アイリッシュセッターの飼い方|性格や毛色の特徴、しつけ、かかりやすい病気をトレーナーが解説

美しい姿に特徴的な毛色のアイリッシュセッターは、猟犬として活躍していました。獲物をいち早く見つけハンターに知らせます。賢い犬種ですが、やんちゃでいたずら好きなので、しつけが大変ともいわれています。そんなアイリッシュセッター飼い方やしつけ方をドッグトレーナーの長根が紹介します!

アイリッシュセッターの基礎知識

アイリッシュセッターは英語で「Irish setter」と表記します。「セッター」「セター」どちらも間違いではありませんが、ジャパンケンネルクラブなどでは「セター」となっています。狩猟用のワーキングドッグのグループに属する犬種です。レッドセター、アイリッシュレッドセターとも呼ばれています。「セター」とは犬が獲物を見つけたときにとる姿勢のことを意味し、その姿勢をとることでハンターに獲物がいることを知らせます。

アイリッシュセッターの歴史

アイルランド原産のアイリッシュセッターは、15世紀の頃から鳥猟犬として飼育されていました。鳥猟犬として生まれたアイリッシュセターは長い月日を経て現在の姿と能力の備わった犬種となりました。

もともとホワイトとレッドの2色の毛色を持つ犬種でした(現在のアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイトセッター)が、まれに生まれる単色のレッドに人気が高まり、1882年に設立されたアイリッシュ・レッド・セタークラブによって、現在の「アイリッシュセッター」がスタンダードとして確立されました。

2000年4月に日本およびアジアで第1号のアイリッシュセタークラブ「東京南アイリッシュセタークラブ」ができました。血統書団体のジャパンケンネルクラブ公認の担当犬種のクラブです。



アイリッシュセッターの大きさや寿命

体重は約27~32キログラムほどで、体高は62~67センチメートルほどです。寿命は13年前後といわれています。

アイリッシュセッターの性格や特徴

エネルギーに溢れ、鋭敏で利口な犬種です。飼い主に対しては誠実で愛情深い性格をしてます。また、陽気で無邪気で甘えん坊な一面も持っています。足が長くほっそりとした体形をしていますが、体力があり運動能力も高いです。

アイリッシュセッターの毛色

アイリッシュセッターの毛色は特徴的な濃い栗赤色で「リッチ・チェスナット・レッド」という名前がついています。


アイリッシュセッターの育て方

スタミナのあるアイリッシュセッターの散歩は、朝夕2回60分程度ずつを目安にしてあげましょう。週末などはドッグランなどで思いっきり走らせてあげることで、ストレス発散になります。

アイリッシュセッターのしつけ方

賢い犬種なのでトレーニングをしていくことでどんどん学習していきます。しかし、プライドが高いので理不尽な指示には従わないこともあります。日々のコミュニケーションを大切にし、根気強く教えていきましょう。

アイリッシュセッターのお手入れケア

トリミングは必要ない犬種ですが2、3日に1回はブラッシングをしてあげましょう。垂れ耳なので蒸れやすく炎症が起こりやすため、定期的に拭いてあげるといいでしょう。

アイリッシュセッターがかかりやすい病気

アイリッシュセッターは「皮膚疾患」や「咽頭麻痺」「外耳炎」に気を付ける必要があります。また、性疾患として若齢で「甲状腺機能低下症」を発症するリスクが高いことが報告されています。

参考文献:Milne KL , Hayes HM Jr (1981) “Epidemiologic features of canine hypothyroidism. ” The Cornell Veterinarian, 71(1):3-14.



アイリッシュセッターの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪だって生えるし、病気もするかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないということをもう一度よく考えましょう。

アイリッシュセッターの価格/値段

一般的な価格の相場は10~20万円ほどですがどこから迎えるか、血統や毛色によっても値段が変わってきます。

保護犬の里親になる

保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。しかしその多くは成犬であり、子犬が欲しい場合は見つけるのが難しいです。保護犬を引き取る場合、保健所からと保護犬を譲渡している団体から引き取る場合があります。

ブリーダーやペットショップからの購入を考える前に一度覗いてみてはいかがでしょうか。保護犬の里親募集サイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

ブリーダーから迎える

アイリッシュセッターはブリーダーから迎えることがほとんどです。実際に行ってみて、どんな環境で飼育されているか、親犬に合わせてもらえるかということも大切なポイントです。性別や性格など、好みの子犬を見つけやすいのが特徴です。

ペットショップから迎える

ペットショップでアイリッシュセッターを見かけることは、まれです。地域やペットショップによってはいることもあるかもしれませんので、事前に確認してみるのがいいでしょう。

アイリッシュセッターと楽しい暮らしを!

アイリッシュセターは子犬の時期を過ぎてもやんちゃで甘えん坊なところがあります。そういったところがしつけの難しさにの理由でもありますが、遊びを通して楽しみながらしつけをしていくことで絆を深めていくことにつながりますよ!