
小型犬であっても、大型犬や中型犬と同じようにきちんとしつけを行う必要があります。甘やかしすぎると、甘噛みや吠えといった困った行動が増えるためです。身体が小さい分しつけが簡単なように思えるかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか。今回はドッグトレーナーの西岡が、大型犬との違いも比較しながら小型犬のしつけについて解説します。
小型犬にしつけの必要はない?
愛犬が小型犬でも大型犬でも、一緒に暮らす上で犬にルールやマナーを理解してもらうことはとても重要なことです。どの大きさであってもしつけは必要です。
小型犬と大型犬のしつけの違い
小型犬と大型犬との違いは、体格差があるため、抱っこなどで回避できることに差があることです。大型犬はいざという時に抱き上げる行動がない分、リードに頼ったトレーニングが必要になります。
小型犬のほうがしつけにくい?
小型犬も大型犬も、トレーニングのやり方に違いはありませんが、飼い主さんの考え方に違いがあるように感じます。「大型犬と暮らす」と決めて迎えた飼い主さんは、トレーニングを初めから視野に入れていますが、小型犬の場合はつい「かわいそう」と思って間違ったタイミングで愛犬を抱き上げてしまったり「怖がりさんだから」と過保護になる傾向があります。
本当に怖がっているのか、しっかり犬の体勢や尻尾の角度などを観察して、適切に対応しなくてはなりません。
どんな犬種であれ、信頼関係があってこそのトレーニングです。愛犬をしっかり観察して、なぜそのような行動をとるのかなどの情報を得ることも、とても大切なことです。
小型犬の基本のしつけ
呼び戻しとアイコンタクト
呼び戻しとアイコンタクトは、愛犬との意思疎通には必要不可欠なものです。名前を呼んで目が合って初めて会話が成立します。その際「こちらへ来て欲しい」と伝えた時に犬が喜んで来てくれることが危険回避にもなり、さまざまなトラブルから愛犬を守ることができます。
飼い主や人に触らせる
人に触られても嫌がらないことは、とても重要です。病気などの早期発見に繋がり、病院での治療もストレスなく受けてもらえるようになります。他の人や子供にも、撫でてもらいたくてフレンドリーな態度で接することができます。
無駄吠えをしない
近隣の人に迷惑をかけないことは、犬と人が共存していく中で最も大事なことではないでしょうか。特に吠えることには注意が必要です。吠え声で迷惑をかけないよう教えましょう。
他の犬や人に危害を加えない
他の犬や人に危害を加えないこともとても大切です。怪我をさせると、お互い悲しい気持ちになってしまいます。加害者にならない、被害者にならない、その為にはご自身の愛犬と意思疎通がしっかりできるように心がけましょう。
小型犬の散歩のしつけ方
我先に突っ走るタイプの場合
前にどんどん行き、リードが張る犬へのベストな方法は、飼い主さんが止まることです。リードも引っ張らず、ただただ動きを止めます。そうすると犬は「なぜついてこないのか?」「何をしてるのか?」と後ろを振り返ってきます。この時、先ほどの「呼び戻し」が重要になります。
愛犬が前に突っ走ると飼い主さんが動かなくなり前へ行けなくなる。飼い主さんに呼ばれて行くとお散歩再開。この行動を反復していくと、犬は前を歩こうとするより飼い主さんの行動を見ながら「一緒に歩くとお散歩ができる」と認識していきます。
一緒に歩いていることをしっかり褒めてあげるのもとても重要です。
動かなくなるタイプの場合
動かないからといって飼い主さんが抱っこをしてしまうケースが多いと思います。抱っこが好きな犬にとって、歩かないほうが抱っこをしてもらえるため、歩くことへのメリットは全くありません。このケースも先ほどの呼び戻しで解決することができます。
動かなくなった犬を呼び、自分の方へ歩いてきてもらう。歩けたらご褒美に抱っこをしてあげる。少しずつ歩く距離を伸ばしてあげましょう。
歩くことと抱っこをしてもらえることを犬に理解してもらうことで、歩くことへのメリットをつけていきます。
匂い取りや歩きたくないなどで動かなくなる犬の場合、リードで引っ張ると更にお散歩が嫌いになってしまうので注意しましょう。
小型犬の甘噛みや吠えのしつけ方
小型犬で甘噛みは、子犬の頃は歯の生え変わりもあるので、手や家具などではなく噛んでも良いものを与えましょう。
犬は理由もなく吠えたり噛んだりしたりしません。その理由を解決していくことをお勧めします。甘噛みをすると嫌なことをやめてもらえる。吠えたら飼い主さんに声をかけてもらえる。
犬の行動の前後に何があるのかを観察して、やめさせたい行動を犬がした時に犬にとってのメリットをつけないようにしましょう。
また、甘噛みをしない時や吠えていない時こそたくさん褒めてあげて、メリットがあるということを犬にしっかり伝えてあげましょう。
まとめ
小型犬であっても、犬にルールやマナーを理解してもらうためのしつけが必要
「呼び戻し」と「アイコンタクト」ができると、意思疎通しやすくなる
犬の問題行動は「なぜ犬がその行動をするのか」を理解し、適切に対応する
トレーニングは、愛犬の身を守るためにもとても大切なことです。トレーニングを通じて、愛犬と意思疎通ができるようになり、人と犬が幸せにストレスなく共存していけるようになります。
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