ブリタニースパニエルの飼い方!性格や体重、寿命などの基礎知識を解説

ブリタニースパニエルの飼い方!性格や体重、寿命などの基礎知識を解説

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ブリタニースパニエルは日本ではあまり有名な犬種ではありませんが、アメリカやヨーロッパでは家庭犬として可愛がられている犬です。今回は、賢く活発で、運動が大好きなブリタニースパニエルにの性格や歴史、寿命などを紹介します。

ブリタニースパニエルの歴史と基礎知識

ブリタニースパニエル子犬

英語表記 BRITTANY SPANIEL
原産国 フランス
サイズ 中型犬
体高 男の子:47〜52cm
女の子:46〜51cm
体重 13〜18kg
寿命 12~14歳

ブリタニースパニエルは、フランスのブリターニュ地方で、鳥を獲る小型の猟犬として生まれました

ブリターニュの英語表記である「ブリタニー(Brittany)」が名前の由来です。17世紀の西ヨーロッパでは絵画やタペストリーに登場するなど、その美しさも人気があったようです。

日本ではあまり聞かない名前ですが、フランスでは「エパニュール・ブルトン(Epagneul Breton)」と呼ばれ、人気のある犬種です。

アメリカでは、ブリタニースパニエルはスパニエル系というよりポインター系に近いということで、今では「ブリタニー(Brittany)」と呼ばれています。


ブリタニースパニエルの被毛について

ブリタニースパニエルの被毛は「ストレート(直毛)タイプ」と「ゆるくウェーブがかかったタイプ」の2種類あります。

どちらも毛が密集して生えていますが、ドッグショーに出すような目的がない限り、毛をカットする必要はありません

ブリタニースパニエルの毛色

ブリタニースパニエルの毛色には「ホワイト&オレンジ」「ホワイト&ブラック」「ホワイト&レバー(赤みがかったブラウン)」「ホワイトに地毛が混じったローン」という色があります。

単色のブリタニースパニエルは存在しません

ホワイト&オレンジ

ブリタニースパニエルオレンジ

オレンジローン

ブリタニースパニエルオレンジローン

ブリタニースパニエルに似ている犬種

ウェルシュスプリンガースパニエル
ウェルシュスプリンガースパニエル

ブリタニースパニエルとよく似ている犬種に、同じくスパニエル系の「ウェルシュスプリンガースパニエル」という犬種がいます。

「ウェルシュスプリンガースパニエル」は、体高は「ブリタニースパニエル」とほぼ同じくらいですが、体重が16〜23kgとがっしりとしています。

比較すると「ブリタニースパニエル」のほうが「ウェルシュスプリンガースパニエル」より足が長くすらっとした印象です。

ブリタニースパニエルの性格

ブリタニースパニエルは明るく活発で、遊ぶことが大好きです。

ハイキングやランニングを楽しんだり、週末やまとまった休みにはキャンプへ出かけたりするような活動的な家族にぴったりの犬種です。

ブリタニースパニエルの育て方

明るく活動的なブリタニースパニエルとの暮らしには、毎日のエクササイズが欠かせません。

一緒にランニングしたり、毎日長めのお散歩をしたり、運動量には特に気をつけてあげる必要があります。

ブリタニースパニエルのしつけ方

古くから人間のパートナーとして毎日ハンティングに出かけていた犬種のため、人間と何かをすること、新しいことを学ぶのが大好きです。

しつけやトリック(芸)のトレーニングも、スポーツをするように、ポジティブに楽しんで行うのがおすすめです。

一つ覚えたらまた一つと、たくさんのトリックを教えてあげましょう


ブリタニースパニエルのお手入れケア

ブリタニースパニエルの被毛は短く、季節の代わり目に抜け毛がある程度で、毎日のブラッシングは必要ありません。

週に2、3回ほど柔らかいブラシやグルーミンググローブなどでブラッシングしてあげましょう。

垂れた耳は問題を見逃しやすいので、定期的に耳の中をチェックしてあげることも大事です。


ブリタニースパニエルの体型・体重管理

健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。

ボディコンディションスコア(BCS)

YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは獣医師の佐藤先生が体重の測り方やボディコンディションスコアの確認方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。




ブリタニースパニエルの食事

PETOKOTO FOODS

犬の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、犬も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。

1. 総合栄養食を適量与える

犬が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。

総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。


2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ

犬のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから犬のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。

そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子犬からシニア犬(老犬)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る



ブリタニースパニエルのかかりやすい病気

ブリタニースパニエルモノクロ

ブリタニースパニエルは、遺伝性の疾患が少なく、とても健康な犬種として知られています。

ブリタニースパニエル情報のスペシャリストであるアメリカのブリタニークラブでは「腰」と「目」のチェックを定期的に行うことを推奨しています。


ブリタニースパニエルの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。

保護犬から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

OMUSUBIで保護犬猫を探す


ブリーダーから迎える

好きな毛色や、血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。

実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。

ペットショップから迎える

日本ではなかなか見かけることのないブリタニースパニエルですので、ペットショップで探すのは少し大変かもしれません。

全国にチェーン店のある大手ペットショップなら、地方にいる犬たちを探してくれることもありますので、まずはお問い合わせしてみることをお勧めします。

ブリタニースパニエルと楽しい暮らしを!

新しいことを学ぶのが大好きで、学んだことの吸収力は専門家を唸らせるほどのブリタニースパニエル。

「次は何を教えようか?」と家族で話し合う時間も楽しいものになりそうですね。また、ハイキングやランニングなどいろんなところへも連れていってあげてくださいね。


参考文献