犬との水遊びの楽しみ方|水嫌いな犬の慣れさせ方と熱中症などの注意点

長根あかり

ドッグトレーナー

犬との水遊びの楽しみ方|水嫌いな犬の慣れさせ方と熱中症などの注意点

犬と一緒の水遊び。実はとっても種類が豊富です。夏の遊びとして、川やプールで泳ぐだけでなくSUPやリバーウォークなど涼しい夏の遊び方はそれぞれです。犬によって水遊びの好き嫌いがあります。水が得意な犬種や水が苦手な犬の慣れさせ方、注意点について紹介します。

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この記事のまとめ

  • 水遊びは犬のストレス発散・運動不足解消になり、川・海・プール・自宅で楽しめる
  • 水遊び中は熱中症の兆候に気づきにくい。水分補給とこまめな休憩を忘れずに
  • 短時間に大量の水を飲むと水中毒の危険。嘔吐やふらつきが見られたらすぐ動物病院へ
  • 冷たい水に長く浸かると低体温症のリスク。遊んだ後はタオルでよく拭き、耳や指の間も乾かす
  • 泳ぎが得意かは犬種や性格による。嫌がる犬は無理をさせず、浅いところから少しずつ慣らす
  • 深いプールや海ではライフジャケットを必ず着用する

愛犬と水遊びを楽しもう!

砂浜で遊ぶ女性と犬

暑い時期のお出かけは、犬が一緒だと躊躇してしまいがち。ですが、水遊びなら犬も飼い主さんも一緒に楽しむことができます。

旅行に行くなら、山を流れる川の水は想像よりも冷たくてとても気持ちがいいですし、「出かけるのはちょっと」という方でも、ビニールプールを利用すれば家の庭やバルコニーで愛犬に水遊びをさせてあげられます。

水遊びのメリット

水遊びは楽しいだけでなく、犬にとってストレス発散になったり、運動不足の解消になったりと健康にもいい遊びです。ただし、どこでどんな水遊びをするかによって、その効果は変わってきます。

川遊び

流れがある川では、流れの速さによって体にかかる負荷が変わります。ただ水に浸かっているだけでも足腰が鍛えられますし、流れが緩やかな場所でも、泳ぐことで普段使わない筋肉が使われます。

水に浮くおもちゃなどを投げてあげる遊びがおすすめですが、おもちゃが流されてしまうので、流れの緩やかな場所を選ぶ、川下から川上に向かって投げるなど、遊び方にも気をつけましょう。

ただし、川は滑りやすく、慣れないと人も犬もケガをしやすいので要注意です。

海遊び

海は川よりも浮力がありますが、波があったり海水であったりと、川とは違った特徴があります。海ではおもちゃを投げて取ってくる遊びではなく、波の穏やかな場所で泳いだり、SUPやサーフィンに挑戦したりするのがいいでしょう。

SUPやサーフィンではバランス力を養えます。海で遊ぶ際には、万が一に備えてライフジャケットを着せて遊ばせましょう。

また、水遊びではありませんが、普段とは違うやわらかい砂浜の地面に、犬もきっと大はしゃぎするでしょう。穴掘りをしたり、一緒にビーチフラッグで走ったりするのも楽しめます。

プール

ドッグランには、犬用のプールが設置されている場所もあります。犬用のプールのため飼い主さんが一緒に泳ぐことはできませんが、泳ぐことが好きな子の夏の遊びとしておすすめです。

また、肥満傾向の犬でも体に負担をかけることなく運動を始められます。インストラクターのいるドッグプールや、最近は犬用のフィットネスジムもありますので、試してみてはいかがでしょうか。

家での水遊び

手軽に水遊びをさせてあげたい場合や、泳げない子には家での水遊びがおすすめです。

庭があるなら、ホースで水をかけてあげるだけでもいいですし、ビニールプールならバルコニーでも遊べます。おもちゃを浮かべて遊んでもいいですし、ただ濡れるだけでもいいのです。

水に慣れさせたい犬にもおすすめです。

水遊びの注意点

身震いする犬

暑い夏にうってつけなのが水遊びですが、暑い夏だからこそ注意したいことがあります。

熱中症

夏は気温や湿度が高くなり、人も犬も熱中症になりやすくなります。

真夏の日中は地面近くの温度が50度近くに達することもあり、犬は灼熱の中を歩いている状態になります。肉球をやけどしてしまう危険もあるため、日中の炎天下での移動や、熱くなった砂浜・アスファルトを歩かせることは避けましょう。

また、水遊び中は体が冷えて涼しく感じるぶん、熱中症の兆候に気づきにくくなるため、特に注意が必要です。

涼しく感じていても、夏の日差しはとても強く、思っているよりエネルギーを奪われます。犬も人も意識して水分補給をし、こまめに休憩を取るようにしましょう。

水中毒

夏場は熱中症対策として、愛犬にも意識して水分補給をさせている方が多いでしょう。水を飲ませること自体は良いことですが、短時間に過剰に摂取すると血中のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症(水中毒)を起こすことがあり、最悪の場合命を落とすこともあります。

特に、川でおもちゃを取ってくるのが好きな犬の場合、水に浮いているおもちゃをくわえる際に水を飲んでいます。脱水を防ぐためにも水分補給は大切ですが、一度にたくさん飲ませるのではなく、少ない量をこまめに飲ませるようにしましょう。

水遊びの最中や後に、嘔吐やふらつき、ぐったりする、けいれんなどの様子が見られたら水中毒の可能性があります。すぐに動物病院へ連絡してください。

低体温症

犬は、原産地域やどんな役割があった犬種かによって体の構造が異なります。寒い地域の犬なら、アンダーコートと呼ばれる羽毛のような柔らかい毛が高い密度で生えています。

一方、サルーキやバセンジーなど暑い地域の犬は、毛の短いスムースコートであったり、アンダーコートを持たないシングルコートであったりする犬が多いです。

冷たい水にずっと浸かっていると体温が奪われ、低体温症の危険があります。また、夏だからと濡れた体を放っておくのも危険です。水遊びを終えたら、タオルなどでよく拭いてあげましょう。

遊んだ後のケア

海水や川の水、プールの水が被毛や皮膚に残ったままだと、皮膚トラブルの原因になることがあります。遊んだ後は真水で洗い流すか、濡らしたタオルでよく拭いてあげましょう。

特に、耳の中や指の間は乾きにくく、蒸れて外耳炎や皮膚炎につながりやすい場所です。タオルでやさしく水分を取り、しっかり乾かしてあげてください。

泳ぎの得意な犬種

枝をくわえて泳ぐ犬

昔から犬は人と一緒に暮らし、人の生活を助けてくれる良きパートナーでした。羊や牛を飼う人々は牧羊犬(牧畜犬)を、猟をする人々は猟犬を連れていました。

そんな使役犬の中には、水辺での仕事をする犬たちもいます。特性として水が平気な犬種もいますが、必ずしも全ての犬が得意というわけではありません。

犬にもそれぞれ性格がありますので、あくまで参考として、愛犬の様子を見て考えてあげましょう。

(撃ち落とされた)獲物を回収する

カモをおびき寄せる

  • コイケルホンディエ
  • ノヴァスコシア・ダック・トーリング・レトリーバー

水鳥猟師や漁師の補助役

  • スパニッシュ・ウォーター・ドッグ
  • ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ

水難救助犬

愛犬の水への反応を知る

ホースの水で喜ぶ犬

愛犬のためにドッグプールへ連れて行っても、「怖がって全然遊ばない」ということだってあります。水遊びへ連れて行く前に、愛犬が水に対してどんな反応をするのかを事前に確認しておきましょう。

雨上がりの水たまりや、お風呂での様子などを意識して過ごすだけで、犬の水への反応が分かります。

水が苦手な犬の慣らし方

まず前提として、嫌がる犬を無理やり水へ近づけたり、水をかけたりするのはやめましょう

すでにお風呂場への恐怖心がある場合は、お風呂で練習すると時間がかかりますので、庭やバルコニーなどで練習しましょう。そうでない子はお風呂場で大丈夫です。

水の温度

いきなり冷たい水をかけられたら、誰だって嫌ですよね。犬も同じです。人肌に近いぬるめの温度で練習しましょう。

どこまで平気?

ビニールプールに入る子犬

犬によってスタートのレベルは異なります。日頃の様子を見て始めるレベルを考え、簡単にクリアできるところから始めます。

「水は怖がっていないし、足がつけば平気でしょ」と抱き上げて、いきなりビニールプールや浴槽に入れるのは、トラウマになってしまう可能性があるのでやめてください。

また、シャワーの勢いにも注意が必要です。ジョウロのように柔らかく当たるくらいの量で優しくかけてあげましょう。

ステップ1

  1. 濡れた場所を歩ける
  2. 足に直接水がかかっても平気
  3. 体に水がかかっても平気

ステップ2

  1. 足先だけずっと水に浸かっていても平気
  2. 膝の高さまで浸かっていても平気
  3. 足がつけば平気

ステップ1からダメだった犬は、体が濡れることが嫌な子がほとんどです。いつもは避けて通る水たまりを歩けたら、そのタイミングでおやつをあげて褒めてあげましょう。

散歩後の足拭きをシャワーにしてみて、シャワーを当てている間はおやつをあげるなど、気を紛らわせてあげるのもいい方法です。

ステップ2がダメだった犬なら、シャワーホースを使った水遊びから始めましょう。楽しい経験をすることで、水に対する恐怖心はなくなっていきます。

ステップ2ができた犬は、水遊びを楽しめるでしょう。足のつくプールで、友達の犬と遊んでみてください。遊んでいるうちに、意外と深いところまで行けることもあります。

深いプールを利用するときは、ライフジャケットを必ず着けてください。溺れるなどの怖い経験ではなく、「あれ? 泳げた!」という経験にしてあげましょう。

泳げない犬のトレーニング

プールで泳ぐ犬

泳げない犬の場合は、スタッフの人がレクチャーしてくれるドッグプールがおすすめです。人も水中に入れるドッグプールなら、ライフジャケットを着せて体を支えながら、ゆっくりと浅いところから深いところまで連れて行ってあげましょう。

このとき大切なのは、「できるところまでを楽しませてあげること」です。練習中は声をかけてあげ、できたら必ず褒めてあげます。

嫌な思い、怖い思いをさせないことが大切です。仲の良い友達がいるのなら一緒にプールに行くのもいいですし、ボールが好きな子なら、水に浮くボールを投げたらあっさり泳いで取りに行くこともあります。

飼い主さんの緊張は犬にも伝わるので、まずは飼い主さんがリラックスして、楽しみながら練習してあげましょう。

愛犬に合った水遊びで夏を楽しもう!

サーフィンする人と犬
犬にとって水遊びはストレス発散や体力向上、ダイエットにもなる
ただし熱中症、水中毒、低体温症には十分注意して
嫌がる犬には無理にせず少しずつ水に慣らしてあげましょう

「犬のため」と思って、一生懸命水に慣れさせたり泳ぎの練習をさせたりする必要はありません。楽しみながら、自然とできることが増えるのが一番です。

泳ぐことが好きな犬もいれば、ホースから出る水を捕まえたい・追いかけたい犬もいます。遊びを通して飼い主さんとのコミュニケーションが増えると、関係性もよりよくなります。愛犬と一緒に楽しめる水遊びを、ぜひ探してみてください。

お出かけやトレーニング時にもおすすめな愛犬用おやつ

ペトコトフーズのおやつ

ペトコトフーズのおやつは四国産若どりや鹿児島県産の紫いも、青森県産のりんごなど国産食材をふんだんに使用し、獣医師が監修した保存料無添加のおやつです。

  • 全犬種・全年齢が対象!
  • フリーズドライ製法なので常温保存可能!
  • ジッパー付きのパッケージで散歩のお供にも!

水に浸すと食材本来の歯応えに戻るため子犬からシニア犬まで楽しんでいただけます。

※おやつやトッピングとして与える場合、与える量は1日の最適カロリー量の10%以内になるようにしてください。1日の最適カロリー量はペトコトフーズの「食事量計算機(無料)で簡単にわかります。
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