大型犬のしつけはいつから? 散歩や飛びつき防止などの必要なしつけと重要性を解説

大型犬のしつけはいつから? 散歩や飛びつき防止などの必要なしつけと重要性を解説

大型犬というと「大きくて怖い」と思う人もいますし、「優しい」「賢い」などの印象を持つ人もいます。そんな大型犬のしつけはしやすいのでしょうか? 大型犬は力も体力もあり、きちんとしつけをしないと、怪我をしたりさせてしまったりする危険性が高いといえます。大型犬のしつけはいつから始めたら良いのか、どんなしつけが必要なのか、トレーナーの西岡が書かせていただきます。

大型犬のしつけとは

散歩する犬

これは必ず皆さんに言ってますが、小型犬大型犬も、しつけの重要性や必要性、その他の基本的なところは全く同じです! 社会化や飼い主さんとの関係性作りなど、しつけでやるべきことも変わりませんし、それぞれの行動内容も基本変わりません(犬種によっての強弱はありますが)。

ただ大きく違うのは、小型犬だと許容されやすことが、大型犬になった途端、重度の問題として捉えられやすいということです。少し例を挙げて考えてみましょう。

吠える

小型犬だと可愛いが、大型犬だと怖い。

飛びつく

小型犬だと可愛いが、大型犬だと怖いし、怪我をする危険性もある。

散歩で引っ張る

小型犬だとなんとかなるが、大型犬は力が強いため本当に危ないし、大怪我に繋がる可能性もある。

噛み付く

言うまでもないですね……。

本来であれば小型犬でも十分に問題のある行動なのですが、大型犬のほうが問題と捉えられやすいですし、それらの行動による結果がより深刻になりやすいのです。実際、大型犬が吠えてたら「怖い」と感じる人が圧倒的に多いですし、体重5キロの犬と25キロの犬が飛びつくのでは、衝撃も全然違いますよね。

理不尽かもしれませんが、大型犬のしつけは「大きさに対しての責任」も踏まえて、とてもシビアに考えるべきです。


大型犬(超大型犬)の代表犬種

振り向く大型犬

大型犬のしつけの重要性はわかって頂けたかと思いますが、ここで、大型犬に当てはまる代表犬種を紹介したいと思います。

大型犬と呼ばれる代表犬種


超大型犬と呼ばれる代表犬種


今回挙げた犬種は一部にすぎず、他にもたくさんの犬種がいます。大型犬と超大型犬との線引が微妙(※)だったりしますが、このあたりが日本でもよく見られる犬種ですね。

※犬の大きさの分類に決められた定義がないため。

大型犬はしつけやすい?

上を向く大型犬

「大型犬は穏やかで優しくていい子が多いですね。頭が良くてしつけやすいんですよね。」とよく言われます。僕の経験上でいえば、大型犬が好きで飼ってる方は大変さをわかっているので、子犬の頃からのしつけをしっかりしているため、優しくていい子が多いんだと考えます。

決して、大型犬だから穏やかでしつけしやすいわけではありません。小型でも中型でも犬種による適性があるだけです。身体の大きさや力の強さ、それらによる事故のリスクを考えると、大型犬のしつけは小型犬よりも大変だといえます。

大型犬のしつけ不足によるトラブル

実際によくある話を挙げていきます。

  • 散歩時引っ張られ、飼い主が転倒して骨折。
  • 転倒し頭を打って、精密検査を受けたケースも。
  • 通行中の女性に飛びついてしまい、洋服に爪が引っかかり破いてしまって弁償した。
  • 子供に飛びついて怖がらせてしまった。
  • 公園で何度か吠えただけなのに、通報された。
  • 小型犬に散々吠えられ、大型犬が数回吠え返しただけなのに、ドッグカフェを退店させられる。

こういったケースをよく聞きます。最後のケースはレアかもしれませんが、印象的でした。ちょっと吠えただけでも、大型犬が悪者になることは多いようです。


大型犬に必要なしつけとその方法

大型犬

基本的なしつけは小型犬や中型犬と変わりませんが、特に注意したいのは、身体の大きさと力の強さです。そして、それらが原因で事故が起こりやすいのがお散歩中です。ですので、お散歩時のしつけ、トレーニングはしっかりおこないましょう。

引っ張りはもちろん、他の人や犬への興奮をきちんとコントロールできるように、どんな時でもこちらのコマンドへ反応できるよう、子犬の時から練習していきましょう。

そして、都会で大型犬のしつけとなると、なにはともあれ「運動」と「遊び」です! 運動と遊びでしっかり発散させてあげること。まずはそこからです。しかし、運動のさせすぎも要注意です。


大型犬におすすめな首輪とリード

僕はハーフチョークや普通の首輪を使うことが多いですが、飼い主さんが力負けしてしまうようなら、イージーウォークハーネスやジェントルリーダーをオススメします。

リードは、持ちやすく手に負担のかからない革リードがオススメですが、ラバーのリードも汚れにも強いので使いやすいですよ。


大型犬のしつけを考えるなら

庭にいる大型犬

今現在のしつけ方の主流は基本的に、飼い主さんが一緒にトレーニングしていく方法です。ただ大型犬で「子犬から」、もしくは「ある程度身体が大きくなってしまい、なかなかコントロールできない状況」なら、一定期間預けて基礎的なことをしっかりトレーニングしてもらうのも良いことだと僕は考えます。

もちろん預けただけでは絶対に駄目で、飼い主さんがその後もしっかり勉強していくことが大前提になります。大型犬に限らずですが、しつけに終わりはないのです。

まとめ

ゴールデンレトリーバー

しつけの重要性や必要性は、犬の身体のサイズには関係ない
身体が大きく力も強いため、小型犬なら許容されやすい問題行動が重大なトラブルに繋がる可能性がある
「運動」と「遊び」で、しっかりと発散させてあげることが大切

大型犬を飼うと、手間もかかるし食費や医療費も高くなります。しつけも大変で、気を付けなければいけないことも多いです。それでもたくさんの大型犬と暮らしてきた僕は、大型犬にとても魅力を感じています。

大きい部屋が必要かと思われがちですが、散歩での運動や遊びをしっかり満たしてあげられれば、共に生活するのにそこまでの広さは必要ありません。大型犬に限らずですが、しつけは飼い主さんも一緒に楽しんでいけると良いですね!

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