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【トレーナー・獣医師監修】ホワイトシェパードってどんな犬?性格・特徴・育て方・迎え方

西岡裕記

ドッグトレーナー

【トレーナー・獣医師監修】ホワイトシェパードってどんな犬?性格・特徴・育て方・迎え方

ホワイトシェパードは真っ白な被毛で覆われた大型犬で、人の心が読めるといわれるほど賢い犬種です。大きいため、見た目は少し怖い印象を受けますが、実は繊細で心優しい性格の持ち主です。今回は、ホワイトシェパードの歴史や性格、かかりやすい病気などを紹介します。

目次
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ホワイトシェパードの基礎知識

英語表記 White Swiss Shepherd Dog
原産国 スイス
サイズ 大型犬
体高 55〜66cm
体重 25〜40kg
寿命 10~12歳
正式名称は「ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ」で、英語では「White Swiss Shepherd Dog」と表記します。

ホワイトシェパードにはスイス原産の「ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ」と、アメリカ・カナダ原産の「アメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパード」がいますが、外見的な違いはほとんどありません。

一般財団法人ジャパンケネルクラブでは、ホワイトスイスシェパードをホワイトシェパードとして定めているため、スイス原産のものとして紹介していきます。

ホワイトシェパードの歴史

ホワイトシェパードはジャーマンシェパードと同様の歴史を持っています。

もともとは優れた牧羊犬、そして軍用犬を作出するためにドイツで交配が行われていました。その際に白い犬も使用されていたために、しばしば白いシェパードが誕生しました。

しかし、第一次世界大戦中に軍用犬として交配が進められていたため、白変種した個体は劣勢種と認められていたことから、白いシェパードは淘汰されていました。

それを憂慮したアメリカやカナダのブリーダーがホワイトシェパードを持ち帰り、繁殖を行ったことで初めて一つの犬種として認められました。

1966年合衆国で生まれた牡犬「ロボ」がスイスに渡り、さらに改良が加えられ、現在のホワイトシェパードが確立しました。

一般財団法人ジャパンケネルクラブでは「ホワイトスイスシェパード」を公認しており、「アメリカンカナディアンホワイトシェパード」は公認していません。

ホワイトシェパードの大きさや寿命

ホワイトシェパードの体重は25~40kgほどで、体高が55~66cmと幅があります。寿命は10~12年ほどといわれています。

ホワイトシェパードの毛色や毛質

ホワイトシェパードの毛色はホワイトのみです。毛の長さはミディアムかロングで、被毛はダブルコートです。

ホワイト

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Photo by 白蓮ママさん Thanks!

ホワイトシェパードの性格や特徴

ホワイトシェパードは筋肉質でしっかりとした体つきをしています。大きな立ち耳も特徴的です。

また、ホワイトシェパードの性格はとても温厚で、賢さも兼ね備えているので非常に飼いやすい犬種です。そのため多頭飼いの家庭も多くみられます。

同時に飼い主に対して忠実で、深い愛情を示してくれます。飼い主以外の人には、警戒心を抱くような種類もいますが、基本的には友好的です。

ホワイトシェパードの育て方

ホワイトシェパードは攻撃的な面が抑えられて、穏やかな性格のため家庭犬しても人気が出ています。しかし、しっかりと訓練しないと飼い主の言うことを聞かなくなります。

一貫した態度でしつけをすることが大切であるため、初心者向きではありません

大型犬なので、散歩は1回1時間以上してあげましょう。

ホワイトシェパードのしつけ方

ホワイトシェパードは、人間のように心を読むことが得意な犬種だといわれています。不安や怒りが犬に伝わらないように、注意しながらしつけましょう。

第一に信頼関係を築き、それぞれの性格に合ったしつけを考え、基本的な「おすわり」や「待て」などのコマンドから始めましょう。

ホワイトシェパードのお手入れ

ホワイトシェパードは、基本的に1日1回ブラッシングをしてあげることで、きれいに被毛を保つことができます。

週に一度毛を拭いてあげることで、より被毛の艶を保つことができるでしょう。

ホワイトシェパードの体型・体重管理

健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。

ボディコンディションスコア(BCS)

PETOKOTOのYouTubeチャンネルでは獣医師の佐藤先生が体重の測り方やボディコンディションスコアの確認方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ホワイトシェパードがかかりやすい病気

シェパードの遺伝性疾患として「膵外分泌不全」があります。膵臓から消化酵素が分泌されず、十二指腸で正常な消化ができなくなる病気です。

また、ホワイトシェパードは皮膚が敏感な犬種なので「皮膚病」にも注意が必要です。散歩後のケアや定期的なシャンプーを怠らないようにしましょう。

歩行時に腰が不自然に揺れる「股関節形成不全」、関節が炎症する「関節炎」などにもかかりやすいので、歩き方がおかしくないかのチェックを普段からすることをおすすめします

ホワイトシェパードに似た犬種

ホワイトシェパードに似た犬種として「ジャーマンシェパード」が挙げられます。

ジャーマンシェパードとホワイトシェパードの決定的な違いは毛色にありますが、ほかにも違いはあります。

腰がなだらかに下がっていくジャーマンシェパードと違って、ホワイトシェパードの足は直立していて、しっかりしています。

また、ホワイトシェパードは飼いやすいように改良されただけあって、ジャーマンシェパードよりも友好的な性格をしています。

ホワイトシェパードの飼い主さんの声

白蓮ママさん

  • 年齢:4カ月(2018年当時)
  • 性別:男の子
  • 名前:エルコンドルパサー

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この写真を撮っていた時おすわりの練習をしていたのですが、2、3回で完璧にできるようになり褒めに褒めたところ、このドヤっというような表情をしてくれました!

@bjthewssさん

  • 年齢:6カ月(2018年当時)
  • 性別:男の子
  • 名前:BJ

20180304se 005
私が30歳になる誕生日に迎えたBJでした。4匹目となるシェパードは、ホワイトシェパードと思って飼い始めました。

毎日2回、片道5kmの道を走って砂浜まで行くのが日課です。

ホワイトシェパードの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」も、ぜひ覗いてみてください。

ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

ペットショップではあまり見かけることのない犬種です。地域やお店によってはいることもあるため、事前に確認してみることをオススメします。

月齢やペットショップによって大きく異なりますが、ホワイトシェパードの一般的な価格の相場は25~30万円ほどです。

ホワイトシェパードと楽しい暮らしを!

きちんと信頼関係ができたホワイトシェパードは、飼い主に深い愛情を示してくれます。

1匹1匹に確立した性格がありますので、それに合わせてしつけを行い、互いに想いあえる関係を築いていきましょう。
参考文献

愛犬のごはんは素材の旨味と栄養が詰まったフレッシュフードがおすすめ

ペトコトフーズの冷凍フレッシュドッグフード

ペトコトフーズの冷凍フレッシュフードは、素材本来の旨味や香りが楽しめるように、低温スチーム加熱で丁寧に調理し、急速冷凍で鮮度をそのまま閉じ込めた、保存料・添加物不使用の総合栄養食です。

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ペトコト保険は、ペトコトお結び(OMUSUBI)の運営や登録保護団体への寄付・支援にも活用されており、保護犬・保護猫の未来を守る取り組みにもつながっています。

大切な家族のために、どんな選択肢があるのか知っておくことも重要です。
まずは、公式サイトで詳細をチェックしてみませんか?