【獣医師執筆】猫が食べてはいけないもの|野菜、果物、魚、植物

佐藤貴紀

獣医師/循環器科担当/認定医

【獣医師執筆】猫が食べてはいけないもの|野菜、果物、魚、植物

猫が食べさせてはいけないものを野菜、果物、魚介類、植物など種類ごとにまとめて紹介します。私たちが食べられるから猫も食べられるとは限りません。絶対に与えてはいけないものから生で与えてはいけないものまで、猫が食べると危険な食材を解説します。

目次
もっと見る

この記事のまとめ

  • 特に加熱しない生の魚介類や特定の野菜・果物は中毒症状を引き起こすリスクがある
  • 危険物を食べた場合は量や種類を把握し、動物病院に相談すること
  • 猫の安全のため、食べてはいけないものは手の届かない場所に保管し来訪客への注意も必要
猫が食べてはいけないもの
野菜 じゃがいもの芽玉ねぎ、長ネギ、にら、にんにく生のほうれん草
果物 アボカド、イチジク、ぶどう(レーズン)
魚介類 生のイカ生のエビ、貝類生のアサリあわび生のカニタコ
その他 アルコールを含む飲み物、カフェインを含む飲み物紅茶コーヒー緑茶牛乳、スパイス・調味料(醤油、唐辛子野生のきのこ生の大豆チョコレート唐辛子ドッグフードナッツ類生米わさび
植物 アロエ、ヒヤシンス、ユリ

猫が食べてはいけないもの一覧

猫が食べてはいけないものを「野菜」「果物」「魚介類」「その他の食べ物」「植物」に分けて紹介します。与え方に気をつければ食べられるものもありますので、「詳細を読む」を押して関連記事も参考にしてください。

猫が食べてはいけない野菜

じゃがいもの芽
玉ねぎ
長ねぎ
にら
じゃがいもの芽
詳細を読む
玉ねぎ
詳細を読む
長ねぎ

にら

にんにく
生のほうれん草
にんにく
詳細を読む
生のほうれん草
詳細を読む

猫が食べてはいけない果物

アボカド
イチジク
ぶどう(レーズン)
アボカド
詳細を読む
イチジク

ぶどう(レーズン)
詳細を読む

猫が食べてはいけない魚介類

生のアサリ
あわび
イカ
生のエビ
生のアサリ
詳細を読む
あわび
詳細を読む
生のイカ
詳細を読む
生のエビ
詳細を読む
生のカニ
タコ
カニ
詳細を読む
タコ
詳細を読む
日本では「猫は魚が好き」というイメージがあるため、猫に魚介類を与える人は昔からいたようです。しかし、残念ながらその中には猫が食べてはいけないものも含まれていたようで、「猫は貝を食べると耳が落ちる」「猫がイカを食べると腰を抜かす」といったことわざが残されています。

特にイカやエビ、カニ、タコは「チアミナーゼ」というビタミンB1(チアミン)を分解する酵素が含まれるため、日常的に食べているとビタミンB1欠乏症(※)になってしまいます。チアミナーゼは熱に弱いため加熱すれば猫も食べられますが、イカやタコは詰まらせるリスクもあるため与えないようにしましょう。
※人間で言う脚気(かっけ)

猫が食べてはいけないその他の食べ物

アルコールを含む飲み物
野生のきのこ
牛乳
紅茶
アルコールを含む飲み物
詳細を読む
野生のきのこ
詳細を読む
牛乳
詳細を読む
紅茶
詳細を読む
コーヒー
醤油
生の大豆
チョコレート
コーヒー
詳細を読む
醤油
詳細を読む
生の大豆
詳細を読む
チョコレート
詳細を読む
唐辛子
ドッグフード
ナッツ類
生米
唐辛子
詳細を読む
ドッグフード
詳細を読む
ナッツ類
詳細を読む
生米
詳細を読む
緑茶
わさび
緑茶
詳細を読む
わさび
詳細を読む

猫が食べてはいけない植物

アロエ
ヒヤシンス
ユリ
アロエ

ヒヤシンス

ユリ
詳細を読む

猫が食べてはいけないものを食べた場合の対処法

猫
猫が食べてはいけないものを食べてしまった場合、できる限り冷静に対処しましょう。大声を出したり、急に捕まえようとしたりすると、驚いてまだ口に残っていたものまで飲み込んでしまう可能性があります。まずは何をどれだけ食べたかの確認してください。

中毒症状を起こす可能性が高いものや量を食べていた場合、すぐに動物病院へ連絡し、どのように対処すればいいかを相談してください。無理やり口から出させようとしたり吐かせようとしたりする行為は、猫だけでなく飼い主さんも怪我をするリスクがあります。

猫が危険な食べ物を食べないようにするために

好奇心旺盛な猫は食べてはいけないものに興味を持ち、間違って口にしてしまうかもしれません。猫にとって危険な食べ物は猫の手が届かない場所に保管しましょう。

特に気を付けたいのはお盆やクリスマス、年末年始など来訪の多いイベントがある季節です。猫が食べてはいけない食材が多くなりますし、飼い主さんが気を付けていてもお客さんが間違って食べさせてしまうこともあります。愛猫の様子に注意して、気になることがあればできるだけ早く動物病院に相談するようにしましょう。

猫が食べてはいけないものについてよくある質問

Q.
猫が食べてはいけない野菜にはどんなものがありますか?
A.
じゃがいもの芽、玉ねぎ、長ネギ、にら、にんにく、生のほうれん草などが猫にとって中毒の原因となるため食べさせてはいけません。
Q.
猫に与えてはいけない果物はどんなものがありますか?
A.
アボカド、イチジク、ぶどうやレーズンは猫に毒性があるため与えてはいけません。
Q.
猫に魚介類を生で与えるのはなぜ危険ですか?
A.
生のイカ、エビ、カニ、タコ、貝類にはチアミナーゼという酵素が含まれ、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあり、詰まらせるリスクもあるため避けるべきです。
Q.
猫が食べてはいけないその他の食べ物には何がありますか?
A.
アルコール、カフェイン(紅茶・コーヒー・緑茶)、牛乳、チョコレート、生米、ナッツ類、スパイス類(醤油、唐辛子)などが猫の健康に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
Q.
誤って猫が中毒性のあるものを食べてしまった時の適切な対応は?
A.
落ち着いて何をどれだけ食べたか確認し、無理に吐かせず速やかに動物病院に連絡し指示を仰ぐことが重要です。

愛犬・愛猫のもしもの時に備えていますか?

ペトコト保険

ペットも突然病気やケガをすることがあり、その際には高額な治療費がかかることがあります。そんな時に役立つ保険の一例が、ペトコト保険です。

ペトコト保険は、ペトコトお結び(OMUSUBI)の運営や登録保護団体への寄付・支援にも活用されており、保護犬・保護猫の未来を守る取り組みにもつながっています。

大切な家族のために、どんな選択肢があるのか知っておくことも重要です。
まずは、公式サイトで詳細をチェックしてみませんか?