犬はバターを食べても大丈夫? 含まれる成分やアレルギーなど注意点を解説

犬はバターを食べても大丈夫? 含まれる成分やアレルギーなど注意点を解説

犬にバターを意図して与えることはおすすめしませんが、目を離していた隙に食べられてしまったからといって、すぐに対処しなければいけないものではありません。万が一、食べてしまった場合はアレルギーの危険性や、コレステロール値も高いため肥満の原因にも。今回の記事では犬にバターを与える際の注意点や成分、マーガリンとの違いも紹介します。

犬がバターを食べた場合の注意点

片耳を上げる犬

乳製品アレルギーの危険性

アレルギーを起こした場合、初期症状として皮膚の疾患が現れる可能性が高いです。フケが出たりずっと肌をかゆがっていたりしていたら、早めに病院に相談してあげましょう。


乳糖不耐症の恐れ

人間でも乳製品を摂るとお腹の調子が悪くなる人もいると思いますが、犬にも同じ理由で同じような症状が起こります。

バターには「乳糖」という成分が含まれており、犬の体は乳糖を分解するための「ラクターゼ」という消化酵素が少なく、乳糖を分解しにくいため、乳糖不耐症の子が多いのです。

乳糖不耐症を引き起こすと下痢や嘔吐などの不調を起こしてしまいます。

肥満の原因に

バターには脂質が非常に多く含まれています。人間にとっては一口程度の大きさでも、犬には過剰摂取になりかねません。

日常的にバターを摂取すると太ってしまい健康にさまざまな悪影響が出てきてしまいます。少し舐めただけですぐに影響が出るものではありませんが、積極的に与える必要はないでしょう。


バターに含まれる主な成分

バター

バターは「食塩タイプ」や「無塩タイプ」など、用途に合わせていろいろな種類が販売されています。犬には肥満やアレルギーのほか、塩分過多にも注意が必要ですのです。手作りのご飯やおやつを作って与える場合は、必ず無塩タイプのものを選びましょう。

バターには以下のビタミンも含まれています。

ビタミンA(レチノール)

ビタミンAには主にレチノールとβカロテンの2種類あるのですが、動物性食品に含まれるビタミンAはレチノールという効力の早い種類です。

「目のビタミン」ともいわれ、白内障の予防や角膜の健康維持に重要です。また、皮膚や被毛の健康状態を保つ効果もあります。

ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用があります。主に細胞膜において活性酸素の除去に役立ち、細胞を守ってくれる働きをします。

細胞膜が壊れると皮膚病やガン、消化器疾患などさまざまな病気になってしまう可能性があります。

マーガリンは与えてもいいの? バターとの違い

パンとマーガリン

バターとマーガリンは似ていますが、風味や形状の違いだけではなく、原料や成分にも違いがあります。バターは生乳から、マーガリンは植物性・動物性の油脂からできています。

どちらも料理によく使われていますが、マーガリンには「トランス脂肪酸」という不飽和脂肪酸が添加されています。

トランス脂肪酸が健康に害を及ぼすという話もあり、実際にアメリカでは多くの食品関連企業がトランス脂肪酸の含量の少ない油脂への切り替えを始めています。犬にとっても注意が必要といえるでしょう。

バターやマーガリンは便秘解消に効く?

バターやオリーブオイルなどの脂質を与えることで、犬の便秘を解消する方法を取られている飼い主さんも多いようです。

しかし実際の便秘への効果は定かではありません。便秘が気になる場合は病院で獣医師の指示に従いましょう。

まとめ

何かを食べる犬

アレルギーや乳糖不耐症になる恐れがあります
肥満の原因になる食材です
日常的に与えることはおすすめしません
「便秘を解消する」といわれる効果は定かではありません

バターは犬に好まれやすい味をしていますが、意図的に与えるべきではありません。愛犬に健康的な生活を送ってもらうためには、健康的なご飯を与えましょう。


参考文献

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