犬は大豆を食べても大丈夫!与え方やアレルギー症状について解説

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大豆は、筋肉や血液を作るために欠かせないタンパク質を豊富に含む、栄養価の高い食材です。豆腐や納豆、豆乳など、日本人の食卓には欠かせない大豆。節分の時期には「愛犬が節分の豆を食べてしまった!」と焦る飼い主さんもいるかもしれません。犬は大豆を食べても大丈夫なのでしょうか。今回は、大豆の成分やアレルギーの可能性などについてご紹介します。

犬は大豆を食べても大丈夫

大豆

大豆はタンパク質やカルシウム、ビタミンB1を含み、犬が食べても大丈夫な食材です。

タンパク質は筋肉や血液、皮膚、被毛などを作り、カルシウムは骨を作り、どちらも体を作るために必要な栄養素です。ビタミンB1は体を動かすエネルギーを作るのをサポートする働きがあります。

また、大豆に含まれる大豆イソフラボンには抗酸化作用があり、アンチエイジンや被毛のを美しく保つ効果が期待できます。

犬に大豆を与える際の3つの注意点

大豆

大豆アレルギーの可能性

アレルギーは、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることで発症する可能性のある後天性アレルギーがあります。

初めて食べる食材を与える際は少量からスタートし、様子を観察しましょう。以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性があります。

  • 下痢や嘔吐
  • 皮膚のかゆみ
  • 元気がない
  • 目の充血

大豆はドッグフードにも多く使用されています。大豆を含むドッグフードを食べ、上記のような症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。


生の大豆はNG

生の大豆には「トリプシン・インヒビター」という、犬にとって毒性の高い物質が大量に含まれています。これは、膵臓のたんぱく質の分解酵素である「トリプシン」の働きを阻害してしまうため、摂取すると消化不良や下痢などの症状を起こす可能性があります。

間違って食べてしまった場合は、獣医さんに相談し指示を仰いでください。

ただしトリプシン・インヒビターは熱に弱いので、加熱すれば、犬にとって安全かつ消化に良い食材となります。犬に大豆を与えるときは、必ず加熱したものを与えるようにしましょう。

消化不良を起こしやすい

犬の消化器官は、人間ほど消化能力が高いわけではないため、煎っただけの大豆や形を残したままの大豆はうまく消化されません。そのため、大量に食べると大豆がそのままの形で便に混ざるということも起こり得ます。小型犬の場合、喉に詰まらせたり腸閉塞の危険性もあります。

犬に大豆を与える際は、ただ加熱するだけではなく、元の形が残らなくなるくらい柔らかくしたものを与えるようにしましょう。

気をつけるべき栄養素

栄養豊富な大豆ですが、犬にとって気をつけなければいけない栄養素も含まれています。

レクチン

レクチンは、植物が昆虫や草食動物などの外敵から身を守る作用があります。腸内の壁にくっつきやすい性質を持っているため、過度に摂取すると、栄養の吸収を阻害したり、下痢や嘔吐の原因となったりします。

レクチンは、水に浸したり発酵させたりすることで大幅に軽減されるので、水煮や発酵食品であれば安心です。

フィチン酸

フィチン酸は、デトックス作用が強い物質です。適度に摂取すればプラスの働きをしてくれますが、過剰に摂取してしまうと、5大栄養素の1つであるミネラルの排出も促してしまいます。

サポニン

サポニンは、抗酸化作用が優れた成分です。過剰な活性酵素を除去することで、老化や免疫力低下を防ぐ働きがあります。 しかし胃の弱い犬にとっては、下痢や腸の炎症の元になる可能性があります。

愛犬に大豆をあげる時は加工食品を

豆腐を食べるトイプードル

愛犬に大豆を食べさせるときは、加熱された加工食品や犬用おやつが安心でオススメです。

オススメの大豆加工食品

  • 豆腐
  • 納豆
  • おから
  • きな粉
  • 豆乳

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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まとめ

犬
生のまま与えない
形がなくなるほど柔らかくなるまで加熱する
おからや納豆、豆腐など、加工されていて消化に良いものを与える
大豆でできた犬用おやつが安心
犬に大豆を与える際は以上の注意点を守り、与え過ぎには十分気をつけて下さいね。


参考文献