チベタンテリアの飼い方|「幸せを呼ぶ犬」の性格やかかりやすい病気を紹介

チベタンテリアは、ラサアプソ、チベタンスパニエル、チベタンマスティフと同じくチベット原産の犬種です。名前こそ「テリア」と付いていますが実は似ているだけで、テリア犬種ではありません。今回はテリア気質をまったく持たないというチベタンテリアの性格やかかりやすい病気、しつけやお手入れの上で気をつけなくてはいけないことなどを紹介します。

チベタンテリア基礎知識

チベタンテリア
Photo by @nozomi_053respectさん、BEATくんThanks!

英語表記 Tibetan Terrier
原産国 チベット
サイズ 中型
体高 35.6~40.6cm以下
体重 約8〜13.5kg
寿命 約15〜16年

チベタンテリアは、チベットで生まれた犬種です。英語では「Tibetan Terrier」と表記します。「テリア」という名前はテリア系犬種に似ていることから西洋人によって付けられた名前で、チベタンテリアは実際にはテリア犬ではありません。

チベタンテリアの歴史

チベタンテリアの歴史は非常に古く、2000年も前からチベットの寺院で飼育されていたといわれています。猟犬として飼われていたり、番犬として家を守ったり、被毛はヤクの毛と混ぜて人間の衣服に使われるなど、人々の暮らしになくてはならない犬だったようです。

また、「幸福を呼ぶ守護犬」として扱われるなど、その存在は神聖なものでした。むやみにほかの犬種と掛け合わせることをしなかったため、今でもその純血が守られているのではないかという説もあります。


大きさと寿命

チベタンテリアの体高はオスが35.6~40.6cmほどで、体重はおよそ8〜13.5kgです。メスはオスよりも少し小さくなります。寿命は15〜16年ほどといわれています。

チベタンテリアに似ている犬種と違い

チベタンテリアは、シーズーラサアプソによく似ています。

シーズーとチベタンテリアの違い

シーズーとチベタンテリア

チベタンテリアとシーズーは、毛が同じくらいの長さだと見分けがつかないほど似ています。ただ、個体差はありますが、シーズーは体高およそ27cm、体重が4.5~8.1kgと、13キログラムを超えることもあるチベタンテリアと比べるとシーズーのほうが一回り小さいです。また、チベタンテリアよりシーズーのほうがわずかに鼻が低いという特徴もあります。

ラサアプソとチベタンテリアの違い

チベタンテリアとラサアプソ

ラサアプソは、チベタンテリアと同じくチベット生まれの犬種です。顔立ちや毛並みなどがよく似ています。ラサアプソとチベタンテリアを見分けるポイントは、大きさです。ラサアプソの体高は約22~28cmほど、体重は5~7kg。チベタンテリアよりも小さいのがラサアプソです。

チベタンテリアの性格

アメリカンケネルクラブでは、チベタンテリアは「愛情が深く、忠実で、とても賢く、まわりの状況や人の感情に非常に敏感である」としています。独立心が強いという面もあります。

チベタンテリアの被毛について

チベタンテリアの被毛は、羊毛のようなアンダーコートと、スムースで長いオーバーコートを持つダブルコート構造になっています。ウェーブがかった毛質を持つチベタンテリアもいます。

毛色

ブラック、ホワイト、ゴールデンなど、さまざまな毛色のチベタンテリアがいます。

チベタンテリアブラウン

チベタンテリアブラウン

チベタンテリアパーティー

チベタンテリアパーティー

チベタンテリアの飼い方

長い毛を持つエレガントなイメージのチベタンテリアも、もちろん運動は欠かせません。狩猟や番犬など、いろいろな役目を果たしてきた過去を持つチベタンテリアですので、家の周りのお散歩から、山を歩くハイキングまでいろいろな運動に対応できます。家の中には、チベタンテリアの好奇心を満たしてあげるような、外が見える窓があるとよいでしょう。


しつけ方

とても賢いチベタンテリアは、教えたことを覚えるスピードが早いといわれています。ただし、間違ったことをしたときに叱るというネガティブなしつけ方法はチベタンテリアには有効ではありません。クリッカーを使ったトレーニングなど、ポジティブにしつけることが大事です。

ケア

チベタンテリア
Photo by @aya_kakuchanさん、むーちゃん Thanks!

チベタンテリアは、季節の変わり目に抜け毛のある犬種です。普段は週に2〜3回のブラッシングで十分ですが、抜け毛のシーズン(換毛期)には、コームなどで丁寧に毛をとかしてあげましょう。

また、古来チベットでも夏には短く毛を刈っていたという歴史があるそうです。暑い時期や、アクティブに動くチベタンテリアは、毛を短くカットしてあげるのもよいでしょう。


チベタンテリアのかかりやすい病気

比較的身体が丈夫だとされるチベタンテリアですが、年を取るにつれて白内障や心雑音がみられることが多いといわれています。平衡感覚を失ってしまう病気の総称である前庭疾患にも注意が必要です。


迎え方と初期費用

チベタンテリアを家族に迎えるには、ペットショップ、ブリーダー、シェルターなどからお迎えする方法があります。

ペットショップから迎える

大手のペットショップでは、インターネットで扱いのある犬種を調べることができます。珍しい犬種や人気の犬種などは、ホームページに掲載される前に店頭からいなくなってしまうこともあるので、電話で問い合わせてみるのがよいかもしれません。

ブリーダーから迎える

ブリーダーからお迎えするときには、ブリーダーの口コミやレビューなどをしっかり確認しましょう。遺伝性疾患をきちんと検査しているか、アフターサービスはあるかなど、いろいろと聞いておくと安心です。

保護犬を家族に迎える

犬を家族に迎える際には、ぜひシェルターなどからお迎えすることも考えてみてください。近所に自治体やボランティアが運営するシェルターがないか、探してみるのをお勧めします。

幸福を呼ぶ犬チベタンテリアとハッピーな毎日を

チベット僧たちから神聖な犬として扱われていたチベタンテリア。ジャパンケネルクラブによると、2018年度のチベタンテリアの登録頭数はなんと7頭だそうです。彼らと一緒の暮らしは、とてもハッピーで楽しいものになりそうですね。

参照

Share!