
長毛種の猫にはラグドールやノルウェージャン、ペルシャ猫などのさまざまな種類があります。長毛種は「シャンプー」「ブラッシング」「カット」など、定期的なケアが必要です。今回は、代表的な長毛猫の種類やお手入れの方法になどを紹介します。
目次
猫の長毛種の種類
長毛の猫たちの代表的な15種類を紹介します。1. サイベリアン

一般的な猫の被毛はシングルコートかダブルコートですが、サイベリアンの中にはトリプルコートの毛を持つ子もいます。
2. ソマリ

「クレオパトラ・ライン」という目尻から頬にかけて引かれているアイラインが特徴です。容姿がとても華麗であることから、別名「バレエキャット」とも呼ばれています。
3. ターキッシュアンゴラ

大きな体をしていますが、動きはとても機敏です。私たちが思いも寄らない場所にも簡単にジャンプできるほど、優れた身体能力を持っています。
4. ターキッシュバン

毛色は「バンパターン」といって、全体的に白を基調とした毛色をしていて、頭と尻尾だけに色や模様が入っています。
5. ペルシャ猫

セルカークレックスやエキゾチックショートヘアなど、さまざまな猫種の基礎となった猫です。
6. バーマン

別名「女神の生まれ変わり」と呼ばれており、ミャンマーにはバーマンに関する古い言い伝えがいくつも残されています。
7. バリニーズ

バリニーズはバリ原産ではありませんが、バリにいる踊り子のように優雅な容姿を持っていることから、この名前が付けられました。
8. ヒマラヤン

シャム猫譲りの透き通ったサファイアブルーの瞳や「ミュージカルのよう」と比喩されるほどの美しい鳴き声が特徴です。
9. ノルウェージャンフォレストキャット

起源について詳しいことは分かっていませんが、北欧の神話の中に登場したり、結婚式でノルウェージャンフォレストキャットを花嫁に贈る風習があったりしたことから、北欧で古くから愛されてきた猫種だということが推測できます。
10. メインクーン

起源について詳しいことは分かっておらず「猫とアライグマのハーフである説」や「マリーアントワネットの飼い猫だった説」など、さまざまな仮説が立てられています。
猫の中でも大型猫に分類されており「巨大なイエネコ」としてギネスに認定された子もいます。
11. ラグドール

ぬいぐるみのように大人しいことから、英語で「ぬいぐるみ」という意味の「ラグドール」という名前が付けられました。
12. ラガマフィン

ラグドールと見た目が非常に似ていることから、純血種として認めていない血統書登録団体もあります。
13. ブリティッシュロングヘア
Photo by britishdozaraさん Thanks!
第二次世界大戦後、猫の数が激減した際に短毛種であるブリティッシュショートヘアの血筋を守るためにブリティッシュショートヘアとペルシャやロシアンブルーを掛け合わせることによって、偶然にブリティッシュロングヘアが誕生しました。
14. アメリカンカールロングヘア
長い毛を持つアメリカンカールは、猫の主要な血統書登録団体であるTICAでは「アメリカンカールロングヘア」として登録されています。毛の長さ以外の特徴はアメリカンカールと共通しており、外側にカールしている愛らしい耳が魅力的な猫種です。
15. マンチカンロングヘア
長い毛を持つマンチカンは猫の主要な血統書登録団体であるTICAに「マンチカンロングヘア」として登録されています。毛の長さ以外の特徴はマンチカンと共通しており、別名「猫界のダックスフンド」と呼ばれている短い脚が魅力の一つです。
「短毛猫」兼「長毛猫」の猫種
短毛と長毛の両方がいる、代表的な猫種を紹介します。クリルアイランドボブテイル
Photo by mici_di_lulu_cats さん Thanks!
詳しい起源は分かっていませんが、少なくともクリル列島には200年以上前から生息していたという記録が残っています。
ラパーマ
Photo by yumi22masudaさん Thanks!
日本ではまだまだ馴染みの薄い猫種の一つですが「生きている宝石」とも呼ばれ、世界中にファンがいます。
長毛種の猫の性格
個体差はあるため、一概に述べることができませんが、長毛猫は穏やかな性格をした子が多くいます。純血種だけでなく、雑種猫でも長毛の毛を持つ子は、大人しい性格をしている子が多い傾向にあります。
猫の長毛種のお手入れの方法

定期的なトリミングを行いましょう。トリミングとは「シャンプー」「ブラッシング」「耳掃除」「爪切り」などの、猫の体に関するお世話の総称です。
猫の毛は「カットをしないと伸び続ける」ということはないため、長毛種だからといってトリミングサロンに行かなくても大丈夫です。
むしろ、猫は室内飼いが基本ですので、動物病院に行くこと以外に外出をしたことがない子がほとんどだと思います。普段慣れていないトリミングサロンへ行って、見知らぬ犬や猫ばかりがいる場所にいるとストレスがたまってしまう子もいます。
そのため、猫のトリミングは基本的に飼い主さんが行うことをおすすめします。
シャンプー
長毛種の場合は、毛に汚れがたまりやすいので、1〜2カ月に1回ほどシャンプーを行うことをおすすめします。ブラッシング
長毛種の猫は、毛が絡まりやすいため、毎日ブラッシングを行いましょう。ブラッシングを飼い主さんが怠ると、毛球症や皮膚病などの病気になる恐れがあります。
毛のカット
毛が生えたまま放置しておくと、フローリングの上で猫が走った際に滑って怪我を負う恐れがあります。
夏にはサマーカット
暑い夏にはペット用のバリカンを使ってサマーカットをしてあげてもいいかもしれません。ただし、サマーカットはいいことばかりではありません。皮膚に直射日光を浴びることになるため、皮膚炎の原因になったり、ストレスがかかったり、冬までに毛が生え揃わない可能性もあります。
猫の長毛種を家に迎えること

定期的なお手入れが必要なことは「長毛猫」と「短毛猫」の両方に共通しています。
種類や毛の長さに関わらず、猫を家に迎えた際は猫が快適に過ごすことができるよう、常に気にかけてあげましょう。
保護猫から迎える
保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、血統書のある猫も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」も、ぜひ覗いてみてください。
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