北海道犬(アイヌ犬)の飼い方|性格・毛色・寿命・柴犬との違い・しつけなどを解説
北海道犬は、ソフトバンクのテレビCMでおなじみ「白戸家のお父さん」で有名な犬種です。キリッとした顔にピンと立った耳、くるりと巻いた尻尾の見た目ですが「柴犬とはどこが違うの?」と思っている人も少なくないと思います。そんな北海道犬の性格や毛色、人気のブログなどをドッグトレーナーの長根が紹介します。
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北海道犬の基礎知識
北海道犬はその名の通り、北海道にいたことからその名が付きました。何千年という昔から、人の手による改良がされることなく原始的な姿を保ってきました。アイヌの人々と暮らしてきた北海道犬は、北海道の環境に適応した純粋な日本犬です。日本犬とは
日本に古くからいる在来犬種のことを「日本犬」と言います。日本犬は古くから猟犬や、家庭犬として私たち人と暮らしてきました。そんな長い時代を経ても原始的な形態を損なわない日本犬を保存するべく、各地域ごとで天然記念物として指定されています。公益財団法人「日本犬保存会」では、柴犬・紀州犬・四国犬・北海道犬・甲斐犬・秋田犬の6種を日本犬として指定し、それぞれ国の天然記念物になっています。
参考:公益財団法人日本犬保存会
北海道犬の歴史
北海道犬は日本原産で、祖先は東北地方から北海道に渡ったマタギ犬だといわれています。北海道の先住民族のアイヌ人に飼われ、クマやシカの獣猟犬として活躍していました。当時は「アイヌ犬」と呼ばれていましたが、1973年に国の天然記念物として指定されたときに現在の「北海道犬」という名前になりました。北海道犬とアイヌ犬の違い
「北海道犬」と「アイヌ犬」はどちらも同じ犬種です。もともとは、北海道に住んでいた先住民族のアイヌ人に飼われていたことから「アイヌ犬」と呼ばれていました。アイヌの人は「セタ」と呼んでいたそうです。1973年に国の天然記念物として指定されたときに現在の「北海道犬」という名前になりました。北海道犬の性格や特徴
警戒心が強く知らない人や犬に対しては、吠えたり攻撃的になったりしやすいですが、飼い主に対しては従順で忠実な性格をしています。北海道の厳しい寒さにも耐えられる体は、筋肉質で持久力があります。北海道犬の毛色
北海道犬の毛色は、赤、黒、白、虎、胡麻、黒褐色とあり、日本犬の中ではバラエティーに富んでいます。北海道犬の育て方
散歩は、30分程度の散歩を朝と夕方2回してあげましょう。また、暑さにとても弱いので夏季は暑くなる前の早朝、涼しくなってからの夜の散歩や、川遊びなど季節によって散歩の時間や運動方法を変えてみましょう。北海道犬のしつけ
知らない人や犬に対しては警戒して攻撃的になってしまうこともあります。子犬のうちからいろんな人に触ってもらったり、おやつをもらったりして「良い経験」を覚えさせ、徐々に刺激に慣らしましょう。また、「呼び戻し」や「マテ」はとても大切なしつけです。いつでもどんな場所でもできるように子犬の頃から練習していきましょう。北海道犬のお手入れケア
トリミングの必要がない犬種です。しかし、抜け毛は多いので毎日のブラッシングは忘れずにしてあげましょう。北海道犬の迎え方
一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪だって生えるし、病気もするかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないということをもう一度よく考えましょう。北海道犬の価格/値段
一般的な価格の相場は15万円前後ですが、どこから迎えるか、血統や毛色によっても値段が変わってきます。保護犬から迎える
保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。ペトことの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI」にも多くのワンちゃんが家族を待っていますので、ぜひ見てみてくださいね!
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