ロットワイラーの飼い方!性格や寿命、しつけ方をドッグトレーナーが解説

ロットワイラーの飼い方!性格や寿命、しつけ方をドッグトレーナーが解説

Share!

ロットワイラーは牧畜犬として活躍していた犬種ですが、現在では「ロッティ」の愛称で呼ばれ家庭犬としても人気の犬種です。ロットワイラーの歴史や、飼い方などをドッグトレーナーの長根が紹介します。

ロットワイラーの基礎知識

英語表記 Rottweiler
原産国 ドイツ
サイズ 中〜大型犬
体高 56~68cm前後
体重 42~50kg
寿命 9歳前後

ロットワイラーの名前の由来は、ドイツの旧自由市であったロットワイルからつけられ、家畜業者に飼われていたため「ロットワイルの肉屋の犬」として知られていました。

ロットワイラーは羊や牛などの家畜を集めたり、外敵から家畜を守ったりする「牧畜犬(ハーディングドッグ)」で、中でも「牛追犬(キャトルドッグ)」として活躍していました。

現在では家庭犬、使役犬として活躍しています。


ロットワイラーの歴史

ロットワイラー

ロットワイラーはドイツ原産の犬種です。

はっきりとした起源はわかっていませんが、ローマの時代が起源であり、ローマ人が連れてきたモロサスタイプの犬が先祖だと考えられていて、最も古い犬種の1匹ではないかといわれています。

モロサス犬とは、古代の絶滅犬種であり、マスティフ型の犬種の祖先でもあります。

祖先犬はローマ軍と共に家畜を追い、時には人間を護衛しアルプス山脈を越えて、ロットワイル地方で固有犬種と自然な交配によって生まれたのがロットワイラーだとされています。

ロットワイラーは家畜や人間を守る警護犬や家畜を追い立てる犬として活躍していました。

次第に、けん引犬としても活躍するようになり、1910年には適性を認められ、正式な警察犬として認められました。

ロットワイラーの毛色

ロットワイラーの飼い方

黒と茶色のブラックタンの毛色です。

ロットワイラーの性格や特徴

タイヤをくわえたロットワイラー

素直で落ち着いた性格をしています。

用心深いところがありますが、従順で忠誠心があり、自信に満ちた振る舞いをします。

大きさは中型犬と大型犬の間で、体格がよく筋肉質で持久力と俊敏性も兼ね備えています。

ドーベルマンに似ている?

ロットワイラーの大きさとたくましい姿、ブラックタンの毛色から「ドーベルマン」によく似ています。

それもそのはず、実は「ドーベルマン」は「ロットワイラー」や「シェパード」を交配させて生まれた犬種なんです。

外見はロットワイラーによく似ていますが、細めの顔や、大きな耳はシェパードの面影を感じますね。

ロットワイラーの育て方

歩くロットワイラー

もともと牧畜犬や警察犬として活躍してきた犬種のため、体力があり、運動量が必要になってきます。

毎日の散歩はもちろん、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげることで、ストレス発散や気分転換になります。週末などは思いっきり走らせてあげましょう。

初心者向けではない犬種

警察犬だけでなく、軍用犬としても飼われていたロットワイラーは「生きた金庫」といわれるほど警戒心と攻撃力のある犬種で、銀行にお金を預けるよりもロットワイラーに守らせた方が安全といわれています。

海外ではロットワイラーによる咬傷事故も多く、日本でも子供が死亡する事故が起きています。

どの犬種にもいえることですが、適切な飼い方・しつけ方をしなければ、穏やかな気質をしていても攻撃性を持つようになります。

また、人が犬によって致命的な傷を負う事故のうち、ロットワイラーは2番目に多い犬種です。

近年ロットワイラーによる事故の数は減少していますが、1997年のアメリカの疾病対策センターの発表では、約20年間で29人の死亡が報告されています


ロットワイラーのしつけ方

基本的な「マテ」や「オイデ」などの行動の停止や呼び戻しに加え、危険な行動を覚えさせえないように、またはしないようにしつける必要があります。

大型犬なので、特に人に対しての「飛びつき」や散歩中の「リードの引っ張り」は思わぬ事故やケガにつながります

ケガなどをしなくても場合によっては、他人に対して恐怖心を与えることもあるため、きちんとしつけをしましょう。


ロットワイラーのお手入れケア

短毛種ですので、トリミングなどは必要ありません。

定期的なシャンプーとブラッシングをしてあげましょう。


ロットワイラーがかかりやすい病気

ロットワイラー

大型犬に多い「股関節形成不全」、先天性の「咽頭麻痺」や「胃捻転」に注意が必要です。

胃捻転は、早食いやご飯を食べた後にたくさん水を飲んだりすることで、起こりやすくなります。

ゴハンをゆっくり食べられるように工夫するだけで、ある程度予防できます。

ロットワイラーの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

OMUSUBIで保護犬猫を探す


ブリーダーから迎える

ブリーダーから迎える場合、血統だけでなく、性別や毛色、ある程度の子犬の性格なども選ぶことができるのがポイントです。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

大型犬であるロットワイラーがペットショップにいることはほとんどありません。近所のペットショップにいるかどうか確認してみることをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は20~30万円ほどです。

ロットワイラーと楽しい暮らしを!

水遊びするロットワイラーの子犬

大きなロットワイラーを迎えることは、大変なことも多いでしょう。

しかし、賢くて優しい犬種なのできちんとルールを教えてあげて、しつけをすることで最高のパートナーになるでしょう。


参考文献