現代の犬はストレスが無さ過ぎてストレスフル!? 獣医が原因や病気、解消法を解説

現代の犬はストレスが無さ過ぎてストレスフル!? 獣医が原因や病気、解消法を解説

多くの犬の飼い主さんは、ストレスについて敏感です。愛犬のストレスを減らしてあげたくて四苦八苦しており、「ストレスの少ないトリミング」「ストレスの少ない診察」「ストレスの少ないトレーニング」など、ストレスの無い生活を求めている声をしばしば耳にします。でも、ストレスが無いことは、本当に良いことなのでしょうか? そもそもストレスって何なのか。皆さんはご存じですか? むしろ現代の犬はストレスが無さ過ぎて欲求不満になっているって知っていますか? 本稿では、めくるめくストレスの世界をぎふ動物行動クリニック院長で獣医行動診療科認定医の奥田がご案内します。

ストレスとは何か

ストレスとは、実際何を指すのでしょうか。ストレスとは、もともと工学の分野で用いられてきた言葉であり、「外から力が加えられたときに物体に生じる歪み」のことを指します。風船を外からググッと握りつぶすと凹みますが、この凹んでいる状態がストレス状態をストレス状態。凹ませる力のことをストレッサーといいます。

ストレスとは何か

生物学的なストレスとは、「さまざまな外部刺激(ストレッサー)が加わった場合に生じる生体内の歪みの状態」を指します。熱いヤカンに触れば火傷し、洗剤に漂白剤を混ぜるとガスが発生して苦しくなり、風邪を引けば熱が出てだるくなります。こうしたヤカンの熱やガス、病原菌はいずれもストレッサーと呼ばれます。

ストレス反応を引き起こす外部刺激は全てストレッサーとなるため、生活環境や社会的接触はすべてストレッサーになり得ます。ストレッサーには、以下の4つがあります。

  1. 物理的ストレッサー(寒冷・高温・熱傷)
  2. 化学的ストレッサー(酸素・薬物・飢餓・化学物質)
  3. 生物学的ストレッサー(細菌・ウイルス)
  4. 心理的ストレッサー

心理的ストレッサーとは、「仕事のプレッシャー」や「社会での人間関係」「経済的状態」などが挙げられます。犬の心理的ストレッサーとしては、恐怖や不安を感じる「自然現象」(・台風)や「」(花火・工事の騒音)、「飼い主との関わり」「知らない人との関わり」「他の犬との関わり」が含まれます。

一般にストレスがかかると表現される時、そのストレッサーは4つ目の心理的ストレッサーを指していることがほとんどでしょう。


犬のストレスの原因

犬

飼い主さんから、「犬にとって何がストレスになっているか」と問われることが多くあります。物理的・化学的ストレッサーである、「暑すぎる環境」「寒すぎる環境」「飢餓」「中毒」などはもちろんストレスですが、あえてそうしたストレスを与えることは虐待でしかありません。ペトことの読者の皆さんの中には、そんなことをする飼い主さんはいないでしょう。

問題は、心理的ストレッサーです。何が心理的ストレッサーになるかは犬それぞれの経験によってまちまちです。動物病院に怖くて入れない犬もいれば、動物病院が大好きな犬もいる。水たまりに飛び込んでいく犬もいれば、水たまりを怖がる犬もいます。心理的ストレッサーは、大きく2つに分類されます。1つは、嫌な事が起こる「嫌ストレス」。もう1つは、やることがなくてストレスになる「暇ストレス」です。

嫌ストレス

その犬にとって何が嫌(=嫌悪刺激・不快)になりストレスになるかは、よく観察してみないとわかりません。ドッグランが好きだからとドッグランに連れて行くものの、他の犬が怖くて吠えっ放しで終わってしまうというということもあります。この場合、自由に走り回ること自体は犬にとって楽しい経験になるかもしれませんが、他の犬との接触は嫌いな刺激であり、ストレスになっていることが考えられます。飼い主はその犬にとってよかれと思ってやっているものの、実は嫌な経験のほうが多くなってしまっている状況です。

犬の表情やボディーランゲージを見ることによって、その状況で犬が快適なのか、不快なのかはある程度判断できます。「吠え続けている状況」や、「震えている」「パンティングしている」「何回もあくびを繰り返す」といった場合は、犬にとっては不快な状況といえるでしょう。

知らない人が近づいてきたときにお腹を見せるという行動は、「お腹を触ってほしい」と勘違いされやすいですが、本当は知らない人が怖くて「私に危害を加えないで」「降参」という意味であることが多いです。人の方がそれに気づかず、お腹を執拗に撫でまわしたら、強いストレスになるでしょう。

犬を撫でる行為もストレスにつながることがしばしばです。わかりやすいのは、撫でようとして手を出すと始めは撫でさせるものの、しばらく撫でていると咬んでくる場合です。これは撫でられるのが嫌で咬んでいる可能性が高いと考えられます。犬は我慢強いですから、本当は嫌だけど我慢して撫でさせている犬もたくさんいます。そうした犬では、撫でている時にリラックスしておらず身体が固くなっていたり、撫でると興奮してしまうことが観察できるでしょう。

詳しくはボディーランゲージの本などを読み解いていただきたいですが、大切なのは、飼い主が犬の快・不快の表情を読めるようになるということです。それができれば、その犬にとってのストレスが何かを判断することができるようになるでしょう。


暇ストレス

「嫌ストレス」と対を成すストレスが、「暇ストレス」です。文字通り、犬が暇すぎてストレスになるというものです。留守番が長い犬や、家族とのコミュニケーションの機会が得られていない犬に発生します。

そもそも、現代の犬は暇です。犬は、その昔、狩りを手伝ったり、家畜を追い回したり、あるいは、自分で野生動物を捕まえたり、食べられそうなものを漁ったりしてご飯を得られていたわけです。毎日のご飯を得るために必死に活動していました。しかし、今となっては「ご飯は2分で終了」なんて犬も少なくありません。

行動学の用語では、ご飯を探す行動のことを「欲求行動」、ご飯を食べる行動のことを「完了行動」と言います。本来動物は欲求行動の後に完了行動があり、その組み合わせで行動が完結します。ご飯を得る行動では、「獲物を探す」「忍び寄る」「飛びかかる」「追いかける」「捕まえる」「咬む」「振り回す」などの行動が欲求行動に当たります。そして、仕留めた獲物を食べる行動が完了行動です。仕事をする犬の場合、品種改良によって欲求行動の一部が強化されており、それが仕事をする上で役立っています。

現代の犬では、欲求行動が一切無く、いきなりフードが提供されます。これでは犬本来の行動を表現することができず、文字通り欲求不満になります。この欲求不満がストレスになるのです。

本来、犬が持つ生得的な行動の中で、「ご飯を探して、食べる」という行動は、その中心となります。犬の生得的な行動としては、ご飯を食べる行動のほかにも、仲間とのコミュニケーションを図る行動や生殖に関わる行動などがあります。動物は、生得的な行動を表現することのできる環境であれば過度のストレスを受けにくくなりますが、そうでない環境だと欲求不満からの暇ストレスを感じやすくなります。犬では、生殖に関わる行動は不妊去勢手術を行えば抑えられますので、特に「ご飯を得るための行動」と「仲間とのコミュニケーションを図る行動」を表現できる場や機会を提供することで、暇ストレスを軽減できます。



犬のストレスとの適度な付き合い方

持続的なストレス状態は心身をむしばみ、異常行動や身体疾患の原因になります。ですからストレスがかかりすぎる状況は、できるだけ避けたほうが良いです。一方で、必ずしもできるだけストレスを「無くす」ことが良いとは限りません。

先に述べたように動物を風船に例えると、外界からの刺激によって風船の形がゆがんでしまった状態をストレス状態と呼びます。でも、その刺激が無くなれば元の形に戻りますよね。しかし、過剰な刺激が加えられた場合はどうでしょうか? 破裂して元には戻らなくなってしまいます。大けがをして障害が残ったり、虐待を受けて精神的なトラウマが残ってしまう状態がこれにあたります。

ストレスとは何か

一方で、刺激が少なすぎることもストレスになります。これは暇ストレスの方ですね。風船の外から加えられる自然な刺激すら少なくなった状態とは、気圧が低くなった状態と考えるとわかりやすいでしょう。ポテトチップスの袋は、富士山の上ではパンパンに膨れます。これと同じように、生体に加えられる刺激が少ないと形を保てず、健康な状態を維持できません。

ストレスとは何か

例えば、動物園のシロクマがずっと左右に揺れている行動を見たことはありませんか? あれは「常同行動」といって、無目的に特定の動きを繰り返してしまう行動の疾患です。自然環境の中で生まれる自然な行動が表現できないことがその原因の1つと考えられています。

ストレスは避ければいいものではありません。酸素やご飯のように、適度な量、身体に摂取することで健康な心と体が作られるのです。

子犬時代のストレスへの対応

ストレスは何でも避ければいいというものではありません。ストレスは少なすぎても、多すぎてもいけません。ですが、最近は飼い主さんがストレスに対して過敏になっており、むしろストレスにさらすことが足りない状態の犬が増えているように感じます。

初めて散歩に行ったときに震えて動けなかったために、それ以来散歩には行かせていないという話もよく聞きます。確かに初めての散歩自体は子犬にとってのストレスになりますが、それを乗り越えなければ社会で生きていくことはできません。子犬時代に重要なことは、ストレスを避けることではなく、ストレスにさらすことです。


社会化期にすべきこと

「子犬の時期のストレスは買ってでも与えろ」と言えるくらい重要です。「パピークラス」(子犬のしつけ教室)とは、軽度のストレスを与えて、ストレスに強くする取り組みです。これが社会化の本質でもあります。社会性を身に着ける上で与えるストレスは、生きる力を育むストレスです。子犬の時期は、今後の生活で経験する、「知らない人との接触」「知らない犬との接近」「知らない場所に行くこと」「身体を触られること」などの状況に積極的かつ慎重にさらし、ストレスへの免疫を高めていくことが大切です。

子犬の頃、特に生後3カ月頃までの社会化期のうちは、こうしたストレスにすぐに馴れることができます。社会化期の間のうちに経験したことは、将来的に柔軟に対応しやすくなります。社会化期の間に知らない人から優しくおやつをもらった経験の多い犬は、その後、知らない人に対して警戒しにくくなります。

現在、パピークラスは生後2カ月~5カ月くらいの子犬を対象に広まっています。パピークラスに参加することでストレス対応力を伸ばすことができるのですが、パピークラスを受けただけで、その後、家に閉じこもってしまってはせっかく高まったストレス対応力が失われてしまいます。6カ月~1歳くらいの期間もグループでのトレーニングに参加するなど、継続していろいろな刺激への対応力や、飼い主や周囲の環境との調整力、協調性を身につけていく必要があります。


成犬の場合のストレスへの対応

子犬時代にストレスにさらすことがなかった犬では特に、成犬になってからさまざまな状況にストレスを感じてストレスサインが出ることはよくあります。もちろん、ストレス対応力が高い犬でもストレスを感じないわけではなく、うまく対処しているだけでさまざまなストレスサインを出しています。「あくびをする」「身震いをする」「首をかく」「震える」「隠れる」「固まる」「吠える」「牙を見せる」など、さまざまなサインがあります。


その願望は誰のため?

成犬は子犬よりも柔軟性が低いことがポイントです。成犬のストレスへの対応について重要なことは、「その犬にとって、ストレスを受けるその状況は、どこまで必要なのか?」を考えることです。

飼い主さんから、「知らない人に挨拶できるようにしたい」という相談をされることがあります。しかし考えてもらいたいのは、「愛犬は知らない人と関わりたいのか?」「関わる必要があるのか?」という点です。知らない人と仲良くしてほしいというのは飼い主の願望です。成長過程の子犬であればいざ知らず、性格が固まっている成犬の場合、飼い主の願望を押し付けて知らない人や犬と仲良くさせようとするのは、その犬の個性を尊重しているとは言えません。犬にとって必要でない飼い主の願望については、押し付けるべきではありません。

「知らない犬と仲良くさせたい」「知らない人に愛想よくしてほしい」というのは、飼い主さんの願望です。犬に繰り返しストレスをかけてまで乗り越えさせる必要がある事なのかどうか、飼い主さんがしっかり判断する必要があります。

とはいえ、飼い主と生活している以上、避けられない状況もあります。「知らない場所を怖がる」「動物病院を怖がる」といった場合、生きていく上で、そのストレスを避けて通ることはできません。生活上避けがたいストレスに関しては、そのストレスを乗り越えて、対応できるように支援することが必要です。

どうやってストレスを克服するか

外出時の不安については、フードを携行することによりストレスを和らげることができるかもしれません。フードを食べる行為は、犬をリラックスさせる効果があります。少し不安を感じている場所では、嗜好性(しこうせい)の高いフードを与えることにより落ち着きを取り戻すことができます。また、普段から落ち着ける場所でオスワリフセマテといったトレーニングを行っておくことも重要です。犬が不安を感じやすい環境でも、飼い主が普段通り「何をしていればいいか」「どこにいればいいか」指示してくれている状況であれば、不安を軽減することができるでしょう。

首輪を着ける」「ブラッシングをする、」「足を拭く」「保定をする」など、生活上・医療上必要な処置に対して強いストレス反応を示す犬の場合は、可能であれば徐々に馴らし、ストレスとなる状況を克服するように促すことも大切です。しかし、これらの接触や拘束に対してストレス反応を示す場合、それは攻撃行動として示されることも少なくないため、馴らしていくためのトレーニングは犬に負担がかかることがもちろん、人に対しても危険を伴います。必ず専門家の指導の元に実施していかなければなりません。



犬のストレスによって起こる病気

持続的なストレス状態に置かれた犬は、自律神経の働きが乱れたり、ストレスホルモンが分泌されたりすることによって、心身の病気を引き起こしやすくなります。ストレス反応は、「非特異的な反応」と呼ばれ、特定の何かの病気を引き起こすわけでは在りませんが、その犬の弱い部分で病気を引き起こします。

例えば、皮膚の痒みがある犬では、強いストレスを感じることで、痒みが強くなることがあります。下痢をしやすい犬では、強いストレスによって下痢が起こるかもしれません。ホテルに預けることでストレスを感じた犬が長時間排泄できなくなり、膀胱炎などの尿路系の疾患を引き起こすこともあるでしょう。

柴犬でよくみられるしっぽを追って回る行動は「常同行動」の1つですが、持続的なストレスを受けることで、常同行動が起こりやすくなります。また、攻撃行動のある犬では、直接的に攻撃行動が増えることもあります。

このように、「ストレス=特定の疾患」ということではなく、ストレスはあらゆる疾患の原因となっていきます。特に関係することが多い領域は、皮膚・消化器・泌尿器・行動といえるでしょう。


ストレス解消法

嫌ストレスへの対応法は、子犬の場合は「ストレス対応力を伸ばすための社会化」、成犬の場合は「その犬の個性に合わせて無理な願望を押し付けないこと」、どうしても必要な場合は、「徐々に対応力を伸ばしていくためのトレーニングをすること」でした。

これに対し、暇ストレスの解消法は、もっと楽し気な方法です。というのも、暇ストレスの解消のためには、「犬が心から楽しめることをやること」が重要だからです。犬が楽しめることとは、犬がそもそも持っている、生得的な行動を表現できるようにすることです。そして、ご飯を得るための行動と、仲間とのコミュニケーションを図る行動がそれにあたります。

ご飯を得るための行動

ご飯を得るための行動を表現させる手立てとして、知的玩具があります。知的玩具とは中にフードが入っているおもちゃのことで、転がしたり、かじったりして、中からフードを取り出します。フードを取り出すという行動が、ご飯を得るための欲求行動となり、ストレス解消につながります。「コング」「ガジィー」「ビジーバディ」「ニーナ・オットソン」などのブランドが有名ですね。ぜひ一度活用してみてください。

ご飯を得るための行動として、「匂いをかぐ」「探す」という行動も犬にとっては非常に重要な行動です。鼻を使って匂いを探す作業をすることをノーズワークといいますが、しっかりとノーズワークをする時間を取ることが重要です。よくやるのが、宝探しゲームです。家の中でも庭でも構いませんが、フードを物陰に隠して、探させるようにします。犬はフードの匂いを鼻で探して、見つけて食べることができます。匂いをだどって餌を探すという、生得的な行動を引き出すことができます。


仲間とのコミュニケーションを図る行動

仲間とのコミュニケーションを図る行動としては、飼い主とのトレーニングが一番です。犬との関わり合いでは撫でることが中心になりがちですが、撫でることは犬同士の関わりの中では大きな比重を占めるものではありません。人が犬を撫でることは、一方的な関わりになる事が少なくないため、人が一方的に満足するということになりかねません。

撫でるよりも、犬との意思の疎通を図るトレーニングが重要です。トレーニングは、飼い主が何か意図を伝え、その意図を犬が理解し、行動として示して、それを飼い主が褒めるというプロセスです。そこには犬と人との対話があります。多くの犬は人に話しかけてほしいと思っていますが、多くの人は何も言わずに急に撫でたり抱っこしたりしてきます。犬は一方的な関わりではなく、双方向の関りを求めており、撫でるだけでなく、ちゃんとトレーニングを通じて対話をすることを飼い主に期待しています。

そして最後に、最も基本的なストレス解消法をお伝えします。それは散歩です。どれだけ小さい犬でも、1日2回の散歩は必要です。散歩に行き、日光を浴びながら、いろいろな刺激を感じながら、飼い主さんと歩調を合わせて歩くこと、これこそが最高のストレス解消法でしょう。「散歩が苦手で……」という方もいらっしゃるかと思いますが、子犬であれば、積極的に馴らしてほしいですし、成犬であれば、あまり不安を感じない公園などから徐々にチャレンジしていっていただきたいです。

ノーズワーク、トレーニング、散歩と基本的なストレス解消法をお伝えしましたが、他にも工夫次第で、たくさんの方法を発見することができると思います。ぜひ飼い主の皆さんにはいろいろな方法を試していただきたいと思います。


ストレスとうまく付き合うことが大切

犬

ストレスは、決して悪いものではありません。ストレスは酸素やご飯と一緒で少なすぎても多すぎてもダメです。持続的な強いストレスにさらされれば、心身に不調をきたし、ストレスを避け続ければ、小さなストレスに過敏になっていき、場合によっては異常行動を呈することがあります。ストレスは、適度な量を摂取することで、心身共に健康になる事ができます。

過度なストレスを受けないためには、弱いストレスに対応する練習を積んで、ストレス対応力を伸ばす必要があります。特に子犬の社会化期には、「ストレスは買ってでも与えろ!」の精神で、パピークラスに参加しましょう。その後6カ月~は、飼い主との関係づくりのためのトレーニングを行い、協調性と自制心を育てましょう。成犬期のストレスは、その状況にさらす必要性があるのかどうかを慎重に判断し、どうしても必要な場合には専門家の指導を受けながらストレス耐性を伸ばすトレーニングをしていきましょう。

誰もが、愛犬をストレスから守りたいと思っていると思いますが、ストレスから守るのではなく、ストレスとうまく付き合う方法を身につけさせることが、大切だということを覚えておいてください。

引用文献

  • “動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾/奥田順之著/ワニブックス/2018
  • 動物行動学-獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠/ 森裕司ら著/ インターズー/ 2012
  • 臨床行動学-獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠/ 森裕司ら著/ インターズー/ 2013
  • 齧歯類を用いたストレスレジリエンスの生物学的メカニズムに関する研究の概観/筑波大学心理学研究50号/上野将玄、一谷幸男、山田一夫著/2015
  • 不安な脳-不安障害を効果的に治療するための神経生物学的基礎/M・ヴェーレンバーグ、S・M・プリンツ著(貝谷久宣、福井至監訳)/日本評論社/2012
  • ストレス診療ハンドブック第2版/河野友信ら編/メディカル・サイエンス・インターナショナル/2003

“動物の精神科医”が教える 犬の咬みグセ解決塾/奥田順之著
Amazonで見る
Share!