スコティッシュテリアの性格・特徴・育て方・迎え方【トレーナー・獣医師監修】

西岡裕記

ドッグトレーナー

スコティッシュテリアの性格・特徴・育て方・迎え方【トレーナー・獣医師監修】

スコティッシュテリアは足を隠すように長い被毛と、長いまゆ毛が特徴的な、イギリス原産の犬種です。「スコッティ」「スコッチ」などの愛称で呼ばれることも。今回はスコティッシュテリアの性格や寿命、かかりやすい病気などをドッグトレーナーの西岡が紹介します。

スコティッシュテリアの基礎知識

英語表記 Scottish Terrier
原産国 イギリス
サイズ 小型犬
体高 25〜28cm
体重 8.5〜10.5kg
寿命 13歳前後
スコティッシュテリアのテリアはラテン語で「土」や「地面」を意味する「terra」に由来 し、土を掘る能力に優れ、巣穴にいるネズミやキツネ、アナグマなどの狩りが得意な犬種です。

スコティッシュテリアの歴史

スコティッシュテリアのカット料金
スコティッシュテリアはイギリス原産の犬種です。

祖先はスコットランドのウエスタン・アイルズにいた土着犬だと考えられています。

1800年代半ばにスコットランドの北東都市、アバディーンで改良され生まれた犬種で、主にアナグマやカワウソの猟で活躍していました。

もともとはアバディーンで飼われていたことから「アバディーン・テリア」と呼ばれていました。

当時スコットランドには、アバディーンテリアに他に、スカイテリアやダンディ・ディモント・テリア、ケアーンテリアなどがいました。

現在のように細かい分類がされておらず、すべてスコットランドのテリアということで「スコティッシュテリア」と呼ばれていました。

しかし、各ブリーダーたちは「スコットランドを代表するテリアはうちの犬だ」と論争になり、結果アーバンディーン・テリアがスコティッシュテリアと決められました。

1885年に正式にアメリカの血統書団体に認められ、1940年には世界的に流行になりました。

スコティッシュテリアの特徴

スコティッシュテリアのカットスタイルのスタンダードカット
Photo by windy0621さん Thanks!
スコティッシュテリアの体重は8.5~10.5kgほどで、体高は25~28cmほどです。スコティッシュテリアの寿命は13年前後といわれています。

スコティッシュテリアの毛色

スコティッシュテリアのカットスタイルのお顔丸くカット
Photo by mahalo_ekさん Thanks!
主な毛色は「ブラック」「ウィートン」です。なかには白に近いウィートンの毛色もいます。

あまり見かけない毛色ですが「ブリンドル」と呼ばれる、地の色に他の色の差し毛がまんべんなく混じった毛色もいます。

スコティッシュテリアの性格

スコティッシュテリアのカットスタイルの耳の飾り毛残しカット
Photo by guts340さん Thanks!
スコティッシュテリアは内気でおとなしい性格をしていますが、独立心が強く、勇気がある犬種です。

長いまゆ毛が特徴的で、被毛は粗く厚いオーバーコートと、柔らかいアンダーコートを持っています。

スコティッシュテリアの育て方

スコティッシュテリアのカットスタイルのスッキリカット
Photo by rrrooooooooo39さん Thanks!
小型犬ですが、家の中で遊ぶだけでなく毎日の散歩が必要です。

散歩は運動だけでなく、外の刺激に慣れることや、ストレス発散などの意味もある大切なことです。

スコティッシュテリアのしつけ方

基本的なしつけである「おいで」や「伏せ」「待て」などは子犬の頃から教えておきましょう。特に「おいで」「待て」はとても大切なしつけです。



「リードをうっかり離してしまった」「遊んでいたボールが車道に出てしまった」などの危険な場面でも、その場で「待てと言ったら止まってくれる」「おいでと呼べば戻って来てくる」など呼び戻しできれば、最悪の事態を防ぐことができます。



また、狩りが得意だったため、噛み癖があります。甘噛みの段階からしつけてあげると良いでしょう。

スコティッシュテリアのケア・カット

スコティッシュテリアのカットスタイルのスッキリカット
Photo by bellstagram127さん Thanks!
スコティッシュテリアはダブルコートの犬種です。こまめなブラッシングと、定期的なトリミングが必要です。

特徴でもある少し硬い毛質を保つには「プラッキング」というトリミング方法で手入れすることが必要です。

スコティッシュテリアの体型・食事管理

自宅でできるスコティッシュテリアのカット
健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。

ボディコンディションスコア(BCS)
PETOKOTOのYoutubeチャンネルでは獣医師の佐藤先生が体重の測り方やボディコンディションスコアの確認方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。


スコティッシュテリアがかかりやすい病気

自宅でできるスコティッシュテリアのカットスタイル
スコティッシュテリアは、遺伝性疾患である「フォンウィルブランド病」や「環状線機能低下症」、ごはんを食べる時に痛みが出る顎の骨の病気「頭蓋顎骨関節症」や「皮膚疾患」に注意が必要です。

スコティッシュテリアの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

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保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

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ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、迎える上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

あまりペットショップでは見かけない犬種です。地域やショップによってはいることもありますので、事前に確認することをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的なスコティッシュテリアの価格の相場は15~25万円ほどです。

スコティッシュテリアと元気いっぱいな毎日を!

スコティッシュテリアは小さい体でも元気いっぱいな犬種です。夏は海や川遊び、冬は雪遊びなど一緒にアウトドアを楽しみましょう。

また、トリミングなどでオシャレを楽しむこともできます。愛犬にあったカットを探してみるのもいいですね!
参考文献

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