【猫と暮らす部屋のレイアウト】-猫のための動線が計算し尽くされている間取り-
連載「猫と暮らす部屋のレイアウト」では、間取り図一括作成サービス「madree(マドリー)」で、住宅アドバイザーの山川がペットと暮らすための間取りについて紹介していきます。第二回目となる今回は「ネコのためのロフトがある間取り編」です。
madree(マドリー)とは
ネット上で間取りづくりから住宅会社さんの紹介までを行うサービスです。今回は、実際に猫好きさんのために作られた間取りをご紹介します。猫4匹と暮らしている私の目線でお伝えできればと思います。
猫と快適に暮らす間取りポイント
- 猫が縦横無尽に走り回れるスペースを作る
- 外の景色を眺められる場所があること(日向ぼっこもできる)
- 猫が落ち着いてくつろぐことのできるスペースを確保する
- 猫のトイレ、水飲み場、食事をする場をつくる
- 脱走防止策など、安全面は大丈夫か
平屋でありながらネコのためのロフトがある間取り
今回は平屋の間取りをご紹介します。1人暮らし+ネコ4匹が暮らす約26坪の間取りです。
リビングの上にはネコのためのロフト
リビングのキャットステップからロフトに上がることができます。また、リビングの上にはロフトとつながったキャットウォークを設け、自由に歩き回れるようになっています。
ロフトからはリビングや外の景色を眺められるようになっています。ロフトへ続く階段は梯子状にすると、ネコが通り抜けて遊ぶ場にもなり、リビングも明るくなります。
ネコ用のトイレ、水飲みスペース
きれい好きな猫のために、ネコ用のトイレ、水飲みスペースはくつろぐ場とは別にしたいですよね。 この間取りでは、洗面脱衣室の中に設けていますが、リビングの一角だったり、玄関だったり、それぞれの間取りによって最適な場所は異なるでしょう。また、ネコの性格によっても異なるかと思います。洗面脱衣室ならではのメリットは以下の通りです。
- ネコが静かに落ち着ける場所である
- 匂いがリビングやキッチンに届きにくい
- 床が汚れてもいい
- 換気ができる窓や換気扇がある
玄関への道筋をチェック
ネコの脱走防止も注意したいポイントです。ネコの生活圏であるリビングや洗面脱衣室から玄関までドアで仕切られていると安心です。
間取りを依頼するときに伝えた方が良いこと
依頼するときに大事なのは、理想や実際に利用する状況を具体的に伝えることです。
猫を飼ったことのある方が間取りを作ってくれるなら安心ですが、必ずそうなるとは限りません。依頼する側も猫とどのように暮らしたいか、要望を整理しておくことをお勧めします。
- 猫の年齢、頭数、大きさ
- 猫の性格(脱走防止など危険を回避する方法を考えることができる)
- 猫のトイレの大きさ、数、位置の希望(リビングに置く、洗面室で隠すなど)
- 置きたいキャットタワーのサイズ
- 猫の暮らしで実現したいこと