シベリアンハスキーの飼い方|性格、病気、寿命、子犬からのしつけなどをトレーナーが解説
シベリアンハスキーはソリ犬や、狼のようにカッコいいことで知られ人気のある犬種です。家で飼い主さんに見せる甘えた態度と、外でのそっけない態度のギャップもハスキーの魅力です。そんなシベリアンハスキーの性格やオッドアイなどの目の色、毛色の特徴、病気や寿命、お手入れや子犬からのしつけ方、里親やブリーダーからの迎え方についてドッグトレーナーの長根が解説します!
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シベリアンハスキーの基礎知識
シベリアンハスキーは英語で「Siberian Husky」と表記します。ソリを引く犬として活躍していました。遊牧民族に飼われ、居住地を転々としていたので帰巣本能が低いと言われています。シベリアンハスキーの歴史
シベリアンハスキーの原産はロシアとも、アメリカともいわれ、シベリアからカナダ北極圏にかけてのツンドラ地帯を原産と考えられています。スピッツ族に属する犬種で、アラスカン・マラミュートやサモエドと近親関係にあります。ツンドラ地帯で暮らしていた民族がソリやボートをひく犬として飼育、改良して狩りの助手としても活躍してきました。1909年にアラスカで行われたレースに出場し、素晴らしい成績により世界中に知られることになりました。ツンドラ地帯で暮らしていた民族に「シベリアン・チュチース」と呼ばれていましたが、遠吠えする声がしわがれることから「シベリアン・ハスキー」と名づけられました。
オオカミに近いのはハスキーより柴犬?
シベリアンハスキーの外見はオオカミにとてもよく似ています。そのため、オオカミに一番近い犬種はハスキーだと思っていた人も多いのではないでしょうか。実はDNAの検査によて、最もオオカミに近い犬種は「柴犬」であることが分かったのです。そのことが今、ネット上でひそかに話題になっているようです。シベリアンハスキーの大きさや寿命
体重は16~27キログラムほどで、体高は51~60センチメートルほどです。寿命は12~14年前後といわれています。シベリアンハスキーの性格や特徴
シベリアンハスキーは、中型犬から大型犬で体は引き締まっており、密度の多い毛で覆われています。友好的で優しいですが一方で、知らない人が自分のテリトリーに近寄ると警戒します。家で飼い主に見せる甘えた態度と、外ではそっけないツンデレな性格に魅了されてしまう人も多いのではないでしょうか。また、群れでいたので吠えや遠吠えは他の犬種に比べて多いです。シベリアンハスキーの毛色
毛色は黒から純白までの全ての色が血統書団体によって認められています。頭の模様は他の犬種にはなく特徴的です。ブラック&ホワイト
シルバー&ホワイト
レッド&ホワイト
チョコレート&ホワイト
ホワイト
シベリアンハスキーの目の色
ハスキーには一般的な目の色の他に、「ブルーアイ」や「オッドアイ」(バイアイ)といった左右で違う目の色の子もいます。ブルーアイ
オッドアイ
オッドアイとは
左右の目の色が違うことを「オッドアイ」や「バイアイ」といいます。人間や犬・猫などにみられ、正式名称は「虹彩異色症」といいます。片方の目は青く、もう片方の目がだいだい色、黄色、茶色、緑色のどれかであることが多いです。遺伝的なことが多く、母体の中でメラニン色素が上手くできなかったと考えられています。しかし、シベリアンハスキーにおいてはもともと青や茶の色素をもっているため「虹彩異色症」ではないとされています。シベリアンハスキーの育て方
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室内で飼う場合、冬季の暖房がハスキーにとっては暑くなりますので、人が服を着こんだり、ハスキーとの部屋を分けるなどしてハスキーにとって快適な環境にしてあげましょう。また、ソリをひいていた歴史のあるハスキーは、とても運動量の必要な犬種です。1日に60分程度の散歩を2回してあげるといいでしょう。
シベリアンハスキーのしつけ方
ハスキーは仲間と一緒に仕事をしていたので、コミュニケーションの一つとして遠吠えのしやすい犬種です。吠えや遠吠えは、その頻度が多くなると周りに住む人に迷惑がられてしまうこともあるので、子犬の頃からいろいろな刺激に慣れさせて、ささいなことでは気にしないでいられるようにしましょう。また、力もあるので散歩などの引っ張りや、人に対しての飛びつきは力の弱い子犬のうちにしつけや練習を根気強くする必要があります。自由奔放な所があり、帰巣本能が低いといわれているので呼び戻しができようにしつけることと、脱走しないように気を付けましょう。
シベリアンハスキーのしつけ方について、ドッグトレーナーの西岡先生に解説していただきましたので、関連記事もぜひ参考にしてみてください。
シベリアンハスキーのお手入れ
ハスキーはオーバーコート(太くて固い毛)とアンダーコート(細くて柔らかい毛)の二つをもったダブルコートと呼ばれる被毛を持っています。寒さに耐えるために備わった密度のある被毛は抜けやすく、ブラッシングをしてあげる必要があります。シベリアンハスキーの迎え方
一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪だって生えるし、病気もするかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だげじゃない、ということをもう一度よく考えてみてください。シベリアンハスキーの価格(値段)
一般的な価格の相場は10~25万円ほどですがどこから迎えるか、血統や毛色によっても値段が変わってきます。保護犬の里親になる
保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。ハスキーに似ている雑種も多く今sので、保護犬から迎える選択肢も考えてみてください。ペトことの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI」では、審査をした保護団体さんが募集していますのでぜひご覧ください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す
ブリーダーから迎える
好みの毛色や、血統など条件がある場合はブリーダーからがいいでしょう。値段は毛色や血統によって差が出てきます。ペットショップから迎える
ペットショップでは生後2~3カ月ごろの販売が多く、4カ月を過ぎてくると値段がだんだんと下がってくることがほとんどです。シベリアンハスキーと幸せな時間を!
暑さに弱いシベリアンハスキーと遊ぶには冬がオススメです! 雪の積もったドッグランで思いっきり走らせてあげると、水を得た魚のように生き生きとはしゃぎ回るでしょう。広い公園などでソリ遊びも楽しそうですね!シベリアンハスキーを家族に迎えて幸せな時間を過ごしてくださいね!
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- 情報提供:ブリーダー「WOLF CROWN」