犬はちくわを食べても大丈夫? 塩分過多やアレルギーに注意

犬はちくわを食べても大丈夫? 塩分過多やアレルギーに注意

ちくわは、おでんや炒め物の材料として、またおつまみにもぴったりな食材の一つです。食卓に並ぶと、愛犬が欲しそうに見つめてくることもあるのではないでしょうか。ちくわは、犬が食べても大丈夫な食べ物です。しかし、塩分過多やアレルギーのリスクがあるため、日常的に与えるべき食材ではありません。今回は、ちくわの成分や与える際の注意点などをご紹介します。

犬はちくわを食べても大丈夫。しかし注意点も。

犬

魚アレルギーの可能性

アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることで発症する可能性のある後天性アレルギーがあります。

初めて食べる食材を与える際は少量からスタートし、様子を観察しましょう。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性があります。

  • 下痢や嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がない
  • 目の充血

ちくわの原料である魚は、ドッグフードに使用されていることもあります。魚を含むドッグフードを食べ、上記のような症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。


塩分過多

犬は塩分を尿と一緒に排出することができますが、過度の摂取はほかの内臓にも負担がかかり、心疾患や心不全などを引き起こす可能性があります。

成犬の1日の塩分摂取推奨量は、体重1kgあたり0.127g程度といわれています。製品にもよりますが、ちくわ1本には約0.6g程度の塩分が含まれています。そのため、少量なら問題ありませんが日常的にちくわを与えると、塩分過多になる可能性があります。

犬にちくわを与える際は、必ず塩抜きをしてから与えましょう。塩抜きの方法は以下の通りです。

  • ちくわを細かく切る
  • ちくわの分量の倍以上のお水で、沸騰するまで煮る
  • 沸騰したら火を止めて1分おく
  • ちくわをザルに移して水で洗い流したら、水気を切る

細かく切ることによって、喉に詰まらせたり消化不良を起こしたりすることを防ぐ効果もあります。


添加物の摂取

ちくわは人間用に作られているため、塩分をはじめとした調味料や添加物も含まれています。中でもソルビン酸カリウムは、ちくわの保存料として使われることが多い食品添加物です。

ソルビン酸カリウムは、ほかの食品添加物と結びつくことで発がん性物質を生むともいわれています。しかし食品安全委員会は、評価試験の結果、「現実的に食品中で生み出されるものではない」と説明しています。

ただ、食品添加物であることにはかわりないので、過剰に摂取すれば体調に悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため、日常的にちくわを与えることは避けたほうが良いでしょう。


※参照:「添加物評価書 ソルビン酸カリウム』(食品安全委員会)

偏食の原因になる

ちくわは、人間の嗜好に合わせて作られています。しっかりとした味や風味があるちくわは、犬にとっては嗜好性が高すぎる食品といえるでしょう。そのため、犬がちくわを食べることで、普段主食として食べているドッグフードを「おいしい」と感じなくなり、食べなくなってしまう可能性があります。

偏食により主食であるドッグフードを食べなくなってしまうと、必要な栄養を摂取できず、健康に害が及ぶこともあります。ですので、ちくわを与える際は少量を、たまにおやつに与える程度にしましょう。

ちくわとは

ちくわとは、魚肉のすり身を棒に巻きつけて、焼いたり蒸したりした加工食品です。見た目が竹に似ていることから「竹輪」と書き、「ちくわ」と呼ばれるようになりました。その歴史は古く、平安時代の書物や室町時代の文献に記述されていることが確認されています。

参照:「かまぼこ歳時記」(小田原蒲鉾協同組合)

ちくわとかまぼこの違いは?

もっとも古い文献に書かれている呼び名は、「ちくわ」ではなく「かまぼこ」です。「蒲(がま)」という植物の穂の下にはソーセージのような雌花の集合体ができるのですが、それと形状が似ていたことから「蒲鉾(かまぼこ)」と呼ばれるようになりました。

蒲
蒲の穂

その後、板の上に乗せて蒸した「板蒲鉾」が登場すると、それと区別するために現在のちくわを「竹輪蒲鉾」と呼ぶようになりました。そして「蒲鉾」を名前から外したことで現在の「竹輪」になり、「蒲鉾」と区別されるようになったのです。

一説には、江戸時代においては蒲鉾が高価であったため、隠語として庶民が「ちくわ」と呼ぶようになったとも言われています。

参照:「ちくわの歴史」(ヤマサちくわ)

ちくわに含まれる、犬の体に良い栄養素

ちくわ

たんぱく質

たんぱく質は、筋肉や血液、皮膚、被毛など、体を作るために必要な栄養素です。また、体の調子を整えてくれる作用もあります。

多価不飽和脂肪酸

多価不飽和脂肪酸は「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」に分けられます。オメガ3脂肪酸は、酸素を体内に運搬する働きがあります。またオメガ6脂肪酸は、血中コレステロールの低減やアレルギーの改善、皮膚・被毛の健康を保つ効果があります。

まとめ

伏せをしているダックスフンド
アレルギーや、与え過ぎによる塩分過多に注意
細かく刻み、塩抜きしてから与える
高い嗜好性の影響で偏食になってしまわないよう気をつける

ちくわは犬が食べても大丈夫ですが、日常的に与えるべき食材ではありません。もし与える際は1日の最適カロリー量の10%以内にして与え過ぎに注意し、細かく刻んで塩抜きしてから食べさせてあげてください。

1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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