
ニューファンドランドの飼い方!性格や寿命、しつけなどをトレーナーが解説
ニューファンドランドの大きな姿はまるで熊のようにも見えますが、実はとっても優しい性格の犬種です。泳ぎが得意な犬種としても知られていますが、実は泳ぎの秘密は、足の水かきにありました。今回は「ニューファン」の愛称でも親しまれているニューファンドランドの歴史やかかりやすい病気などをドッグトレーナーの長根が紹介します。
ニューファンドランドの基礎知識
英語表記 | Newfoundland |
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原産国 | カナダ |
サイズ | 大型犬 |
体高 | 66~71cm前後 |
体重 | 54~68kg |
寿命 | 8〜10歳 |
ニューファンドランドは、カナダのニューファンド島で生まれたことからその名が付きました。
ニューファンドランドの歴史
カナダ原産のニューファンドランドは、もともとは猟師の手伝いをしていましたが、現在では重荷を引くソリ犬や水難救助犬として活躍しています。ニューファンドランドの起源は1100年以降にバイキングによって連れてこられた大きな犬および、ニューファンド島の土着犬だと考えられています。
後に、ヨーロッパの漁師たちが連れてきたさまざまな犬種と交雑されましたが、本質的な特徴は残していました。
ニューファンドランドの毛色
「ブラック」や「ブラウン」「ホワイト&ブラック」の毛色があります。ブラック
ブラウン
ホワイト&ブラック
ニューファンドランドの性格や特徴
ニューファンドランドは、その表情からも読み取れるほど、穏やかで優しい性格をしています。大きな体は筋肉質でがっしりとしています。また、ダブルコートの被毛と脂っぽい皮脂が水をはじく役割をしています。
ニューファンドランドの足には水かきがある?
ニューファンドランドは泳ぐことが得意な犬種です。水難救助犬として活躍するほどの泳ぎができるのは「水かき足」とも呼ばれる足を持っていて、指の間に水をかくための大きな被膜がついているからです。
ちなみに、犬の足には水かき足の他に足の指の骨が短い「猫足」、足の指の真ん中2本が他の指よりも長い「ウサギ足」と呼ばれる足の種類があります。
猫足には「秋田犬」「ジャイアント・シュナウザー」「ニューファンドランド」「エアデールテリア」「ブルテリア」などがいます。
ウサギ足には「サモエド」「ベドリントン・テリア」「スカイ・テリア」「ボルゾイ」「イタリアングレイハウンド」などがいます。
ニューファンドランドの育て方
冷たい水の中で作業をしてきたニューファンドランドは、寒さには強いのですが、暑さや湿気には弱い犬種です。湿度の高い日本では、飼育環境や温度、湿度に特に気にしてあげましょう。
ニューファンドランドのしつけ方
大型犬のため、力も強いです。普段はおとなしくても不意に触られたり、何かに驚いた場合は俊敏な動きをします。
子犬のころからさまざまな刺激にならし、歩調を合わせて歩くリーダーウォークを練習しましょう。
ニューファンドランドのお手入れケア
脂っぽい皮脂をしているため、定期的なシャンプーと毎日のブラッシングが必要です。ニューファンドランドがかかりやすい病気
ニューファンドランドは、血液の流れが悪くなる「大動脈弁狭窄症」や「肺動脈狭窄症」、大型犬に多く見られる「肘関節形成不全」「股関節形成不全」「胃捻転」といった病気に注意が必要です。ニューファンドランドの迎え方
一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。
保護犬から迎える

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。
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ブリーダーから迎える
好きな毛色や、血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。