小型犬もしつけしないとダメ! 大型犬との違いや、吠えや甘噛みの理由を解説

小型犬もしつけしないとダメ! 大型犬との違いや、吠えや甘噛みの理由を解説

小型犬は身体のサイズが小さいため、しっかりとしたしつけをおこなうことに躊躇する飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし小型犬であっても、大型犬や中型犬と同じようにきちんとしつけをしなくてはいけません。甘やかしすぎると、甘噛みや吠えといった困った行動が増えてしまいます。身体が小さい分しつけが簡単なように思えるかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか。今回はドッグトレーナーのぺぇが、大型犬との違いも比較しながら小型犬のしつけについて解説します。

小型犬はしつけの必要はないの?

いたずらするチワワ

一緒に暮らしている犬が小型犬でも大型犬でも、生活を仲良く共にしていくためにいろいろなことを知っておくのは、とても大切なことだと思います。「しつけ」という言葉を聞くと犬を服従させて言うことを聞かせるイメージかある方が多いかと思います。

小型犬と生活している方は、どうしてもそういった高圧的なことを犬にすることは「かわいそう」と感じてしまうかもしれません。高圧的で言うことを聞かせるしつけは、大型犬であっても小型犬であっても必要はありません。ですが、人と犬が一緒に暮らすためには、犬にルールやマナーを理解してもらうことはとても重要なことです。

小型犬と大型犬のしつけの違い

大型犬と小型犬

小型犬と大型犬との違いは、やはり体格差がある分、抱っこなどで回避できないことです。とは言え、小型犬であっても抱っこをしていると落ち着く子もいますが、抱っこを要求して吠えてしまう場合もあります。大型犬は抱っこをする習慣があまりありません。ですが、いざという時に抱き上げる行動がない分、リードに頼ったトレーニングをする飼い主さんも多いと思います。

小型犬と大型犬では、できることとできないことに差がありますが、同じようにしつけは必要です。学習の方法は同じですので、客観的に愛犬を観察する力を身につけておきましょう。また、華奢な飼い主さんが超大型犬に引っ張られてしまうケースもありますので、日頃からの意思疎通もとても重要です。


小型犬のほうがしつけはしやすい?

小型犬も大型犬も、トレーニングのやり方に違いはありません。しかし、飼い主さんの考え方に違いがあります。大型犬を飼おうと決めて迎えた飼い主さんは、トレーニングも視野に入れている方が多いかもしれません。その為、「負けてはいけない」と力が入りすぎて高圧的な態度や、リードショックなどを用いてトレーニングされる方が多いかもしれません。

小型犬を飼っている飼い主さんは、ついかわいそうだと思って間違ったタイミングで愛犬を抱き上げてしまったり、「怖がりさんだ」と犬にレッテルを貼ったりしやすい傾向があります。

本当に怖がっているのか、しっかり犬の体勢や尻尾の角度などを観察して、適切に対応しなくてはなりません。どんな犬種であれ、信頼関係があってこそのトレーニングです。愛犬をしっかり観察して、なぜそのような行動をとるのかなどの情報を得ることも、とても大切なことです。


基本のしつけ

コチラを見ている小型犬

人と犬が一緒に暮らしていく為に、人と犬が向き合っていかなければならないことは、大きく分けて四つあります。

呼び戻しとアイコンタクト

呼び戻しアイコンタクトは、愛犬との意思疎通には必要不可欠なものです。名前を呼んで目が合ってから初めて会話が成立します。その際、「こちらへ来て欲しい」と伝えた時に犬が喜んで来てくれることが危険回避にもなり、さまざまなトラブルから愛犬を守ることができます。


人に触れられても嫌がらない

人に触られても嫌がらないことは、とても重要です。病気などの早期発見にも繋がりますし、病院での治療もストレスなく受けてもらえるようになります。他の人や子供にも、撫でてもらいたくてフレンドリーな態度で接することができます。

近隣の人に迷惑をかけない

近隣の人に迷惑をかけないことは、犬と人が共存していく中で最も大事なことではないでしょうか。動物が好きな方でも嫌いな方でも、心地よく暮らしていく為には、最低限のマナーは守る必要があります。吠え声で迷惑をかけないように教えることはとても大切です。

また、犬の抜け毛や排泄物を放置しないようにしましょう。これも大切なマナーの一つです。

他の犬や人に危害を加えない

他の犬や人に危害を加えないこともとても大切です。怪我をさせてしまうと、お互い悲しい気持ちになってしまいます。加害者にならない、被害者にならない、その為にはご自身の愛犬と意思疎通がしっかりできるように心がけましょう。


小型犬の散歩のしつけ方

散歩する犬

お散歩の時、我先に突っ走るタイプの子。歩きたくない、匂い取りがしたいと動かなくなるタイプの子。大体この2パターンで困ってる方が多いのではないでしょうか。この様な場合、飼い主さんはリードで操作しようと引っ張ってみたり、リードを短く持って止めようとしたります。ですが、これではリードがないと何もできなくなってしまいますよね。

特に歩きたくない犬の場合、リードで引っ張ってしまうと更にお散歩が嫌いになってしまうので注意しましょう。前にどんどん行ってしまってリードが張ってしまう犬へのベストな方法は、飼い主さんが止まることです。リードも引っ張らず、ただただ動きを止めます。そうすると犬は、「なぜついてこないのか?」「何をしてるのか?」と後ろを振り返ってきます。この時、先ほども書いた呼び戻しが重要になってきます。

愛犬が前に突っ走ると飼い主さんが動かなくなり前へ行けなくなる。飼い主さんに呼ばれて行くとお散歩再開。この行動を反復していくと、犬は前を歩こうとするより飼い主さんの行動を見ながら「一緒に歩くとお散歩ができる」と認識していきます。一緒に歩いていることをしっかり褒めてあげるのもとても重要です。

散歩中に座る小型犬

また、匂い取りや歩きたくなくて動かなくなる犬の場合、飼い主さんが抱っこをしてしまうケースが多いと思います。抱っこが好きな犬にとって、歩かないほうが抱っこをしてもらえるので歩くことへのメリットは全くありません。こちらも先ほどの呼び戻しで解決することができます。

動かなくなってしまった犬を呼び、自分の方へ歩いてきてもらう。歩けたご褒美に抱っこをしてあげる。少しづつ歩く距離を伸ばしてあげましょう。歩くことと抱っこをしてもらえることを犬に理解してもらうことで、歩くことへのメリットをつけていきます。

匂い取りに夢中になってしまう子も同じで、飼い主さんに呼ばれていくと匂い取りが終了してしまうことが多いのではないでしょうか? 「匂いを取る行動」がご褒美になるので、愛犬を呼んで来てくれたら匂いを嗅ぎに行かせてあげる。この行動も反復すると、飼い主さんに呼ばれることで一旦匂い取りをやめて来てくれるようになります。


小型犬の甘噛みや吠えのしつけ方

おもちゃを噛む犬

小型犬で甘噛みは、子犬の頃は歯の生え変わりもあるので、手や家具などではなく噛んでも良いものを与えてあげましょう。成犬になっても甘噛みをしてしまう子の場合、なぜ甘噛みをするのか理由を考えてみましょう。

犬は理由もなく吠えたり噛んだりしたりしません。その理由を解決していくことをお勧めします。甘噛みをすると嫌なことをやめてもらえる。吠えたら飼い主さんに声をかけてもらえる。犬の行動の前後に何があるのかを観察して、やめさせたい行動を犬がした時に犬にとってのメリットをつけないようにしましょう。

また、甘噛みをしない時や吠えていない時こそたくさん褒めてあげて、メリットがあるということを犬にしっかり伝えてあげましょう。


まとめ

笑顔のトイプードル

小型犬であっても、犬にルールやマナーを理解してもらうためのしつけが必要
「呼び戻し」と「アイコンタクト」ができると、意思疎通しやすくなる
犬の問題行動は、「なぜ犬がその行動をするのか」を理解し、適切に対応する

小型犬は体が小さいので、どうしてもつい甘やかしてしまいがちです。甘やかすことは悪いことではありません。しかし、適切なタイミングで甘やかしてあげないと、愛犬に間違った学習をさせてしまうこともあります。

トレーニングは、愛犬の身を守るためにもとても大切なことです。トレーニングを通じて、愛犬と意思疎通ができるようになり、人と犬が幸せにストレスなく共存していけるようになります。

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