生でも茹でても犬はレタスを食べて大丈夫! ただしアレルギーには要注意
サラダには欠かせないレタス。犬とレタスを楽しみたい人もいると思います。レタスは季節によって産地が変わり一年中食べることができるので、食卓に上る機会も多い野菜の一つだと思います。今回はレタスに含まれている栄養素やアレルギーについて紹介します。
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犬はレタスを食べて大丈夫! ただしアレルギーや結石の恐れも

一般的にレタスはアレルギーになりにくい野菜といわれています。しかし、レタスアレルギーを持っている子もいますので、最初は少量を食べさせることからスタートさせてあげましょう。
また、食べ過ぎると結石の原因となるなどの恐れも出てきます。腎臓に疾患のある犬には与えないようにしましょう。
総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

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レタスアレルギーの症状
レタスに限った話ではありませんが、生まれつきの体質による先天性のアレルギーと、長い期間同じ食材を食べて発症してしまう後天性のアレルギーがあります。アレルギーには以下の症状になる可能性が挙げられます。- 下痢
- 嘔吐
- 肌をかゆがる
- 目の充血
食物性アレルギーの場合、原因となるものを取り除いてあげれば問題ありませんが、アレルギーは摂取後すぐに症状が現れる訳ではなく1カ月後という場合もあります。そのため何の食材が原因か分かりづらいことが多いので、アレルギー症状が疑われたら動物病院で検査をすることをおすすめします。
サニーレタスの栄養成分

レタスには、私たちが普段食べている玉レタスや、グリーンリーフ等たくさんの種類があります。今回は、レタスの中でも栄養が豊富なサニーレタスについて紹介します。
サニーレタスにはカリウムやカルシウム等のミネラルが豊富に含まれています。ミネラルやシュウ酸が多い食品などを食べ過ぎると、それが結晶化して腎臓、尿管、膀胱、尿道の中で結石となってしまいます。腎臓に問題がある犬にはあげないようにしましょう。
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を維持したり、細胞の活性を維持したりする役割があり、体内の不要なナトリウムを輩出してくれます。疲労回復にも良い効果を与えてくれ、欠乏すると「低カリウム血症」を発症することも。とても大事な成分であることに間違いはないのですが、過剰に摂取すること「高カリウム血症」の原因にもなるので、注意が必要です。カルシウム
カルシウムは、別名「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。骨や歯を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートをする役割があります。ビタミンC
健康な犬は体内でビタミンCを生成できるため、必須ビタミンとは言えません。しかし、抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節炎などに関連する病気の予防および治療に役立ちます。ビタミンE
トコフェロールとも呼ばれ、抗酸化作用を持ちます。毛艶を保ったり、アンチエイジングに効果があるとされています。ビタミンA(β−カロテン)
皮膚や目の健康を保ち、免疫力を正常化させる働きをします。調理方法や部位で変わる栄養素

生のレタス
生のレタスは加熱等により栄養価が失われていないため、とても健康的です。ただ生野菜は消化されにくいので、細かく切ってあげるとよいでしょう。茹でたレタス
加熱してしまうとサニーレタスの場合、含まれているビタミンのほとんどを失っていまいます。サニーレタスを加熱する場合は短時間で行うことをおすすめします。レタスの芯
芯は根の一部なので、土から吸い上げた農薬が凝縮されやすい場所です。加熱しても完全に農薬が除去できるわけではないので、犬にレタスの芯はあげないようにしましょう。まとめ

生でも茹でても犬はレタスを食べて大丈夫!
アレルギーに注意して少量からスタートしましょう
食べすぎは結石になる可能性があるので注意
レタスの芯は農薬が凝縮されやすい部位のためNG