マンションで猫と暮らす!飼いやすいおすすめの猫種や一人暮らし向け、マンション向けなどを紹介
「飼いやすい猫」といわれたら、人によって「なつきやすい猫」「大人しい猫」「毛が抜けにくい猫」など、さまざまな基準があると思います。今回は、新しく猫を飼おうと思っている人や2匹目を迎えたい人も参考になる「飼いやすい猫」といわれている猫種をタイプ別に紹介。マンションでも飼いやすいおすすめの猫種などもまとめています。
飼いやすい猫は男の子?女の子?
一般的に「オス猫は甘えん坊でよく懐き、メス猫は少しツンデレな性格をしている」といわれていますが、メス猫でも飼い主さんに懐いている猫はたくさんいるため、懐きやすさに関しては「大きな差はない」といえます。
ただ、飼育面ではメス猫の方が少し飼いやすいかもしれません。
猫は自分の縄張りを確保するために、マーキングを行います。マーキングの方法はさまざまあり、爪とぎをしたり鼻を飼い主さんにこすりつけたりすることも。
オス猫の場合、マーキングの一環としてスプレーをします。
ほとんどのオス猫は去勢手術をすればスプレーをしなくなりますが、中には去勢手術後もマーキンググセが治らない猫もいるので、掃除のしやすさはメス猫の方が楽に感じるという人もいるでしょう。
子猫と成猫、どちらが飼いやすい?
子猫から迎える場合と成猫から迎える場合には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
メリット・デメリットを把握した上で、自分に合った年齢の猫をご検討ください。
子猫を迎えるメリット
- 警戒心が非常に薄いため、先住犬・猫がいてもすぐに仲良くなってくれる(先住犬・猫が子猫を受け入れてくれるかは別問題)
- 飼い主さんが猫の成長する姿を楽しむことができる
子猫を迎えるデメリット
- やんちゃで好奇心が強いため、どこにでも上ったり何でも食べたりする
- いろんな場所に上がるため、家具の配置には気を配る必要がある
- 目が離せないのでお留守番の時間が長い人には不向き
- どんな性格をしているかは、成猫になるまで分からない
成猫を迎えるメリット
- 猫の性格をある程度把握した上で家に迎えることができる
- 子猫に比べて落ち着いているため、手がかからない
成猫を迎えるデメリット
- 個体差はあるが、家や家族に慣れてくれるまでに時間がかかる
- 先住犬・猫がいる場合、お互いが仲良くしてくれるかは分からない
抜け毛が少ない猫種
猫の毛の抜けやすさは、基本的に「毛質」と「毛の長さ」によって決められています。毛質は「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類、毛の長さは「短毛」と「長毛」の2種類です。
また、毛色によっても毛の抜けやすさが異なると言われており、黒や茶色っぽい毛を持った猫は毛が抜けにくい傾向にあるようです。
猫の中でも、抜け毛が少ないことで定評がある猫種は「アビシニアン」や「ブリティッシュショートヘア」などが挙げられます。
アビシニアン
アビシニアンは別名「猫界のクレオパトラ」と呼ばれ、美しい容姿を持っています。
ブリティッシュショートヘア
Photo by kinaco__calicoさん Thanks!
ブリティッシュショートヘアは、『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫のモデルとしても知られています。
一般的な猫種に比べると、しっかりとした毛が高密度で生えていることが特徴です。
コミュニケーションが取りやすい猫種
猫とたくさん遊びたい方は「アメリカンショートヘア」がおすすめです。アメリカンショートヘア
Photo by yuzukun_0302さん Thanks!
アメリカンショートヘアの先祖はネズミ捕りをする猫として活躍したこともあり、狩猟本能が強く、動く物を見付けると元気いっぱいに追いかけます。
小さな子どもとも仲良くできる、フレンドリーな性格です。
一人暮らし・共働き・初心者におすすめの猫種
一人暮らしや共働きをしている人は、猫がお留守番をしている間に何をしているのか把握できません。そのため、仕事が終わって帰宅すると部屋をグチャグチャにされたり、猫に家具をかじられたりすることも。
なるべく猫のイタズラを防ぎたい方々におすすめなのが、穏やかな性格をしている「ペルシャ猫」や「ラグドール」「スコティッシュフォールド」です。
また「ペルシャ猫」の血を引く猫種(エキゾチックショートヘア、ヒマラヤン、ミヌエットなど)も大人しい性格をしている子が多いです。
個体差はありますが、純血種だけでなく、雑種猫でも長毛の毛を持つ子は大人しい性格をしている子が多い傾向にあります。
ペルシャ猫
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ペルシャ猫は豪華な毛並みが美しい猫種です。
猫好きの人でも知らない人が多いのですが、チンチラ猫は猫種の名前ではなくて、ペルシャ猫の毛色の一種なんですよ。
ラグドール
ラグドールはブルーの瞳とポイントカラー(顔の中心や尻尾などの末端部分の色が濃く、体の中央部は薄い色)が魅力的な猫種です。
ぬいぐるみのように大人しいことから、英語で「ぬいぐるみ」という意味の「ラグドール」という名前が付けられました。
スコティッシュフォールド
Photo by gohanpantsubuさん Thanks!
スコティッシュフォールドは折れた耳が愛らしいことから、日本の人気猫種ランキングではよく上位にランクインしています。
ただし、耳が折れている理由は骨軟骨異形成症という病気を引き起こす遺伝子に起因しており、手や脚などの耳以外の部分に症状が発症する可能性もあります。
大きくなりにくい猫種
体があまり大きくならない猫種は「シンガプーラ」「マンチカン」「ミヌエット」などが挙げられます。ただし、犬と違って、猫は大きくなるといってもサイズに限度があります。
必要な餌の量が増えたり、スペースを取るようになるわけではないので、それほど気にしなくてもよいかもしれません。
シンガプーラ
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シンガプーラは体重が2〜3kgしかなく、現存する純血種の中で世界一小さいといわれています。
シンガプーラの毛は、ティッキングといって1本の毛に少なくともの2種類の帯があり、根元が薄く先端が濃くなっていることが特徴的です。
マンチカン
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マンチカンは「猫界のダックスフンド」とも呼ばれるほど、短い足でおなじみの猫種ですが、実は足の短いマンチカンは全体の2割〜3割程度だといわれています。
ほとんどのマンチカンは普通の猫と同じ足の長さをしているのです。
ミヌエット
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ミヌエットはペルシャ猫とマンチカンの混合種です。
以前は「ナポレオン」という名前でしたが「ナポレオン皇帝やフランス国民に失礼にあたるのでは?」という意見から、2015年に改名されて「ミヌエット」になりました。
マンションでも飼いやすい猫種
マンションで猫を飼う場合はロシアンブルーがおすすめです。別名「ボイスレスキャット」や「サイレントキャット」といわれており、個体差はありますが一般的な猫に比べて声が小さく、あまり鳴かないのが特徴です。
ロシアンブルー
ロシアンブルーはクールな見た目をしていますが、犬のように献身的な性格をしています。
繊細な一面も持ち合わせているので来客が多い家にはあまり向きません。
猫をマンションで飼う場合
賃貸・分譲マンションにより規約が異なりますが、ペット飼育不可のマンションが多いです。
「バレなければ大丈夫」と猫をこっそり飼うことは規約違反になるので、猫をマンションで飼う場合は、必ず猫を含むペット飼育可のマンションにしましょう。
広い間取りのマンションであれば、来客時でも猫が安心して過ごせるように別部屋で待機させることもできるので、なお過ごしやすいですよ。
猫とマンションで暮らす際に起こり得るトラブル
ご近所トラブル
猫は犬のように散歩をしない場合がほとんどなので、近隣住民に直接対面してトラブルが起こることは滅多にないでしょう。
しかし、猫の鳴き声や、走ったり高いところから飛び降りたりした際の大きな足音による騒音で迷惑がかかる場合も考えられます。
ペット可のマンションの場合でも、猫の発情期時の大きな鳴き声対策に去勢・避妊手術をしたり、足音対策としてマットを敷いたりして、トラブル対策をしておきましょう。
室内トラブル
猫が室内の壁やドアで爪とぎをして傷をつけてしまうことが考えられます。
分譲マンションであれば自分が所有する部屋なのでしょうがないとも思えますが、賃貸・新築マンションであればなおさら、部屋に傷をつけたくないはず。
猫の爪とぎ対策グッズを駆使すれば、壁や扉への猫の爪とぎを防げるので、事前に準備をしておきましょう。
屋外トラブル
ずっと室内で過ごすのはかわいそうと思い、猫をベランダに出している人もいるはず。
猫はジャンプ力に優れているので、ベランダに出た際に手すりに登って隣の家のベランダへ侵入してしまったり、脱走をしてしまったりすることも考えられます。
ベランダに猫を出す場合は、脱走対策をしっかり施してから出すようにしてくださいね。
「飼いやすい猫」は運命の猫です
猫の性格や特徴は猫によって異なります。
「大人しいと思っていたのに、とてもやんちゃな子だった!」「抜け毛の少ない猫種のはずだったのに、思ったより毛が抜ける!」など、暮らしているうちにイメージしていた猫の姿では無い一面も見えてくるはず。
そのため、猫を家族に迎える際は相性で決めることをおすすめします。
ペトコトの姉妹サイト保護犬保護猫マッチングサイト「OMUSUBI」では相性度が確認できるため、ぜひ相性の良い運命の猫を探してみてくださいね!
自分の生活や環境にあった、本当に飼いやすい猫ちゃんが見つかるでしょう。
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