アメリカンピットブルテリアの飼い方|飼育が禁止されている地域もあるほど、しつけが難しい犬種

アメリカンピットブルテリアの飼い方|飼育が禁止されている地域もあるほど、しつけが難しい犬種

さまざまな国や地域で飼育や輸入が禁止されているというアメリカンピットブルテリア。ほかの犬や人を噛んでしまうといった事件も実際に起きていますが、友好的な性格も持ち合わせているので、高いレベルで飼育管理ができれば家族として迎えることは不可能ではありません。今回は、アメリカンピットブルテリアの飼い方や歴史を中心にご紹介します。

アメリカンピットブルテリアの基礎知識

アメリカンピットブルテリアインスタ
Photo by @kse_abbeyさん、アビーちゃん Thanks!

英語表記 American Pit Bull Terrier
原産国 アメリカ
サイズ 中型
体高 オス:約45〜53cm
メス:約43〜51cm
体重 オス:約16〜27kg
メス:約13〜23kg
寿命 約12〜14年

アメリカンピットブルテリアはアメリカ生まれの犬種です。英語では「American Pit Bull Terrier」、頭文字をとって「APBT」と表記されることもあります。

アメリカンピットブルテリアの歴史

アメリカンピットブルテリアの祖先は、より強い闘犬を作るためにテリア系犬種とブルドッグ系犬種が盛んに掛け合わされていた19世紀のイギリスで生まれました。その後、イギリス系移民によってアメリカに持ち込まれ、今のアメリカンピットブルテリアになったといわれています。

1898年にユナイテッドケネルクラブが世界で初めてアメリカンピットブルテリアを犬種として登録しました。「アメリカ」と名のつく犬種ですが、アメリカンケネルクラブには登録されていません。ジャパンケネルクラブにも登録されていません。

大きさと寿命

アメリカンピットブルテリアの体高はオスが45〜53cm、メスが43〜51cmほどです。体重はオスがおよそ16〜27kg、メスが13〜23kgほどが一般的ですが、体重の幅は広く40kgを超えるアメリカンピットブルテリアも存在します。寿命は12〜14年ほどといわれています。

アメリカンピットブルテリアに似ている犬種と違い

アメリカンピットブルテリアは、アメリカンスタッフォードシャーテリアという犬種にとてもよく似ています。

アメリカンスタッフォードシャーテリア

アメリカンスタッフォードシャーテリア

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、同じくアメリカ生まれの犬種です。アメリカンピットブルテリアと同じく、ブルドッグ系犬種テリア系犬種を掛け合わせて生まれました。体重はオスが25〜32キログラム、メスが18〜25キログラムと、一般的なアメリカンピットブルテリアと比べるとアメリカンスタッフォードシャーテリアのほうが少し大きいです。


アメリカンピットブルテリアと「ピットブル」の違い

「アメリカンピットブルテリア」は犬種、「ピットブル」はブルドッグ系の犬種とテリア系の犬種を組み合わせて作られた犬種のグループです。似ている犬種としてご紹介したアメリカンスタッフォードシャーテリアも、「ピットブル」グループに属します。海外で飼育が禁止されているエリアでは、「アメリカンピットブルテリア」を禁止しているところと、似た犬も全てという意味で「ピットブルグループの犬種」を禁止しているところの両方があります。

アメリカンピットブルテリアの性格

アメリカンピットブルテリアは、遊ぶのが大好きでとても友好的です。運動も欠かせません。ただ、もともと闘犬として生まれた犬種ですので、しつけ方によっては攻撃的な性格が出てしまうこともあります。

アメリカンピットブルテリアの被毛について

アメリカンピットブルテリアは、短く、触ると硬く、太陽の光を受けて輝く被毛を持っています。

毛色

世界ではじめてアメリカンピットブルテリアを犬種として登録したユナイテッドケネルクラブでは「いかなる毛色、模様も認める」としています。グレー、レッド、パーティカラーなど、さまざまな毛色を持つアメリカンピットブルテリアがいます。

グレー

アメリカンピットブルテリアインスタ
Photo by @kmar.s29さん、瑠璃ちゃん Thanks!

パーティーカラー

アメリカンピットブルテリアインスタ
Photo by @kajico_mさん、アンちゃん Thanks!

レッド

アメリカンピットブルテリアレッド

アメリカンピットブルテリアの飼い方

アメリカンピットブルテリアと暮らすには、高度な知識を持ってトレーニングできることが必須です。

しつけ方

他の犬種にもいえることですが、アメリカンピットブルテリアは特に、子犬の頃からしつけ教室に通わせて社交性を身につけたり、他の犬や人との接し方を学ばせることが推奨されています。また、闘犬として生み出されたアメリカンピットブルテリアには、獲物を追う習性があります。お散歩などで外に連れ出すときは不慮の事故を防ぐため必ず太めで丈夫なリードをつけましょう。攻撃的な性格を引き出してしまわないように、たくさん運動をさせるのも効果的です。


ケア

お風呂とピットブル
Photo by @wakame.kanburiさん、寒ブリくんThanks!

アメリカンピットブルテリアは被毛が短いので、柔らかなブラシなどで週に1、2回ブラッシングしてあげる程度でよいでしょう。ブラッシングをすることによって皮脂が被毛に行き渡り、健康な毛を保つことができます。また、短い被毛とはいえ、虫や土などが入り込んでしまう場合があります。自然の中で遊ばせたときなどは、念入りなブラッシング、またはお風呂に入れてあげましょう。


アメリカンピットブルテリアのかかりやすい病気

アメリカンピットブルテリアは、同じような大きさの犬の中では寿命が長い犬種だといわれています。ただし、関節の病気や皮膚疾患に注意が必要です。

アメリカンピットブルテリアの動画

日本ではあまりお目にかかれないアメリカンピットブルテリアですが、世界には熱烈なファンがたくさんいます。そんなファンたちが投稿した動画を集めてみました。

芸達者なアメリカンピットブルテリア


アメリカンピットブルテリアのハルク(Hulk)くんが、広〜いお庭でお母さんと特訓したトリック(芸)を披露しています。

里親を待つアメリカンピットブルテリアの子犬たち


動物愛護団体がレスキューしたアメリカンピットブルテリアの子犬たちです。キュートな子犬たち、今は新しい家族と幸せになっていることでしょう。

アメリカのショートムービーにも登場!


アメリカンピットブルテリアは、闘犬として知られていますが、アメリカではファミリードッグとしても有名です。1932年公開のショートムービー「The Pooch」には、主役の男の子スパンキー(Spanky)くんと遊ぶアメリカンピットブルテリアのピート(Pete)くんが登場します。

迎え方と初期費用

アメリカンピットブルテリアを家族に迎えるには、ペットショップで探す方法、ブリーダーを探す方法、シェルターなどから保護犬を保護する方法があります。

ペットショップから迎える

アメリカンピットブルテリアは日本では犬種として公式に認められておらず、咬傷事故が発生した際の危険性が非常に高いため初心者が飼育すべきありません。ペットショップで探すのは少し難しいと考えられます。

ブリーダーから迎える

犬を家族に迎える際の、ペットショップの次に身近な方法にブリーダーがあります。ピットブル系犬種を扱うブリーダーは全国にたくさんいるので、まずはインターネットで探してみましょう。


保護犬を家族に迎える

アメリカンピットブルテリアなどの大きな犬は、悲しいことですが飼育放棄をされることがあります。ぜひ、お近くのシェルターやインターネットサイト「OMUSUBI(お結び)」などで探してみてください。今も新しい家族を待っている犬や猫たちがいます。

アメリカンピットブルテリアは見た目と中身のギャップを愛そう

きちんとしつければ愛らしい性格の子が多いのに、残念ながら怖いというイメージがぬぐいきれないアメリカンピットブルテリアたち。正しい知識とスキル、そして愛情たっぷりでしつけてあげれば、最高のパートナーになること間違いありません。

OMUSUBIなら子犬からシニア犬まで探せます!


保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI」

保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI(お結び)」では、審査を通過した信頼できる複数の保護団体が保護犬の里親さんを募集しています。生後数カ月からシニア犬まで、幅広い犬種が里親を待っています。興味のある人はぜひ利用してみてくださいね。

参照



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