ラブラドゥードルの飼い方!性格や寿命、しつけなどをトレーナーが解説

Share!

ラブラドゥードルは「ドゥードル」の愛称でも呼ばれ、抜け毛が少なくアレルギーが起こりにくい犬種です。オーストラリアン・ラブラドゥードルとも呼ばれることも。今回はラブラドゥードルの性格や特徴、かかりやすい病気などをドッグトレーナーの長根が紹介します。

ラブラドゥードルの基礎知識

英語表記 Labradoodle
原産国 オーストラリア
サイズ 大型犬
体高 35〜63cm前後
体重 7〜30kg前後
寿命 10~15歳

ラブラドゥードル(Labradoodle)の名前は「Labrador」と「poodle」を合体させて付けられました。オーストラリアで誕生した犬のため「オーストラリアン・ラブラドゥードル」とも呼ばれています。

ラブラドゥードルの祖先犬

ラブラドゥードルは「ラブラドールレトリーバー」と「プードル」を主に交配させて生まれた犬です。

「ラブラドールレトリーバー」と「プードル」の他に「アイリッシュ・ウォータースパニエル」「カーリー・コーテッド・レトリーバー」「アメリカン・コッカー・スパニエル」「イングリッシュ・コッカー・スパニエル」が祖先犬とされています。

ラブラドゥードルの大きさや寿命

基本的にはプードルとラブラドールレトリーバーの交配種なので大きいですが、3つの大きさがあります。

<スタンダード>

体高53~63cm、体重23~30kg

<ミディアム>

体高43~52cm、体重13~20kg

<ミニチュア>

体高35~42cm、体重7~13kg

犬の寿命はサイズによって異なり、一般的に、大型犬の方が短く小型犬の方が長いとされています。


ラブラドゥードルの歴史

アメリカの心理学の専門誌『Psychology Today』で、スタンレー・コアン博士がラブラドゥードゥルの生みの親であるウォーリー・コンランの話を紹介しています。

コンラン氏はオーストラリア王立盲導犬協会(現ビクトリア盲導犬協会)の代表理事を務めた人物です。

1970年代中頃、盲導犬協会にハワイで盲導犬を必要としていた女性から1通の手紙が届きました。その女性には犬アレルギーがあり、悪化させない盲導犬はいないかという相談でした。

当時ブリーディングマネージャーだったコンラン氏は、その手紙をきっかけに、抜け毛の少ないスタンダードプードルと盲導犬として有能なラブラドールレトリーバーを交配させ、ラブラドゥードルを誕生させたのです。

しかし生まれたラブラドゥードルは必ずしもアレルギーフレンドリーではなく、生まれてきた子犬の特徴が予測できないという問題が明らかさになりました。

これにより盲導犬としての活躍より、魅力的な容姿と気質から「デザイナードッグ」として脚光を浴びることになりました。

コンラン氏は後に、自分のブリーディングは失敗だったとして「私はパンドラの箱を開けてしまった」と語ったそうです。

ラブラドゥードルに興味を持ったブリーダーたちは、ラブラドゥードルの特性を重視した犬種の改良を進め、抜け毛が少なく、知能の高いオーストラリアン・ラブラドゥードルとなりました。

現在では、盲導犬以外にもラブラドゥードルの特徴を生かして、セラピー犬として活躍しているそうです。

ラブラドゥードルは犬種として世界的な認定はなく、雑種とされていますが、日本のオーストラリアン・ラブラドゥードル協会(Australian Labradoodle Association Japan/ALAJ)が厳しい審査のもとで血統書を発行しています。

ラブラドゥードルの毛色

たくさんの種類がありますが、主な毛色を紹介します。

ブラック

ラブラドゥードルのブラック
Photo by hanabi0119 Thanks!

クリーム

ラブラドゥードルのクリーム
Photo by ramiel151 Thanks!

カフェ


毛色の濃淡は差がありますが、ミルクチョコレートからシルバーベージュの範囲の色で、時間(1~3年)を経て現れます。

ゴールド

@e__a.nyがシェアした投稿 -


ラブラドゥードルの毛質

毛質は「フリースコート」「ウールコート」「ヘアーコート」の3タイプがあります。

フリースコート

フリース・コートは、アンゴラ山羊のような柔軟な毛質で、 緩やかにウェーブまたはしなやかにカールしていて、 ブラッシング等の手入れは比較的簡単に行えます。

ウールコート

ウール・コートは、子羊のようにしなやかにカールした羊毛に似ています。

毛の生え方は厚く、濃密で、しっかりしているように見えますが、 羊ほどは密集してはおらず地肌は容易に確認できます。

ヘアーコート

ヘアー・コートは、若干の臭いを伴い、季節の変わり目には抜け毛等があります。

アレルギーに対してフレンドリーではないですが、 ペットとして飼育するには特に問題はありません。

ラブラドゥードルの性格や特徴

ラブラドゥードルの性格

非常に賢く、社交的で穏やかな性格の持ち主です。人が大好きで、洞察力に優れています。

ラブラドゥードルの特徴

ほどよい骨格で、俊敏さと優雅さを併せ持っています。豊かな被毛を持っていますが、抜け毛が少ないということが最大の特徴です。

ラブラドゥードルの飼い方

ミニチュアであっても散歩は毎日必要です。スタンダードであれば、60分程度の散歩、ミニチュアであれば、15分程度の散歩を朝夕の2回ずつしてあげましょう。

ラブラドゥードルのしつけ方

しつけは、犬種としての気質だけでなく愛犬の性格をきちんと理解してあげることが大切です。

温厚な性格の犬種ですが、人が大好きゆえに「飛びつき」も相手にケガをさせることもあります。

「飛びつき」だけでなく「マテ」や「オイデ」などの基本的なしつけも必要です。うっかりリードを離した隙に走り出してしまったら、足の速い犬に追いつくことは簡単ではありません。

たとえ逃げ出しても「呼び戻し」や「止まれ」といったしつけができれいれば最悪の事態を防ぐことができます


ラブラドゥードルのお手入れケア

抜け毛の少ない犬種ですが、定期的なブラッシングやトリミングが必要です。

垂れ耳の犬種なので、定期的に耳掃除をしてあげることで清潔を保ちましょう。


ラブラドゥードルがかかりやすい病気

股関節形成不全といった関節疾患や、垂れ耳のため「外耳炎」にも注意です。

ラブラドゥードルに似た犬種

ラブラドゥードルに似た犬種として、ゴールデンドゥードルが挙げられます。

ゴールデンドゥードルもラブラドゥードルのように抜け毛の少ない、アレルギー・フレンドリーを目的に誕生しました。

どちらも「レトリーバー」と「プードル」が交配されているので、体つきやモコモコの見た目など、とてもよく似ています。

「ゴールデンレトリーバー」と「プードル」が掛け合わせで生まれたのが「ゴールデンドゥードル」で、オーストラリアン・ラブラドゥードル協会が犬種登録と血統書を発行しているラブラドゥードルと違って、ゴールデンドゥードルは雑種(ミックス)です。

ゴールデンドゥードルの名前は、ラブラドゥードルを真似して付けられたといわれています。ラブラドールレトリーバーとプードルの名前を合わせてできた「ラブラドゥードル」に対して、ゴールデンレトリーバーには「doodle」になる「d」が存在しません。

「doodle」は「いたずら書き」の意味で「poodle」の「p」を逆さにすると「doodle」になるともいわれています。

ラブラドゥードルの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

OMUSUBIで保護犬猫を探す


ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

ペットショップではほとんど見かけることのない犬種です。地域やお店によってはいることもあるため、事前に確認してみることをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は35~45万円ほどです。

ラブラドゥードルと楽しい暮らしを!

一緒に遊んだり、散歩に行ったりすることもそうですが、しつけもコミュニケーションの一環です。

お互いが気持ちよく過ごせるように、遊びやおやつを使って楽しみながらしつけをしたり、ドッグスポーツなどを始めてみたりすることで愛犬との絆が深まります。


参考文献