ボルゾイの飼い方!性格や寿命、かかりやすい病気などをトレーナーが解説

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ボルゾイは、背は高く小顔ですらっと長い足のスマートな大型犬ですが、かっこいいのは外見だけではありません。今回は、ボルゾイの性格や寿命といった基礎知識から、しつけなどの飼い方をドッグトレーナーの長根が紹介します。

ボルゾイの基礎知識

ボルゾイ

英語表記 Borzoi
原産国 ロシア
サイズ 大型犬
体高 66~85cm
体重 25~47kg
寿命 7〜10年

ロシア語でボルゾイは「俊敏」という意味で、その走る速さは時速50kmにもなるそうです。

ボルゾイは「ハウンド」犬種であり、その中でも視覚を使って遠くにいる獲物を追跡する「サイトハウンド」のグループに属しています。


ボルゾイの歴史

ボルゾイ

ロシア原産で、帝政ロシア時代に貴族に飼われていて、ウサギ狩りやオオカミ狩りに使用されてきました。そのため、ボルゾイは「ウルフハウンド」とも呼ばれ重宝されてきました。

しかし、ロシア革命により一度は絶滅の危機になりましたが、王族や貴族への贈り物として周辺の国々からたくさんのウルフハウンドが贈られ、現在のボルゾイとして世界に広まっていきました。

ボルゾイの毛色

ボルゾイの背中

ボルゾイは「ホワイト(白)」「ブラック(黒)」の単色や「レッド」「シルバー」「レモン」「ゴールド」「セーブル(黄褐色または明るい色の長毛に黒い毛先の混じった毛色の)」と「ホワイト」の組み合わせ、「トライカラー」などがあります。

トライカラーとは、ブラックとホワイトとタン(黄褐色)の3色からなる毛色をいいます。

ボルゾイの性格や特徴

走るボルゾイ

性格

日常生活では静かですが、視力がよく遠くまで見ることができ、動くものを見ると興奮しやすい性格です。

特徴

ボルゾイはスタイル抜群な流線型の細身の身体で、同時に筋肉は引き締まり、非常に早く走ることができます

オーバーコートはシルキーで、軽くウェーブがかかっており、柔らかいアンダーコートは密で寒い気候から体を守ってくれます。

ボルゾイとアフガンハウンドの違い

おすわりするアフガンハウンド
アフガンハウンド

アフガニスタンが原産の「アフガンハウンド」も「ボルゾイ」と同じ「サイトハウンド」です。

アフガンハウンドはボルゾイに比べてやや小さく、毛は長く、足までふさふさの毛が生えています。

ボルゾイの飼い主さんの声

maro.kuruさん

レモン&ホワイトのボルゾイ
Photo by maro.kuruさん Thanks!

飼い主さんのコメント

育て方は基本的には小型犬も大型犬も変わらないと思います。その犬の持って生まれた性格がやはり一番大きいと思います。

特にボルゾイは、繊細で怖がりで神経質な子が多いように思います。なので、訓練に出したからおとなしく良い子になる……とは限らないのではないかなと。でも、比較的猫のような性格のボルゾイが多いかなと感じています。

小型犬との違いは、お金のかかり方が全く違うことと、何年後か年老いた時の介護も覚悟しなくてはいけないことだと思います。

大きい子だと50kgを超えますので……これは大型犬全般に言えることですよね。(maro.kuru さん)


len.borzoiさん

ボルゾイ
Photo by len.borzoiさん Thanks!

飼い主さんのコメント

性格は穏やかな子が多いと思います。うちの子は穏やかであると同時に、臆病でもあります。大型犬のくせに大型犬が怖いようです。

ドッグランへ行っても、大型犬よりも小型犬と遊んでいる方が多いです。また、他の犬たちが遊んでいるのを見て、自分も遊びたそうにするのですが、輪の中に入れないでいます。(笑)

この辺はボルゾイの性格というよりも、うちの子特有の性格だと思います。

また、ロシア原産という事で暑さに非常に弱いので、夏の間はクーラーを24時間かけっぱなしにしております。4~5ヶ月間ぐらいクーラーは止まりません。

設定温度は22~23℃ぐらいで、人間は寒いので服を着込んでおります。逆に寒さには強いので冬は一切暖房をかけません。かけてしまうと暑がってしまいます。

これまた、人間は寒いので服を着こんでおります。夏は冷房費がかかりますが、冬は暖房費がかかりませんので、トントンですかね。(len.borzoiさん)


len.borzoiさん

ボルゾイ
Photo by len.borzoiさん Thanks!

飼い主さんのコメント

本やネットの情報をみると「ボルゾイは独立心が強いので躾が入りにくい」などと書かれております。しかし、私の印象は全く逆です。

正しい教え方さえすれば、教えれば教えた分だけ、よく覚えてくれます。例えば、「お座り」なんかはものの10分ほどで覚えたように記憶しております。もしかして、うちの子が特別、頭が良いのかもしれません。(笑)

また、周りのボルゾイの飼い主さん達をみると、他の犬種に比べて骨折が多いように感じています。

足が細いからなのか、走る機会が多いからなのかは分かりませんが、そう感じています。実際、うちの子も8ヶ月の時に骨折をしました。

ドッグランでただ走っているだけだったのですが、脛の骨の成長板という部分を剥離骨折してしまいました。

あの時の悲鳴が今でも頭から離れません。現在は完治して、写真にある通り元気に走っております。(len.borzoiさん)


beny_ayuさん

ボルゾイ
Photo by beny_ayuさん Thanks!

飼い主さんのコメント

我が家は初めて飼った犬が今のボルゾイ達で、あまり詳しくありませんが、息子が産まれる前から一緒に暮らしていて、とても面倒見がよく、優しくおっとりした性格で、ひたすら毎日ゴロゴロ寝てます(笑)。

大変なことと言えば、今骨折していて治療費が凄いくらいですね。ボルゾイは骨折しやすいと聞きますが、我が家は今回初めての骨折で、病院通いや治療費などを考えると、これからボルゾイを迎え入れる方は買う前にそのことをしっかり頭に入れといた方がいいかなと思います。(beny_ayuさん)


ボルゾイの育て方

海辺を走るボルゾイ

ボルゾイは落ち着きがあり、飼い主にも従順な犬種ではありますが、猟犬として活躍してきた歴史があります。そのことを理解し、しつけや手入れをする必要があります。

ボルゾイのしつけ方

ボルゾイは大型犬種のため、散歩時の引っ張りや飛びつきは子犬のころからしつけていく必要があります。

大型犬に飛びつかれて転倒する事故や、恐怖心を与えることもあります。呼び戻しや、人に対しての飛びつきをさせないようにしつけていくことが大切です。


ボルゾイのお手入れ

トリミングは不要な犬種ですが、太くて固いオバーコートと柔らかく密度のあるアンダーコートからなるダブルコートという毛質をしています。

そのため、定期的にブラッシングなどのグルーミングをしてあげましょう。


ボルゾイがかかりやすい病気

ボルゾイと小型犬

大型犬に多い「胃捻転」にかかりやすいです。胃捻転、胃拡張は胃にガスがたまったり捻転が起こることで胃に血行不良が起こり、時間がたつと胃が壊死してし、命を落としてしまう緊急疾患です。

また、寒さに強く暑さに弱いボルゾイは熱中症や皮膚炎にもなりやすいので、注意が必要です。


ボルゾイの迎え方

椅子に座るボルゾイ

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

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ブリーダーから迎える

好みの毛色がある場合、ブリーダーで探すことができます。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは生後2~3カ月ごろの販売が多く、4カ月を過ぎてくると値段がだんだんと下がってくることがほとんどです。

月齢や血統、ペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は10~30万円ほどです。

ボルゾイとドッグスポーツを!

ボルゾイを撫でる飼い主

ボルゾイは走るのが速く、目で見て獲物を追うという性質があります。

そういった性質を持つサイトハウンドにぴったりなドッグスポーツは「ルアーコーシング」です。疑似餌に見立てたモーターを走らせ、それを追い競うといったスポーツです。

愛犬と一緒に楽しむスポーツはたくさんあるため、ぴったりなドッグスポーツが見つかると楽しいかもしれません。


参考文献