グレートデーンの飼い方!性格や寿命、しつけなどをトレーナーが解説

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グレートデーンは、体格のいい大きな体と優しい目をした超大型犬です。迫力ある姿に少し怖いと感じる人もいるかもしれませんが「優しい巨人」ともいわれているほど愛情深い性格をしています。今回は、そんなグレートデーンについて、ドッグトレーナーの長根が紹介します。

グレートデーンの基礎知識

英語表記 GREAT DANE
原産国 ドイツ
サイズ 大型犬
体高 70〜81cm
体重 45~54kg
寿命 6〜10歳

グレートデーンは英語で「Great Dane」と書き「大きなデンマークの人」という意味です。

原産国はドイツのため「ジャーマンマスティフ」と呼ばれることもあり、国際畜犬連盟(FCI)はドイツ語読みの「ドイチェン・ドッゲ(DEUTSCHE DOGGE)」を採用しています。

グレートデーンの大きさや寿命

体重は45~54kgほどで、体高は70~81cmほどです。寿命は6〜10年ほどですが、10年を超える子もいます


グレートデーンの歴史

グレートデーンが走る様子

グレートデーンの起源は、現在のアジア・ロシアからヨーロッパに持ち込まれた犬だということがわかっています。

その犬に「マスティフ」や「アイリッシュウルフハウンド」「ボクサー犬」の祖先でもある古い犬種の「ブレンバイサー」との交配により、生まれたと考えられています。

グレートデーンのスタンダードが決められたのは1880年、ベルリンで開催されたショーが初めでした。

以来スタンダードとしての形が管理され、その姿は400年前にドイツで活躍していたイノシシの猟犬と現在も変わっていないそうです。

当時は猟犬として活躍していましたが、現在では警備犬や伴侶犬として暮らしています。

グレートデーンはギネス記録の大きさ!

グレートデーンの平均的な大きさは、前足の先から肩甲骨(き甲)の高さ(体高)が70~81cmです。

これでも十分超大型犬の分類に入りますが、2013年にギネスに載ったグレートデーンの「ゼウス」くんの大きさはなんと、体高約112cmにもなる大きさとのこと。


グレートデーンの毛色

主な犬種は「ブリンドル」「フォーン」「ブルー」「ブラック」「ハルクイン」があります。

ブリンドル

ブラック・タン・ゴールドなどの色が虎の縞模様のように現れます。

フォーン

金色がかった茶色です。

ブルー


ブラック

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ハルクイン

ホワイトベースの毛色に、ブラックやグレーの斑模様が現れます。

グレートデーンの性格や特徴

グレートデーンはとても大きいですが、全体的にバランスの取れた犬種です。

その大きさからは力強さと気高さが感じられ、一見怖い印象を持つかもしれません。しかし、繊細な部分もあり、優しい性格をしています。

忍耐力があり、どんな挑発をされても攻撃的にはならないといわれていて、飼い主や子供に対して従順で、献身的に接します。

2匹目向きの犬種

グレートデーンを飼っている人には多頭飼いが多いようです。

初めて犬を飼う人には向かない犬種ですが、他の犬種とも友好的に付き合うことのできる犬種なので、2匹目を考えている人にはいいかもしれません。

グレートデーンの断耳について

グレートデーンはピンと立った耳の印象が多いと思いますが、本来は垂れ耳の犬種です。

耳の大半を切断する手術によって、あの見慣れたピンとした耳になります。もともと猟犬として改良されたグレートデーンは、敵と戦う際のケガのリスクを下げることを目的に断耳を行ってきたとされています。

しかし現在では、動物福祉の意識が高まり、ヨーロッパではドイツを筆頭に断尾や断耳を禁止している国がありますが、まだ行われている国も多くあります。


グレートデーンの育て方

もともとは猟犬として活躍していた犬種のため、運動量が必要になってきます。

体が大きいので、ただ歩くだけの散歩では運動不足になってしまうかもしれません。週末などはドッグランや広い場所で思いっきり走らせてあげるといいでしょう。

ただし、その大きさを十分に支えられるだけの骨ができあがっていない1歳未満の時期は、逆に運動を制限する必要があります。

グレートデーンのしつけ方

比較的訓練のしやすい犬種ですが、繊細な部分もありますので、その子の性格に合ったトレーニング方法を見つけてあげましょう。

基本的になしつけとしては、子犬の頃からさまざまな刺激に慣れさせることがとても大切です。

家のチャイムの音や掃除機といった家の中で起きることはもちろん、外にある刺激、人にふいに触られることや、自転車や車などといったことにも少しずつ慣らしてあげましょう。

また、大きくなると共に、力も強くなります。子犬の頃から歩調を合わせて歩く「リーダーウォーク」の練習をしていきましょう

グレートデーンのお手入れケア

短毛種なのでトリミングの必要はなく、比較的手入れの手間はかかりません。定期的にブラッシングをしてあげましょう。

グレートデーンがかかりやすい病気

大型犬には特に多い「胃捻転」「股関節形成不全」「肥大性心臓症」「胃肥大性骨形成異常(HOD)」といった病気に気を付けましょう

胃捻転は「早食いさせない」「食べた後に水をがぶ飲みさせない」など餌の食べさせ方を気を付けるとある程度予防できます。


グレートデーンの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

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保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

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ブリーダーから迎える

ブリーダーから迎え場合は実際に行ってみて、飼育環境はいいか、親犬に会わせてもらえるかといったところが大切なポイントです。

血統だけでなく、性別や毛色によっても値段は変わってきますが、好みの子犬を見つけられるというのが特徴です。

\ATTENTION!/
ハルクインの毛色は、フォーンなどの毛色に比べて弱い遺伝子だといわれています。

そのため、ハルクイン同士の交配は危険であり、難聴や場合によっては死亡してしまうリスクがあります。とても人気のある毛色のため、ハルクインを繁殖させているブリーダーさんも多いでしょう。

家族に迎える前に、必ず両親の毛色を確認しましょう。

ペットショップから迎える

ペットショップでは見かけることの少ない犬種です。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は20~40万円ほどです。

グレートデーンと楽しい暮らしを!

超大型犬に分類されるグレートデーンを日本で飼うのは簡単ではありません。

大きなグレートデーンとの暮らしは、ちょっと想像と違うこともあるかもしれません。でも、優しくてカッコいいグレートデーンはきっと、いつだってあなたの味方でいてくれるでしょう。


参考文献