
バセットハウンドはどんな性格?寿命やしつけなどをドッグトレーナーが解説
バセットハウンドは大きく垂れ下がった耳、たるんだ皮膚に胴長短足が特徴的な中型犬です。今回は、バセットハウンドの特徴や性格、かかりやすい病気などをドッグトレーナーの長根が紹介します。
バセットハウンドの基礎知識
英語表記 | Basset Hound |
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原産国 | イギリス |
サイズ | 中型犬 |
体高 | 33~38cm |
体重 | 18~27kg |
寿命 | 10~12歳 |
バセットハウンドの名前の由来は「丈が短いこと」や「脚が短いこと」を意味するフランス語の「バセー」、英語では「バセット」からその名が付きました。
バセットハウンドの歴史
バセットハウンドはフランス原産の獣猟犬で、祖先は16世紀フランスのアカシカ狩り用の猟犬です。中でも四肢の短い犬同士を交配させて繁殖したといわれ、1884年にイギリスでバセットハウンドクラブが設立されました。
バセットハウンドの特徴ともいえる、たるんだ皮膚は1892年にブラッドハウンドの血を加えたためです。
バセットハウンドの毛色
ホワイト、ブラック、タン(褐色)からなるトライカラーか、レモンとホワイトからなるバイカラーがあります。トライカラー(ハウンドカラー)
レモンホワイト(バイカラー)
バセットハウンドの育て方
散歩は1日60分以上を目安にしましょう。また鼻を使ったノーズワークなどの遊びは、集中力と体力を使うため、雨の日などにオススメです。ノーズワーク(宝探しゲーム)
鼻を使った作業のことです。嗅覚が優れている犬は昔から鼻を使って餌を探すことをしてきました。ペットとして暮らす犬は本来の能力を使うことがほとんどありません。
あえて鼻を使わせることで「ごはんを探す」という本能的欲求を満たしてあげることができます。
<ノーズワークのやり方>
- 初めは犬に見せながら、おやつをハンカチやバンダナの上に乗せる
- 犬を待たせた上で「探せ」「サーチ」などの声をかけ、おやつを見つけさせて食べさせる
- 徐々に、物陰に隠したり犬に隠してるところを見せないようにしたりして難易度を上げる
バセットハウンドのしつけ方
もともと猟犬のため、吠えやすい犬種です。子犬の頃からいろいろな刺激や音を聞かせ慣らしておきましょう。そのほか、体重があり、力の強い犬種なので散歩のときに引っ張らないように、歩調を合わせて歩く「リーダーウォーク」を練習しましょう。
バセットハウンドのお手入れ
皮膚のたるみや垂れた耳は炎症を起こしやすく、汚れが溜まると臭くなってきます。定期的に汚れが溜まりやすい部位を拭いてあげるようにしましょう。バセットハウンドがかかりやすい病気
バセットハウンド特有の「バセットハウンド血小板障害」や「椎間板ヘルニア」大型犬に多く見られる「胃捻転」などがあります。また「緑内障」瞬膜が炎症を起こし赤く腫れる「チェリーアイ」と呼ばれる目の病気も気を付けたい病気です。
太りやすい犬種のため、体重管理も大切です。太ることで四肢の関節に負担がかかるだけでなく「椎間板ヘルニア」も引き起こしやすくなります。
バセットハウンドの迎え方
一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。
保護犬から迎える

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
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ブリーダーから迎える
バセットハウンドはブリーダーから迎える方が多いようです。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。
ペットショップから迎える
ペットショップでは、バセットハウンドを見かけることはほとんどありません。ペットショップから迎えることを考えている人は一度確認してみましょう。月齢やペットショップによって大きく異なりますが、一般的な価格の相場は15~30万円ほどです。