毛がバセンジーとよく似ています。イビサ島などがあるバレアレス諸島の夏はとても暑いので、バセンジー同様に暑さに対し高い耐久性を持っています。大きさは体高70cmほどの大型犬なので、全体的にバセンジーよりも大きいです。

大きな立ち耳が特徴的なイビザンハウンド

バセンジーの性格と鳴き声

バセンジーは吠えないといわれていますが、高い笑い声とヨーデルの特徴を足したような特徴的な声を出すことがあります。賢く自立した性格なので、あまり人間とべったりと行動するタイプではありませんが、飼い主に対しては大きな愛情を表します。きれい好きなのも特徴です。

バセンジーの被毛について

バセンジーの被毛はシングルコートで、全体的につるりとした短毛です。暑い地域で生まれた犬種なので、冬の寒さには対応していません。

毛色はホワイトにもう一色、レッド、ブラック、ブラックタン、そしてブリンドルのいずれかが組み合わさった2〜3色です。顔にもマズルに白い柄があることも多いです。

バセンジーのレッド
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バセンジーのブラック
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バセンジーの育て方

バセンジーはきれい好きなので、家の中で排泄を我慢してしまいがちです。訓練していれば別ですが、そうでもない限りは1日に2〜3回は外に出してあげられると理想的です。運動が好きな犬種でもあるので、散歩は各回30分以上行く必要があります。独立心の強い犬種なので、散歩などで多くのお友達を作ろうとしても少しハードルが高いと感じるかもしれません。その際は無理強いせずに、犬のペースに合わせてあげてくださいね。

また、寒さに弱いので防寒対策は必須です。暖房や服で調整してあげましょう。

バセンジーのブリンドル
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バセンジーのしつけ方

飼い主に対する忠誠心よりは独立心が強いため、何かを強いられることが好きではありません。吠えないので飼いやすいと思われがちですが、バセンジーのしつけには根気が必要です。犬の身の安全のためにもしつけは大切なので、バセンジーのペースに飲み込まれないようにしながら主従関係はしっかりと教えましょう。


バセンジーのお手入れケア

原産地であるアフリカの暑さに備えた被毛を持ちます。寒さには弱いので、秋冬は空調や服で温度調節をしてあげてください。



バセンジーのかかりやすい病気

寒い日はお腹を冷やしてしまうことがあります。下痢などの症状に繋がりますので、温度管理には注意しましょう。

また、遺伝的に鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、そしてファンコーニ症候群という疾患にかかりやすいといわれています。ファンコーニ症候群は他の犬種では発症例が少なく珍しい病気ですが、症状が重いと腎不全になり命を失うこともあります。定期的に検査をすることで、早期発見につながります。

バセンジーの迎え方

バセンジーの子犬の相場は15万〜30万円です。柄や両親の血統などによっても値段はまちまちです。

ブリーダーから迎える

バセンジーの迎え方でもっとも一般的な方法です。ブリーダーとコンタクトを取り、両親の情報や兄弟との生活の様子などを詳しく聞いてから迎えると、一緒に暮らし始めたあとのギャップが最小限に抑えられます。

ペットショップから迎える

バセンジーはペットショップで売られていることもありますが、比較的マイナーな犬種なのでショップで出会える確率は低いです。また、ショップは繁殖業者の顔が見えないことなどもあり他の迎え方と比べて信憑性に欠ける点もあります。子犬が小さすぎたりぐったりとしている場合は、倫理的な繁殖が行われなかった可能性を疑うなど、判断力が必要になってきます。

保護犬から迎える

新しく犬を家族に迎えるこを検討している方は、保護犬の募集サイトや譲渡会を訪れてみてはいかがでしょうか。個性豊かな雑種を含めた様々な犬種と出会うことができます。また、ペットショップではあまり出会えない成犬も多いので、子犬の姿だけをみて将来どれほどの大きさに成長するか想像がつかない方はギャップが少ない成犬を迎えることをおすすめします。

バセンジーは貴重な古代犬種

バセンジーは、とても古くから人間と暮らす古代種です。エジプトの壁画にもバセンジーが描かれているのは、まるで人間と辿ってきた長い歴史を象徴しているかのようですね。これだけ長い間絶滅せずに人間と一緒に過ごしてきたバセンジーなので、これからもずっと人間のパートナーとして隣にいてくれることでしょう。

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参照:JKC