【獣医師執筆】犬が食べてはいけないもの・危険な食べ物16選|食べてしまった時の対処法も
「この食べ物を愛犬にあげたいけど大丈夫なのかな・・」と思った飼い主さん必見!人が食べても犬が食べてはいけないものはたくさんあります。今回は、犬が食べると危険な食べ物や、食べてしまった場合の症状や対処法までご紹介します。
目次
- 01【犬が食べてはいけないもの】チョコレート
- 02【犬が食べてはいけないもの】ぶどう・レーズン
- 03【犬が食べてはいけないもの】カフェイン飲料(コーヒー、紅茶など)
- 04【犬が食べてはいけないもの】ネギ類(タマネギ、ニンニクなど)
- 05【犬が食べてはいけないもの】ナッツ類
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まず前提として、論文などのエビデンスが明確にあるものとないものがあります。まだまだ研究されていない食材も多く、また個体差によっても変わります。そして、食べても危険性はないのに絶対にダメ!と思い込んで何も食べられないと思ってしまっても本末転倒です。
そのため、症例やエビデンスがあるものは危険とみなし、類するものも食べなくて良いという方針であることをご了承ください。
多くの飼い主さんがご存知だと思いますが、犬が食べてはいけない食べ物の代表格がチョコレートです。
犬はカカオに含まれるテオブロミンの分解スピードが遅いため、中毒症状を起こす危険があります。チョコレートの種類によってテオブロミンの含有量は異なり、ダークチョコレートのようなカカオ成分が多く含まれるものは、テオブロミンも多くなるので特に注意が必要です。症状は嘔吐、下痢、神経症状、死が考えられます。
果物で犬が食べてはいけないものはぶどう類です。ぶどうの摂取により犬が急性腎不全を起こし、死に至るケースが国内外で報告されています。ぶどうに含まれる何が中毒につながっているのか、正確にはわかっていません。特にレーズンは摂取する量が多くなりがちなので注意が必要です。エビデンスはないですが、ぶどう類のマスカットやブルーベリーも可能性はあるため、避けた方が良いでしょう。
起こり得る症状として、嘔吐、下痢、食欲不振、元気がない、水をたくさん飲む、腹痛、乏尿(排尿量が減ってしまうこと)、死が考えられます。
カフェインは鎮静作用を持つアデノシンの結合を阻害する作用を持つため、摂取することで神経を興奮させます。人間でもカフェイン飲料を飲みすぎると気持ちが悪くなったり動悸が激しくなったりするように、体の小さな犬がカフェインを摂取すると心筋や中枢神経系に不調をきたす可能性があります。
起こり得る症状として、頻脈、呼吸促迫(呼吸が早くなること)、過度の興奮、震え、痙攣、不整脈、全身性のうっ血または出血が考えられます。
犬が食べてはいけない野菜の代表格が玉ねぎ、にんにく、ニラなどのネギ類です。食べてしまうと貧血を起こし、死に至る可能性もあります。熱で壊れることがないため、カレーやハンバーグなどの誤飲にも注意が必要です。
起こり得る症状として、貧血、皮膚炎、喘息発作、粘膜蒼白、頻脈、呼吸促迫、衰弱、嘔吐、下痢、血尿、死が考えられます。
ナッツ類でも特にマカダミアナッツは中毒症状を起こす危険がありますが、中毒成分は正確にはわかっていません。症状は治療なしで12〜24時間で回復すると言われています。その他のナッツも肥満につながったり、窒息や腸閉塞の原因になったりする可能性もあるため、与えないようにしましょう。
起こり得る症状として、パンティング、震え、強直痙攣、運動失調、後肢の不全麻痺、尿石症が考えられます。
アボカドにはペルシン(persin)という殺菌作用のある毒素が含まれています。ペルシンは人間には無害ですが犬にとっては有害に働くといわれています。犬の体質によっては重い中毒症状が見られる場合もあります。
起こり得る症状としては、嘔吐、下痢、軟便、呼吸困難、痙攣が考えられます。
甘味料キシリトールを含むガムに注意が必要です。犬が食べてしまうと血糖値の低下や嘔吐、肝不全を引き起こす可能性があり、ボトルタイプのガムを丸ごと誤飲してしまい死に至ったケースも報告されています。少量ですが、キシリトールはイチゴにも含まれます。
起こり得る症状として、低血糖、嘔吐、下痢、ふらつき(歩行困難)、発作、昏睡、肝不全、死が考えられます。
じゃがいもの芽や緑色の皮の部分にはソラニンやチャコニンといった中毒成分が多く含まれ、加熱しても無害化されることはありません。自家栽培の未成熟なジャガイモや日光が当たって緑色になった部分は特に含有量が多くなっているため注意が必要です。
起こり得る症状として、散瞳、頻脈、口内乾燥、呼吸困難、腸閉塞、尿閉および抑うつ、麻痺、てんかん、昏睡および死が考えられます。
牛乳を含む乳製品には乳糖が含まれており、犬は乳糖を分解できる酵素を十分に持っていません。胃腸の不調を引き起こしやすく、下痢や嘔吐などの症状が見受けられる場合があります。また、乳製品アレルギーを持っている犬も珍しくないため注意が必要です。ヨーグルトやチーズは発酵によって乳糖が減少しているため、少量であれば食べても問題ありません。
起こり得る症状として、下痢、嘔吐が考えられます。
犬はアルコールを分解する酵素を保有しておらず、一度摂取したアルコールは無害化されることなく長い間体内を循環し悪影響を及ぼしてしまいます。
起こり得る症状として、パンティング、急速な体温上昇、痙攣、死が考えられます。
ポリペプチドを含むキノコの場合は、細胞の損傷と死を生じ、腎臓、肝臓及び心臓のダメージを与え、死に至ることがあります。また自律神経症状や中枢神経系作用を生じることもあります。
起こり得る症状として、抑うつ、運動失調、昏睡、胃腸の不調、腹痛、嘔吐、下痢、腸の痙攣、発熱、排泄障害、急性腎不全、急性肝不全、著しい低血糖、急死が考えられます。
生の大豆に含まれるトリプシン・インヒビターは犬にとって毒性の高い物質です。トリプシン・インヒビターは熱に弱いので、大豆が柔らかくなるまで加熱すれば、少量なら与えても大丈夫です。
起こり得る症状として、消化不良、下痢が考えられます。
生のイカやアサリには、チアミナーゼというビタミンB1を分解する酵素が含まれています。体質的にビタミンB1(チアミン)を多く必要とする犬がこのチアミナーゼを摂取してしまうとビタミンB1が不足し、ビタミンB1欠乏症になってしまう可能性が高くなります。
起こり得る症状として、食欲低下、よだれ、痙攣、運動機能障害が考えられます。
生のほうれん草に含まれるシュウ酸は、シュウ酸カルシウム結石となり、尿路結石症などを引き起こします。ただし、シュウ酸は水に溶けやすいので、茹でた後で水切りをすれば取り除くことができます。
起こり得る症状として、尿路結石が考えられます。
新鮮な魚は健康に良いですが、鮮度が悪い魚は危険です。
まず、ヒスタミン食中毒が考えられ、「ヒスタミン」という物質を含有している魚を摂取することによって発症する中毒です。魚がもともと持っている「ヒスチジン」という物質が、細菌の持つ脱炭酸酵素の働きよって魚肉内で「ヒスタミン」を生成します。
魚を常温で放置することによって細菌が増殖するので、必然的にヒスタミンの生成される量も多くなり中毒を起こす確率が高くなります。
また、もう一つアニサキスが考えられます。寄生虫(線虫)の一種で、鯖やイワシ、カツオ、鮭、イカ、サンマ、アジなどの魚介類の内臓に寄生します。
鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動し、生の状態で食べることで、アニサキス寄生虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。症状としては嘔吐や激しい痛みなどがあります。アニサキスは熱に弱いので、煮たり焼いたりすればほぼ死滅すると考えて大丈夫です。また、人間であればお刺身を食べる時によく噛むことで、生きたアニサキスが体内に入ることを防ぐことができます。しかし犬によく噛ませるのは難しいので、あらかじめ小さく切って与えてあげるとよいでしょう。
お茶として、またアロマの精油としても身近なジャスミン。その香りにはリラックス効果があるといわれています。しかし、犬がジャスミンを口にするのは危険です。犬にとって毒性があるので、食べると中毒症状を起こしてしまいます。
優しいグリーンがインテリアにもマッチしやすいと人気のユーカリ。一言にユーカリといってもさまざまな種類がありますが、なかには毒性があるものもあります。インテリアに使用する際は犬が口に入れないように注意しましょう。
餅などにも使われるヨモギは、散歩中にもよく見かける身近なハーブです。愛犬の口が届く場所に生えていることもありますが、ヨモギは犬にとって危険な植物です。犬がヨモギを食べると、下痢などを起こすことがあります。
オレンジやイエローの花が可愛いマリーゴールドは、庭先で育てることも多い植物です。ハーブティーにもよく使われますが、犬にとっては毒性があるといわれています。
マリーゴールドには防虫作用があることが知られていますが、それは主に根っこの部分に「チオフェン」という物質が含まれているからです。チオフェンは、犬にとって致死性の高い中毒成分ではありませんが、犬が摂取した場合、嘔吐や下痢、皮膚の炎症などを起こす可能性があります。
個体差や量によっても緊急度は異なりますので、もし食べてはいけないものを食べてしまっても落ち着きましょう。
その上で、症状が現れていてもいなくても、愛犬のために、すぐに動物病院へ行く前に電話で状況を伝え、確認をすることをおすすめします。獣医師が的確な判断をできるよう、飼い主が正確に状況や症状を説明をする必要があります。「何を、いつ、どのくらいの量」食べたのかが治療の際、非常に重要な情報となりますので、伝えましょう。
動物病院へ行く際は、食べてしまった物のパッケージ(あるいは残っていた物質)を持って行くと良いでしょう。
犬が中毒症状を起こしてしまう食べ物は、身近にたくさんあります。どの食べ物は犬にとって良くないのか知識をつけると同時に、誤って食べてしまわないよう注意しましょう。
ペトコトのInstagramアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」やトリマーやトレーナーへの相談会を定期開催しています。愛犬について気になることがある方は、ぜひご参加ください。
そのため、症例やエビデンスがあるものは危険とみなし、類するものも食べなくて良いという方針であることをご了承ください。
01【犬が食べてはいけないもの】チョコレート
【絶対に食べてはダメ】多くの飼い主さんがご存知だと思いますが、犬が食べてはいけない食べ物の代表格がチョコレートです。
犬はカカオに含まれるテオブロミンの分解スピードが遅いため、中毒症状を起こす危険があります。チョコレートの種類によってテオブロミンの含有量は異なり、ダークチョコレートのようなカカオ成分が多く含まれるものは、テオブロミンも多くなるので特に注意が必要です。症状は嘔吐、下痢、神経症状、死が考えられます。
02【犬が食べてはいけないもの】ぶどう・レーズン
【絶対に食べてはダメ】果物で犬が食べてはいけないものはぶどう類です。ぶどうの摂取により犬が急性腎不全を起こし、死に至るケースが国内外で報告されています。ぶどうに含まれる何が中毒につながっているのか、正確にはわかっていません。特にレーズンは摂取する量が多くなりがちなので注意が必要です。エビデンスはないですが、ぶどう類のマスカットやブルーベリーも可能性はあるため、避けた方が良いでしょう。
起こり得る症状として、嘔吐、下痢、食欲不振、元気がない、水をたくさん飲む、腹痛、乏尿(排尿量が減ってしまうこと)、死が考えられます。
03【犬が食べてはいけないもの】カフェイン飲料(コーヒー、紅茶など)
【絶対に食べてはダメ】カフェインは鎮静作用を持つアデノシンの結合を阻害する作用を持つため、摂取することで神経を興奮させます。人間でもカフェイン飲料を飲みすぎると気持ちが悪くなったり動悸が激しくなったりするように、体の小さな犬がカフェインを摂取すると心筋や中枢神経系に不調をきたす可能性があります。
起こり得る症状として、頻脈、呼吸促迫(呼吸が早くなること)、過度の興奮、震え、痙攣、不整脈、全身性のうっ血または出血が考えられます。
04【犬が食べてはいけないもの】ネギ類(タマネギ、ニンニクなど)
【絶対に食べてはダメ】犬が食べてはいけない野菜の代表格が玉ねぎ、にんにく、ニラなどのネギ類です。食べてしまうと貧血を起こし、死に至る可能性もあります。熱で壊れることがないため、カレーやハンバーグなどの誤飲にも注意が必要です。
起こり得る症状として、貧血、皮膚炎、喘息発作、粘膜蒼白、頻脈、呼吸促迫、衰弱、嘔吐、下痢、血尿、死が考えられます。
05【犬が食べてはいけないもの】ナッツ類
【絶対に食べてはダメ】ナッツ類でも特にマカダミアナッツは中毒症状を起こす危険がありますが、中毒成分は正確にはわかっていません。症状は治療なしで12〜24時間で回復すると言われています。その他のナッツも肥満につながったり、窒息や腸閉塞の原因になったりする可能性もあるため、与えないようにしましょう。
起こり得る症状として、パンティング、震え、強直痙攣、運動失調、後肢の不全麻痺、尿石症が考えられます。
06【犬が食べてはいけないもの】アボカド
【絶対に食べてはダメ】アボカドにはペルシン(persin)という殺菌作用のある毒素が含まれています。ペルシンは人間には無害ですが犬にとっては有害に働くといわれています。犬の体質によっては重い中毒症状が見られる場合もあります。
起こり得る症状としては、嘔吐、下痢、軟便、呼吸困難、痙攣が考えられます。
07【犬が食べてはいけないもの】キシリトールガム
【絶対に食べてはダメ】甘味料キシリトールを含むガムに注意が必要です。犬が食べてしまうと血糖値の低下や嘔吐、肝不全を引き起こす可能性があり、ボトルタイプのガムを丸ごと誤飲してしまい死に至ったケースも報告されています。少量ですが、キシリトールはイチゴにも含まれます。
起こり得る症状として、低血糖、嘔吐、下痢、ふらつき(歩行困難)、発作、昏睡、肝不全、死が考えられます。
08【犬が食べてはいけないもの】じゃがいもの芽
【絶対に食べてはダメ】じゃがいもの芽や緑色の皮の部分にはソラニンやチャコニンといった中毒成分が多く含まれ、加熱しても無害化されることはありません。自家栽培の未成熟なジャガイモや日光が当たって緑色になった部分は特に含有量が多くなっているため注意が必要です。
起こり得る症状として、散瞳、頻脈、口内乾燥、呼吸困難、腸閉塞、尿閉および抑うつ、麻痺、てんかん、昏睡および死が考えられます。
09【犬が食べてはいけないもの】牛乳・乳製品
【絶対に食べてはダメ】牛乳を含む乳製品には乳糖が含まれており、犬は乳糖を分解できる酵素を十分に持っていません。胃腸の不調を引き起こしやすく、下痢や嘔吐などの症状が見受けられる場合があります。また、乳製品アレルギーを持っている犬も珍しくないため注意が必要です。ヨーグルトやチーズは発酵によって乳糖が減少しているため、少量であれば食べても問題ありません。
起こり得る症状として、下痢、嘔吐が考えられます。
10【犬が食べてはいけないもの】お酒(アルコール)
【絶対に食べてはダメ】犬はアルコールを分解する酵素を保有しておらず、一度摂取したアルコールは無害化されることなく長い間体内を循環し悪影響を及ぼしてしまいます。
起こり得る症状として、パンティング、急速な体温上昇、痙攣、死が考えられます。
11【犬が食べてはいけないもの】野生のキノコ
【絶対に食べてはダメ】ポリペプチドを含むキノコの場合は、細胞の損傷と死を生じ、腎臓、肝臓及び心臓のダメージを与え、死に至ることがあります。また自律神経症状や中枢神経系作用を生じることもあります。
起こり得る症状として、抑うつ、運動失調、昏睡、胃腸の不調、腹痛、嘔吐、下痢、腸の痙攣、発熱、排泄障害、急性腎不全、急性肝不全、著しい低血糖、急死が考えられます。
12【犬が食べてはいけないもの】生の大豆
【与えない方が良い】生の大豆に含まれるトリプシン・インヒビターは犬にとって毒性の高い物質です。トリプシン・インヒビターは熱に弱いので、大豆が柔らかくなるまで加熱すれば、少量なら与えても大丈夫です。
起こり得る症状として、消化不良、下痢が考えられます。
13【犬が食べてはいけないもの】生のイカ・アサリ
【与えない方が良い】生のイカやアサリには、チアミナーゼというビタミンB1を分解する酵素が含まれています。体質的にビタミンB1(チアミン)を多く必要とする犬がこのチアミナーゼを摂取してしまうとビタミンB1が不足し、ビタミンB1欠乏症になってしまう可能性が高くなります。
起こり得る症状として、食欲低下、よだれ、痙攣、運動機能障害が考えられます。
14【犬が食べてはいけないもの】生のほうれん草
【与えない方が良い】生のほうれん草に含まれるシュウ酸は、シュウ酸カルシウム結石となり、尿路結石症などを引き起こします。ただし、シュウ酸は水に溶けやすいので、茹でた後で水切りをすれば取り除くことができます。
起こり得る症状として、尿路結石が考えられます。
15【犬が食べてはいけないもの】鮮度の悪い魚
新鮮な魚は健康に良いですが、鮮度が悪い魚は危険です。
まず、ヒスタミン食中毒が考えられ、「ヒスタミン」という物質を含有している魚を摂取することによって発症する中毒です。魚がもともと持っている「ヒスチジン」という物質が、細菌の持つ脱炭酸酵素の働きよって魚肉内で「ヒスタミン」を生成します。
魚を常温で放置することによって細菌が増殖するので、必然的にヒスタミンの生成される量も多くなり中毒を起こす確率が高くなります。
また、もう一つアニサキスが考えられます。寄生虫(線虫)の一種で、鯖やイワシ、カツオ、鮭、イカ、サンマ、アジなどの魚介類の内臓に寄生します。
鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動し、生の状態で食べることで、アニサキス寄生虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。症状としては嘔吐や激しい痛みなどがあります。アニサキスは熱に弱いので、煮たり焼いたりすればほぼ死滅すると考えて大丈夫です。また、人間であればお刺身を食べる時によく噛むことで、生きたアニサキスが体内に入ることを防ぐことができます。しかし犬によく噛ませるのは難しいので、あらかじめ小さく切って与えてあげるとよいでしょう。
16【犬が食べてはいけないもの】ハーブ(草)類
ハーブの中でも犬が食べてはいけないものがあります。ジャスミン
お茶として、またアロマの精油としても身近なジャスミン。その香りにはリラックス効果があるといわれています。しかし、犬がジャスミンを口にするのは危険です。犬にとって毒性があるので、食べると中毒症状を起こしてしまいます。
ユーカリ
優しいグリーンがインテリアにもマッチしやすいと人気のユーカリ。一言にユーカリといってもさまざまな種類がありますが、なかには毒性があるものもあります。インテリアに使用する際は犬が口に入れないように注意しましょう。
ヨモギ
マリーゴールド
マリーゴールドには防虫作用があることが知られていますが、それは主に根っこの部分に「チオフェン」という物質が含まれているからです。チオフェンは、犬にとって致死性の高い中毒成分ではありませんが、犬が摂取した場合、嘔吐や下痢、皮膚の炎症などを起こす可能性があります。
犬が食べてはいけないものを食べた場合の対処法
個体差や量によっても緊急度は異なりますので、もし食べてはいけないものを食べてしまっても落ち着きましょう。
その上で、症状が現れていてもいなくても、愛犬のために、すぐに動物病院へ行く前に電話で状況を伝え、確認をすることをおすすめします。獣医師が的確な判断をできるよう、飼い主が正確に状況や症状を説明をする必要があります。「何を、いつ、どのくらいの量」食べたのかが治療の際、非常に重要な情報となりますので、伝えましょう。
動物病院へ行く際は、食べてしまった物のパッケージ(あるいは残っていた物質)を持って行くと良いでしょう。
まとめ
「犬が食べてはいけない食べ物」の知識をつける
料理時や飲食時に注意を払う
通院の際には誤食したものを持参する
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