犬と思いっきり遊ぼう! 愛犬との遊び方や場所、しつけについても解説

愛犬と遊ぶことは、飼い主さんにとっても愛犬にとっても至福のひとときですよね。ボール遊びやおもちゃを使った引っ張り合いなど、遊び方はさまざまです。時にはルールを決めて、ゲームというかたちで遊んであげるとそれがしつけに繋がりますし、しっかりコミュニケーションを取ることができるのでとても大切です。今回は、場所ごとの遊び方や、遊ぶ際に見られる犬の行動の意味についても解説します。

犬の「遊び」とは

遊んでいるコーギー

犬の遊びは、「欲求を満たすこと」「ストレスを発散させること」「コミュニケーションの一環」といった役割があります。子犬・成犬・シニア犬で遊び方は異なり、飼い主さんと遊ぶ場合と、犬同士で遊ぶ場合でも遊び方は変わってきます。

遊びながら楽しく「しつけ」をしよう

犬は、考えることと褒められることが好きです。トリック(芸)を教えてできたときに、飼い主さんが嬉しそうに褒めてあげることで、犬も楽しくなります。

愛犬が好きな遊びを応用することで、しつけをすることもできます。おもちゃが好きな子であれば、おもちゃを追い掛けさせながら膝の間をくぐらせることで自然と「伏せ」の姿勢ができます。また、おもちゃをゆっくり犬の頭上に持っていくことで「おすわり」をさせることもできます。できたら、たくさん褒めてあげましょう。

ボールを追い掛けるのが好きな子であれば、「もっと投げて!」という要求を利用することで、自然と「持ってこい」ができるようになります。犬が持ってくるときに「持ってきて」などの言葉を付けることで、コマンド(指示語)として教えることができます。

引っ張りっこをしている時に引っ張る手を止めじっとしていると、犬はおもちゃから口を離します。犬がおもちゃを離したら、また遊んであげましょう。引っ張る手を止めた時に「ちょうだい」「離して」などの言葉を言うことで、段々と学習してコマンドとして覚えさせることができます。


世代別の遊び方

走る犬と女性

飼い主さんと愛犬が一緒に遊ぶことはコミュニケーションの一環となり、良い関係作りに繋がります。世代ごとに得意なことも変わってきます。

子犬のとき

子犬はまだ成長段階ですので、ジャンプをするような体に負担を掛ける遊びや難しい遊びは向いていません。好奇心旺盛な子犬は、ロープなどのおもちゃを追い掛けさせる遊びがいいでしょう。家の中で名前を呼んで走らせることで、子犬も遊びの一環として楽しんで「おいで」を覚えることができます。

成犬のとき

骨格形成が終われば、アジリティーやディスクなどのスポーツ遊びをすることができます。頭を使わせる遊びもできるようになるので、トリック(芸)を教えたり嗅覚を使ったゲームを教えたりすることもできます。

シニア犬のとき

運動量が減り筋力が低下してきますので、激しい運動や長い時間遊ぶことができなくなります。犬の最大の特徴でもある嗅覚は、視覚や聴覚と比べ長く残るといわれています。嗅覚を使った遊びを取り入れてあげるといいでしょう。

一人遊び

1人で遊ぶポメラニアン

お家でも外でも一人遊びをする犬は多いです。一人遊びは犬種としての性格やその子の個性が表れる行動の1つです。

犬の一人遊びの例

  • 走り回る
  • 穴を掘る
  • 地面に背中を擦り付ける
  • かじるのが楽しい
  • 葉っぱなど動くものを追い掛けたい
  • おもちゃなど音を鳴らすのが好き
  • ボールを自分で投げて追い掛ける

愛犬の「好きなこと」を知ることでしつけをしやすくなります。物でなくても「好きな行動」でもしつけをすることができるので、よく観察してみましょう。


犬同士で遊ぶ

一緒に遊ぶミニチュアダックスフンド

多頭飼いやドッグランなど、犬同士で遊ぶ機会があると思います。犬が遊びに誘うときは、「プレイバウ」と呼ばれる前かがみになるポーズをとります。犬同士の遊びには、社会性を身に付け、犬同士の付き合い方を学ぶきっかけになるなど、犬同士だからこそ得られることがたくさんあります。

ドッグランなどで嫌がっている犬にしつこく遊びを誘っている場合には、飼い主さんが止めてあげましょう。犬同士の遊び方は犬種にもよりますし、性格によっても変わってきます。今回は犬同士の遊び方について3つの動画をご紹介します。愛犬がどんな遊び方をするのか観察すると、新しい発見があるかもしれません。

追いかけっこ遊び


お互い足を狙う遊び方



体当たり遊び




犬と遊ぶ場所

アジリティーする犬

季節や天気によっても遊ぶ場所は変わります。それぞれどんな遊びができるかを紹介します。

家の中

子犬やシニア犬は家の中で遊ぶことが多いですし、天気が悪いとお散歩にも行けません。家の中でもストレスをためないように工夫して遊んであげましょう。

おもちゃで遊ぶ

引っ張りっこや持ってこい遊び、ボールキャッチなど、おもちゃを使って体を動かしてあげましょう。遊びの終わりは「犬が飽きる前」です。まだ遊びたいくらいで終わらせることで、集中力のオンとオフの練習にもなります。おもちゃは、出しっぱなしにしないで飼い主さんと遊ぶときだけ出すようにすると、遊ぶときに集中して遊んでくれるようになります。

トリック(芸)をさせる、教える

すでに覚えているトリックをランダムですることも、頭を使う遊びです。また新しいトリックを教えることも、おやつ(フード)を使って楽しくできます。犬の集中力は15分程度といわれています。新しく教える場合は一度で覚えさせようとしないで、短い時間で気長に教えてあげましょう。飼い主さんと愛犬が曲に合わせて、トリックを組み合わせて踊る「ドッグダンス」にチャレンジするのもいいでしょう。目標があると楽しみが増えますね!

宝探しゲーム(ノーズワーク)

犬が見てないところで、おもちゃや宝探し用のバンダナを隠し、犬が嗅覚を使って隠されたものを探し出すゲームです。おもちゃやバンダナにフードやおやつを乗せ、臭いを探させます。慣れてきたらおもちゃだけ、バンダナだけ隠して、見つけられたらご褒美というふうにしましょう。

初めは犬が見ているところで、短い距離に置いて「サーチ」や「探せ」などのコマンドを言います。段々と距離を離したり、物陰に隠したりとレベルを上げていきましょう。ノーズワークはとても疲れる遊びなので、1回に3ゲームくらいがいいでしょう。最後のゲームは必ず見つけられるようにして、「楽しかった」「見つけられた」という状態で終わりにしましょう。

室内ドッグラン

雨でも走らせてあげたい時は、室内ドッグランがオススメです。場所によっては、アジリティーの道具がある場所や貸し切りできる場所もありますので、運動不足なワンちゃんや人見知りのワンちゃんにもオススメです。


屋外

日の光を浴びて自然の空気をいっぱい感じることができます! 音や臭い、室内よりもたくさんの刺激があるのでリフレッシュになりますし、環境に慣れるきっかけにもなります。ロングリードを使って広い公園でフリスビー(ディスク)やボール遊びなど、思いっきり走り回るだけでもワンちゃんは楽しんでくれます。


屋外ドッグラン

ドッグランの多くは、小型犬エリアや中大型犬エリア、全犬種OKなエリアなど分かれていることがほとんどです。敷地が広い場合には、プールがあるエリア、アジリティー道具があるエリア、貸し切りエリアなど、いろいろ揃っているところもあります。ドッグランによってはイベントが開催されることもあります。普段は出会えない犬種と出会ったり、お友達作りや犬の運動会などがあったりするのは、ドッグランのイベントならではです。

ドッグランには広さやエリア別の違いの他に、ランに使われているものにも違いがあります。

  • ウッドチップ
  • 芝生
  • 砂利
  • ラバーマット

拾い食いをしやすい子には、ウッドチップや砂利のドッグランでは誤飲してしまう可能性があります。芝生や土(手入れされてない場合を除く)、ラバーマットのドッグランがいいでしょう。アレルギー体質の子や穴掘りが好きな子など、愛犬に合わせてドッグランも選ぶようにしましょう。


季節で違う犬との遊び

花の匂いを嗅ぐ犬

温かく過ごしやすい気温なので、犬と一緒に行けるフラワーパークや広い公園などでお花見するのもいいですね! しかし、最近では犬も花粉や植物アレルギーなどが増えてきています。くしゃみやかゆみが出ていないか気にしてあげましょう。


海で遊ぶ犬たち

夏の暑さは犬にとってはかなりつらいものです。熱中症やアスファルトによるやけどの心配がある夏場は、散歩の時間や運動時間など特に注意が必要です。犬と楽しく遊ぶには、避暑地にあるドッグランや山での散策、川遊びなどがいいでしょう。


落ち葉に埋もれる犬

何をするのもうってつけの秋。一緒に芋ほりも楽しそうです。落ち葉を楽しむワンちゃんも多いので、サクサク音を鳴らして歩く散歩も楽しいでしょう。ドッグランや広い公園など、舞い散る落ち葉と戯れるのもいいですね! 秋も花粉は飛散していますので、くしゃみやかゆみなど注意が必要です。


飼い主さんと雪遊びする犬

冬といえば「雪遊び」ですね。シベリアンハスキーバーニーズマウンテンドッグなど寒冷地域出身の犬種にとっては、待ちに待った時期だと思います! 都心ではなかなか雪が積もることはありませんが、スノーシューができる場所もあります。ふかふかの雪を体験させてあげると、普段とは違った一面が見られるかもしれませんよ!


遊びながらする行動

ボールで遊ぶラブラドールレトリーバーの赤ちゃん

犬によっては遊ぶ時に不思議にな行動をとることがあります。どうしてそんな行動をとるのか解説します。

唸るのはなぜ?

考えられる理由は2つです。

1つ目は、遊んでいるうちに興奮し、声が出てしまっている場合です。一度落ち着かせてから遊ばせてあげるといいでしょう。

2つ目は、おもちゃなど取られると思って怒っている場合です。この場合は、「遊び」ではなくなってしまっていますので、しつけが必要です。場合によっては攻撃行動に発展することもありますので注意しましょう。


噛むのはなぜ?

人の手や足を噛むのは楽しいからです。人は痛くて逃げているだけでも、犬にとっては逃げる獲物。これほど楽しいものはありません。手や足でちょっかいを出したり、ひらひらさせてみたりするのは止めて、引っ張りっこしやすいロープなどで遊んであげるといいでしょう。


フード(おやつ)で遊ぶのはなぜ?

犬は「餌を隠す」という習性を持っています。お腹が空いていなければすぐには食べず、フードやおやつを隠すこともあります。また、犬は吐き戻しという方法をとる動物です。自分の好きな場所、安心できる場所に持って行ってゆっくり食べるということをします。普段フードをあげている場所が落ち着かないなど理由があるかもしれません。一度犬の様子をよく観察してみましょう。

フードを食べないからといって出しっぱなしにしているのも、原因の1つかもしれません。犬は猫とは違い一度にたくさん食べ、しばらくは食べないという食性をしています。犬が食べないのであれば、時間を決め片づけてしまうことも大切です。フードを食べないからと代わりにおやつをあげるのは止めましょう。食事は出した時に食べるという習慣を付けることで、愛犬の体調の変化に気付くのも早くなります。またフード(おやつ)が好きではない場合も、食べないで遊ぶという行動をすることがあります。

遊び方は工夫次第!

ボールを咥えるトイプードル

犬との遊びは、工夫次第でいろいろな方法で楽しむことができます。おもちゃも名前を付けて、遊ぶときにその名前を使うことで、段々と犬はどれがどのおもちゃか覚えます。楽しくおこなえばしつけも遊びになります。愛犬の好きなものや好きな行動を知って、楽しくコミュニケーションを取りましょう。

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