犬は牛肉を食べても大丈夫!生肉やアレルギーの注意点を栄養管理士が解説

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牛肉はステーキや焼肉など私たちの食卓に欠かせない食材の一つ。犬はもともと肉食だったため、牛肉好きのワンちゃんが少なくありません。しかし、牛肉だけを与えたり、生肉を与えたりするのはオススメできません。今回は犬に牛肉を与える際の注意点や与えていい量、部位ごとの栄養の違いについて、ペット栄養管理士が解説します。

犬は牛肉を食べても大丈夫

牛肉

牛肉はタンパク質や亜鉛、ビタミンB12、ビタミンB2、鉄などを含み、犬が食べても大丈夫な食材です。もともと肉食だった犬にとってタンパク質は重要なエネルギー源です。皮膚・被毛などの健康維持や、シニア犬(老犬)の筋肉維持としても積極的に与えるとよいでしょう。

PETOKOTOのオリジナルドッグフード「PETOKOTO FOODS」でも牛肉を使った「ビーフ」は人気のメニュー。私たちも食べられるほど安心・安全なお肉を使った愛犬のための新鮮なごはんになっています。

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犬に牛肉を与える際の注意点

犬に牛肉を与える際は、以下の点に注意してください。

  1. 生肉
  2. 偏食
  3. アレルギー
  4. 味付き
  5. 骨付き

1. 生肉ではなく加熱した肉を与える

飼い主さんの中には、「犬は野生だったとき肉を生で食べていたので、生で与えがほうがいい」と考える方がいるかもしれませんが、生肉だから「体に良い」「栄養が摂れる」「消化に良い」といった主張を裏付ける科学的な根拠はありません

逆に、生肉を与えることは犬だけでなく飼い主さんも感染症のリスクが出てきます。肉を与える際は、焼くなど必ず火を通すようにしてください。


2. 牛肉ばかり偏って与えない

飼い主さんの中には、「犬はもともと肉食だったので、肉だけ与えていればいい」と考える方がいるかもしれませんが、現代の犬は雑食です。炭水化物を小腸で消化できるように進化したことで、肉を消化する肝臓や腎臓の負担を軽くすることにつながりました。肉ばかり食べて体内のアミノ酸濃度が高くなるとセロトニンが少なくなり、イライラして攻撃性が高まることもわかっています(※)

また、牛肉好きのワンちゃんの中には、鶏肉や豚肉には興味を示さず、牛肉しか食べない子がいるかもしれません。同じタンパク源を摂り続けるとアレルギーが出やすくなる可能性がありますので注意が必要です。

※参照:水越美奈『食と問題行動』(ペット栄養学会誌)


3. 牛肉アレルギーに注意

牛肉は犬のアレルギーの中で最も報告が多い食べ物です。



牛肉を使ったごはんを食べて皮膚が赤くなったり、痒がったりする場合はアレルギーの可能性がありますので、動物病院でアレルギー検査を受けることをオススメします。ただし、症状が出ていない場合は検査で牛肉に陽性反応が出たとしても避ける必要はありません。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。

4. 香辛料やソースなど味の付いた肉はNG

スーパーなどで販売されている味付けされた牛肉を与えることはやめましょう。人間用の味付けは犬にとって塩や砂糖が過剰に含まれる可能性がありますし、玉ねぎやにんにく、ナツメグなど犬が食べてはいけない食材が含まれている可能性もあります。

5. 骨付き肉は与え方に注意

骨についた肉や骨自体を噛むことが好きなワンちゃんは少なくありません。硬すぎると歯が折れたり欠けたりすることがありますし、割れた骨を丸ごと飲み込んでしまう可能性もあります。愛犬にとって安全かを飼い主さんが確認して、必ず飼い主さんが見ているところで与えるようにしてください。

肉の栄養や部位ごとの脂質量

牛肉

肉類は調理方法によって含まれる栄養が変化します。脂身が少ないモモ肉で比較してみると、焼いたほうがタンパク質と脂質が低く、茹でたほうがカリウムやリンが下がることがわかります。

焼きモモ肉(脂肪なし)
茹でモモ肉(脂肪なし)
エネルギー(kcal)
300
302
水分(g)
49.5
50.1
タンパク質(g)
27.7
25.7
脂質(g)
22.7
23.3
ナトリウム(mg)
50
23
カリウム(mg)
350
120
リン(mg)
190
120

腎臓病ではカリウムやリンの制限が必要になりますので、腎臓に不安のある子は焼きより茹でがいいでしょう。もちろん獣医師から療法食などの指定がある場合は、指示に従うようにしてください。詳しくは以下の関連記事も参考にしてください。


部位ごとの脂身の違い

私たちの食卓に馴染みの深い「バラ」「サーロイン」「ロース」「モモ」の脂身の量を比較してみましょう。犬も脂身を好む子が多いですが、食べ過ぎは肥満の原因になりますので、与える量・頻度に注意してください。

(和牛100gあたり)
種類 脂質(g)
バラ 50.8
サーロイン 47.5
ロース(肩) 37.4
モモ 18.7

おすすめの与え方

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量は「PETOKOTO FOODS」の「フード診断(無料)で簡単に計算することができます。

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牛肉の加工食品は要注意!

牛肉

牛肉を使った料理の中には犬が食べると命に関わってしまう成分が含まれるものもあります。また、人間用に加工された食品は味付けがされているので、与えたり誤って食べてしまったりしないようにしましょう。

ローストビーフ

牛肉を蒸し焼きにして作った味のついていないローストビーフは、犬が食べても大丈夫です。ただし、ソースには玉ねぎやにんにくなど、犬が食べてはいけない食材が含まれている可能性があります。味付きのローストビーフについても注意してください。

ハンバーグ・すき焼き・牛丼

ハンバーグやすき焼き、牛丼なども玉ねぎが使われているかもしれません。基本的に人が食べる料理は犬に与えないようにしてください。中毒だけでなく膵炎の原因になる可能性があります。


まとめ

犬

骨は与えないようにしましょう
脂質の摂りすぎに注意
生や味のついた牛肉はNG
与える際は茹でるか蒸すのがオススメ
基本的に牛肉だけですと、栄養に偏りが出てしまうので、ドッグフードのトッピングやおやつとして適量をあげることをオススメします。人間にとって美味しい食材でも、犬にとっては危険な食べ物もたくさんあります。それらをきちんと理解した上で、楽しいペットとの食ライフを過ごしてくださいね!


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