犬は明太子(たらこ)を食べても大丈夫? 塩分や唐辛子が病気のリスクに

犬は明太子(たらこ)を食べても大丈夫? 塩分や唐辛子が病気のリスクに

ご飯のお供として人気の明太子(たらこ)は、私たちの食生活には馴染み深い食品の一つです。「明太子があればご飯をおかわりできる!」という声もあり、そんなに美味しい明太子を愛犬と一緒に楽しみたいという人もいるかもしれません。でも、明太子は人間の食べ物ですので犬に与えてはいけません。その理由を紹介します。

犬に明太子(たらこ)を与えないで

犬に明太子(たらこ)を与えないで

明太子は、スケトウダラの卵巣を塩漬けした加工品です。タラの白身であれば犬が食べても大丈夫ですが、明太子となると話が変わってきます。味付けのされている明太子は、絶対に犬にあげないでください。与えてはいけない理由は大きく分けて3点です。それぞれ詳しくみていきましょう。

  1. 塩分の取り過ぎ
  2. プリン体が多い
  3. 犬にとって有害な調味料

塩分の取り過ぎに注意

スケトウダラの卵巣を塩漬けして作られる明太子(たらこ)には、当然、多くの食塩が使われています。

人の場合、塩分過多は高血圧の原因になるように、犬にとっての塩分過多は塩中毒の危険性や、血漿(けっしょう)高カリウム濃度が続くことによる心疾患、心不全につながる恐れがあります。


ダルメシアンはプリン体に注意

ダルメシアン

明太子には、プリン体が多く含まれています。プリン体を摂取することで、私たち人の体には尿酸が生まれるのですが、犬の場合はさらに「アラントイン」という成分に分解したのち、体外に排出されます。そのため尿酸を体に溜め込みにくいようにできています。

しかし、注意が必要なのがダルメシアンです。ダルメシアンは、尿素をアラントインに分解するための酵素を持ち合わせていません。そのため、水に溶けにくい尿酸が結晶となり、尿路結石を引き起こす可能性があるのです。(※1)

※1:William Q. Wolfson, Clarence Cohn, and Clarice Shore『THE RENAL MECHANISM FOR URATE EXCRETION IN THE DALMATIAN COACH-HOUND』(The Journal of Experimental Medicine)



香辛料など人向けに含まれる食材に注意

明太子と一口に言っても、製造工程で使われる調味料や材料はメーカーによってさまざまです。塩分のほかにも、酒や醤油、みりんなどの調味料や酸化防止剤などが使用されていることがあります。

また、人気の辛子明太子には、当然ながら唐辛子などの香辛料が使われています。そのため、犬が食べると消化不良を起こしてしまうなど不調の原因になる可能性があります。


明太子を使った加工品もNG

明太子パン

明太子はご飯と一緒に食べるだけでなく、さまざまに加工され販売されています。昔からの定番でいえば人気の駄菓子・うまい棒のほか、最近ではベーカリーで明太子パンを取り扱うお店も多く、明太子を使った加工品を食べたことがある人も多いはずです。

とはいえ、こちらも犬に与えるのはNGです。明太子そのものはもちろんですが、お菓子やパンにはいずれも小麦粉や卵、バターなどが多く含まれています。食べることで肥満やアレルギーの原因になる可能性も。

また、玉ねぎなど犬が中毒症状を引き起こす食品が使われていることもあるため、犬には絶対に与えないようにしてください。


犬が明太子を食べてしまったら

犬

明太子を犬が誤って食べてしまっても、急激に変化があるとは限りませんが、気になる様子があればすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

その際に、「いつ」「どのくらいの量」を食べたかを正確に伝えることで獣医師の診断がしやすくなります。

誤飲したことがわかった時点ですぐに動物病院に行くことが好ましいですが、時間帯や愛犬の様子によってはまず電話で獣医師の指示に従うことも良いでしょう。

決して素人判断で「大丈夫そうだから」と放置してはいけません。数日後に症状が現れる可能性もありますので、異変が無いか目を離さないようにしてください。

まとめ

犬
犬に明太子は与えないで
明太子は塩分が多く、塩中毒や心疾患、心不全の恐れがある
明太子には唐辛子など犬に有害な調味料が含まれている
明太パンなどの加工品もNG
プリン体が多く、尿路結石を引き起こす可能性があるためダルメシアンには絶対に与えないで
人間にとって体に良い食べ物が、犬にとっても良いとは限りません。大切な愛犬を守るために、しっかりと確認して愛犬との食生活を楽しみましょう。

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